フィリピンでのマリンアクティビティと言えば、セブなどがある南部のビサヤ諸島が有名ですが、北部にあるバギオからでもビーチ旅行をすることが出来ます。今回は100もの小さな島で構成されている(らしい?)ハンドレッドアイランドがあるアラミノス(Alaminos)への行き方について紹介します。
アラミノスとハンドレッドアイランドとは?
アラミノスはフィリピン北部の島、ルソン島の西側中央辺りにある都市です。バギオからは直通バスで4~5時間かけて行くことが出来ます。気候は、The 常夏というフィリピンらしい気候になっており、3月現在の最低気温は25℃、最高気温は33℃となっており、バギオとは10度弱気温が異なります。
パンガシナン州:アラミノスの気温
ベンゲット州:バギオの気温
そのアラミノスの中央部からトライシクルで20分ほど行った先に、ハンドレッドアイランドの入り口があります。Google map上でも小さな島がたくさんあるのが見て取れますね。ボートをチャーターして数々の島を巡るのが、このビーチの醍醐味となっています。
バギオからアラミノスへ行くバス
バギオからアラミノスへ行く場合、「Victory Liner」というバス会社を利用するのが一般的です。Victory Linerは専用のバスターミナルを持っており、SM City Baguioから徒歩で10分ほど東に進んだところにオフィスとターミナルがあります。
この施設、最近改修されたばかりのようで中はかなり綺麗です。またバスの運航数もかなり多いので朝から深夜まで空いています。あまり歓迎されないでしょうが、ターミナルで横になって時間をつぶしている人もチラホラ見かけました。
ただし、これらの案内板に書かれているのはマニラ周辺に向かうバスのみです。肝心のAlaminos行きのバススケジュールはホームページにもいまいち詳しく書かれていません。なので、最新の情報は事前にカウンターに確認するか、Facebookページを確認するのが一番良いです。
上記の画像は2022年春の新スケジュール情報ですが、2023年12月現在でもこのスケジュールに則って運行がされているようです。中央下部の情報によると、バギオ発でアラミノス行きは1日4本催行されています。
アラミノスからバギオへ帰るバス
一方、帰りの便にあたる「アラミノスからバギオまで」のバス情報は事前にどれだけ頑張って確認しても手に入れることが出来ませんでした。かろうじて、現地を17時くらいに出れば帰って来れるはず、くらいの情報を手に入れて、当日行き当たりばったりで決めることにしました。
結論から言うと、おおよそ情報は正しかったです。アラミノスからバギオに帰ってくる方法としては2種類がありました。
①アラミノスからバギオへ直通バスで帰ってくる方法
行きと同様、直通バスで帰ってくるのが一番簡単で楽ですね。アラミノスのバスターミナルで手に入れた情報によると、1日8本運行中で、3:30 pm が最終便になります。これに乗れば8:00 pm頃にバギオに帰って来られることになります。
凄いですよね、この手書きの感じ。これではネットで情報を探してもなかなか見つからないわけです。後述しますが、他の選択肢と比べてもコレで帰るのが一番楽でゆったり帰れるはずです。逆算すると2:00 pmくらいに島から戻って来ようとすると丁度いい時間になります。
②アラミノスからダグパンで乗り換え、バギオを目指す方法
2:00 pmでは、ちょっと物足りないなぁと感じる方も安心して下さい。さらに滞在時間を延ばすことが出来るのが、このダグパン経由ルートです。このルートだと5:00pmまで時間いっぱい遊んでも当日中に帰って来られます。アラミノスからダグパンまではおよそ2時間です。
アラミノスからダグパンへのバスは30分ごとに出ているので、細かい時間調整をしなくてもバスを見つけることが出来ます。この最終バスは19時頃と聞きましたが、情報源は口頭によるものでしかないので、ご利用の際はご自身で確認されることをオススメします。
そして、「ダグパンからバギオ」へのバススケジュールは上記の通りになります。これだと最終バスが7:00 pmなので、あまり遅くなると乗り換えに間に合わないように見えますが、2023年12月現在、次の時刻で増便がされていました。
これによると最終バスは、10:00 pmとなります。これを利用すると24:00過ぎにバギオに到着できます。ただ、不確実で私たちが行った時(土曜日)は8:00 pm のバスは運行されていませんでした。なので、アラミノスに着いた時点でスタッフに聞いておくなど情報を集めておいた方が無難です。
ビクトリアライナーのバスの乗り方・支払い方法
肝心のバスの乗り方なのですが、なんと事前予約が出来ません。なので、当日バスターミナルに行って、何の手続きもなく直接バスに乗り込みます。正直、これに倣うのにはかなり勇気がいりました。当日になって席がないとなるともうその日は旅行どころではないですからね。
私たちは金土日の3連休のなか日である土曜日の始発(4:00 am)に乗りましたが、乗車率は60%ほどでした。毎回こんな感じなら問題ないのですが、たまたま同じ日、同じ時間に多くの人で旅行が重なったらどうなるのでしょうか…。
さて、無事に乗り込めたところで、バスはだいたい定刻通りに発車します。そして出発してすぐに添乗員さんがバス内をラウンドし始めます。
その場でパチパチと穴をあけて即興のチケットを作ってくれます。注目すべきは左下の「PESOS」の項目です。ここに目的地までの料金が書かれており、300と10のところに穴があけられているので料金は310ペソということになります。
全員がこのチケットをもらったところで、添乗員さんが再び周ってきて料金の回収を行いますので支払いを済ませましょう。ちなみに学割もあるそうですが、語学学校のIDでは割引は適用できませんでした。
計22時間!!ハンドレッドアイランド日帰り旅行モデル
- AM 3:15タクシーでVictory Linerターミナルへ
- AM 4:00バギオ→アラミノス(310ペソ)
- AM 8:30アラミノス到着
- AM 9:00トライシクルでハンドレッドアイランド入り口へ(100ペソ)
- AM 9:30ハンドレッドアイランド満喫開始
- PM 4:00帰り準備
- PM 5:00トライシクルでVictory Linerターミナルへ
- PM 5:30アラミノス→ダグパン(120ペソ)
- PM 7:30ダグパン到着、SM City Dagupanで夕食
- PM 10:00ダグパン→バギオ(154ペソ)
- AM 00:30バギオ到着
まとめ
今回はハンドレッドアイランドのあるアラミノスへのバス移動手段についてお伝えしました。バススケジュールの確認も容易でなければ、席の予約も出来ないというドキドキの中での旅行でしたが、なんとか無事に日帰りで帰って来られました。
今回は4人旅だったので、バスを利用しましたが料金の安さにも驚きました。日本で2時間もバスに乗ったらどれくらいかかるんでしょうか。また、バンで行く方法もありますが貸し切りの場合、最大12人で7000ペソでした。待ち時間が無いので時間を有効に使えるというメリットがありますね。
次回、ハンドレッドアイランド内のアクティビティについて紹介します、それでは!