【実体験】英語勉強に役立つかも?なツール一覧【バギオ留学】

「英語勉強って何から始めるべきなんだろう?」

留学生なら誰し考えるであろう命題です。「映画やドラマを字幕なしで見る」、「好きな洋楽を見つける」、「洋書を読んでみる」…などなど。世の中にはいろいろな方法があります。

ただ、どれが自分に合っていて効果的であるのか見つけるのはかなり困難です。特に初心者の場合は効果を実感するのはかなり遅くなるでしょう。

そんな英語勉強法についてですが、フィリピンのバギオで6か月留学し、今なお別の形で滞在し続けている私が実践した勉強方法について紹介してみようと思います。

私の英語レベル

まず、私がどの程度の英語レベルで留学を始めたのかについて、2023年夏の入学時点のテストではCEFRA2レベルでした。

これは、Common European Framework of Reference(ヨーロッパ言語共通参照枠)という国際基準の事で、英語4技能(Reading, Speaking, Listening, Writing)を総合的に評価した値になります。

TOEICやIELTSなども国際基準ですが、こちらは異なる英語資格を同じ水準で比較的できるもので、自分が持っている資格がどの基準なのか確認が可能です。

私のA2というランクは下から数えて3番目のレベルで、下記のように評されます。

*基本的な個人・家族情報や買い物、地元の地理、仕事など、自分に直接関係がある領域に関して、文章やよく使われる表現が理解できる。身近で日常の事柄について、単純で直接的なやりとりに応じることができる。

それが、6か月にわたる留学で2つランクアップし、B2と呼ばれるレベルに到達出来ました。

B2レベルの評価は下記のようになります。

自分の専門分野である技術的な議論も含め、抽象的または具体的な話題で、複雑な文章を理解できる。母語話者とお互いに緊張せず、普通にやり取りできるほど流暢で自然である。また、幅広い話題について、明確かつ詳細な文章を作成することができる。

この辺の成長過程について、留学期間全体を振り返っての感想は「留学終了直後の正直レビュー」の記事に記載しています。

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英語勉強ツール①スタディサプリ

私は一時期、スタディサプリのTOEIC対策コースをサブスクしていました。かといってTOEICの受験を受ける予定は全くありません。では何故かというと、学校のテストの点数を上げるためです。

語学学校では月一回、テストを受けると思うのですが、英語4技能(Reading, Speaking, Listening, Writing)を測るとなったら、どこかで見たことあるような問題形式になります。

私の学校の場合、完全にTOEIC形式のテストでした。ここ10年くらいTOEICのテストは受験していませんが、色あせた記憶が一気によみがえるほど見覚えのある問題に驚いたのを覚えています。

こちらの様子は勉強の記録を書いた一番最初のブログ記事に詳細を残しています。

問題形式が分かったところで、ReadingとListeningについて点数アップのためには自己学習が必要でした。そこで、下手に自分で勉強法を考えるより、プロが作った方法に従おうという考えです。

一番最初に取り掛かったのが『スタディサプリのTOEICコース』。初回7日間はトライアルとして無料で利用できるプロモーションからスタートしてみました。

当時の思惑として無料期間のうちに集中して勉強しサブスクを辞めようと思っていました。ところが、結果として1ヵ月分はきちんとお金を払ってプランを継続しました。

理由してはコンテンツ全体が7日間では終わらないくらいボリュームが多く、内容も良かったからです。そこで、これはもっと時間をかけて勉強するべきだと思って継続しました。

セクションごとに攻略法をまとめてくれており、復習も簡単にできたので非常に私好みでした。TOEICの本試験は問1~7まであるのですが、れぞれの対策法を実際の問題を交えて教えてくれます

例えば、下記のようなコンテンツがあります。

問1. Picture Description

TOEICの1問目は、写真を見て内容を描写をしている音声を選ぶというものです。こちらのトレーニングでは、例題を説く➡解説➡ビデオ解説➡ディクテーション (英文の書き取り)をします。

このビデオ解説数分のものなのですが、非常に分かりやすく、1度見ただけで回答のコツを学ぶことが出来ます。

一番印象に残っているのは、「頻出のフレーズ」についてです。出題サイドの気持ちに立った時、問題作成で大事なのは画像から読み取れる情報が、全受験生に一致していなければなりません。

となれば一目瞭然の情景が用意され、それを説明する表現を知っておく必要があります。例えば、“積みあがった○○”の“a pile of ○○”鉢植えの” potted plant”は頻出で、何度か実際に出題されています。

また、もう一つ重要なのは「時制」です。よくひっかけ問題として出てくるのが、”現在形”を”進行形”や”完了形”で表しているため、不正解という表現です。

例えば上の写真が例題だった時、”The man is wearing pants.”や”The man has walked the road.”というのは間違いです。この辺の微妙なニュアンスの違いがカギになるので、聞き分けのトレーニングが必要です。

問4. Grammer

続いて、ReadingセクションのGrammer問題。ここは内容を1つ1つ理解するとともに、とにかく数をこなすことが重要です。膨大な数に見えて傾向があるので、ここでも分かりやすい解説が役に立ちます。

そもそもGrammerの勉強って、自分でやろうと思ったら範囲が広すぎてなかなかとっつきにくいんですよね。なので効率的に点数アップを目指すなら、出やすい内容を確実にモノにしてくことが大切です。

私の中で印象に残っているのが、「見るべき箇所を見極めるトレーニング」です。つまり、英文を始めから最後まで全部見るのではなく、注目すべき点を抑えて答えを出すという手法です。

具体的には、「回答の選択肢➡(空欄)の位置➡前後の単語➡動詞」といった順番だったと思います。問題によっては、これをするだけで10秒ほどで答えを出すことが可能です。

とにかくパターンを覚えていくことが大事なので、解説を交えて問題を多くこなせるのは非常に効率的です。私はこの問4に一番時間を費やしました、やはり知識勝負になりますからね。

また、パターンを頭に叩き込むうえで、間違えた箇所や復習したい問題のみまとめて見直すスタサプの機能は非常に便利でした。

総評

スタディサプリは効率的にテスト形式の勉強したいと考えるユーザーにとって非常に有用です。上記の講義のほか、頻出単語のボキャブラリーを鍛えるコンテンツなんかもあったりします。

私は、このトレーニングで「itinerary」や「brochure」、「representative」などを覚えました。この辺のワードは日常会話でもよく使うので、勉強の成果が生活に現れているのは間違いありません。

結局、英語勉強の先に見出す価値は使いたいときに正しい英語が出てくるかだと思います。テストで良い点数を取るのは、入学に必要なボーダーがあるなど明確な目標がある以外は通過点でしかありません。

ただ、日本人の圧倒的なボキャブラリー不足を考慮すると、スタディサプリのメソッドは勉強が続けやすいという点で大きな助けになると思います。ブラウザ版とアプリ版で使い分けできるのも嬉しいです。

初回7日間の無料期間が終了すると、月額3,278円プランになります(2024年7月現在)。私は初回無料キャンペーンと1か月のサブスクだけで抜けてしまいましたが十分満足できました。

1つ注意点として、実践的な模擬テストのコンテンツは別途問題集を買う必要がありますので、本気で勉強する方はサブスク代と共に購入を検討ください。

ツール②Langaku

先ほどのスタサプがかなりメジャーだった一方、次に紹介するLangakuは知る人ぞ知るコンテンツかもしれません。内容は日本の有名なマンガを英語で読めるアプリです。

コチラのアプリを使い始めたのは2023年の12月で、初めてサブスクしてから2024年7月現在までずっと利用し続けています。

英語の漫画を読むことが出来るサイトはたくさんありますが、Langakuの唯一無二と言って差し支えない機能が、英語↔日本語の切り替えUIの使いやすさです。

漫画を読みながらコマをタップすると日本語と英語を切り替えることが出来ます。コレがマンガで英語勉強をするうえで非常に便利なのです。

例えば、上の画像は呪術回線の1コマを日本語版と英語版で比較したものです。日本語だと、「万が一」になっているところが「One in a million」になっていますね。

この辺の微妙なニュアンスの違いが見つかると非常に印象に残りやすく、今まで使えなかったフレーズを自分のものとして昇華することが出来ます。

また最近アンドロイド版でも追加された単語帳機能、コチラも非常に有益です。マンガを読んでいくうえで、ボキャブラリー不足のせいでどうしても馴染みのない単語が出てきます。

その際、タップして日本語訳を確認することが出来るため、どのようなシーンで使われる単語なのか印象に残りやすいです。

以前の私は下のような単語集を自分で作っていました。「第〇話に出てきた××」という単語という感じでまとめてストーリーで覚えるようにしていましたが、やはり纏めるだけでもかなり手間でしたね。

私のやりたかった、「ストーリーやシーンを紐づけて覚える」ということ簡単に出来るようになったので、非常に助かっています。

料金

Langakuは下記のような料金体系を取っています。無料でも利用可能ですが、配信されている中でも途中までしか読めなかったり、1回読んだエピソードが数日で読めなくなったりします。

私は初月、一番高い「チケット毎日3枚」プランで申し込みしました。この時はちょうど初月60%オフのセールをプロモーションとして実施していたんですよね。

そのため、1ヵ月2,980円のプランを1,192円で利用していました。その後、通常料金に移行する際にさすがに結構な金額となるので、一番安い980円のプランに変更しました。

7か月7,072円のサブスクで、私は『呪術回線180話(死滅回遊編の途中)』、『呪術回線0全4話(完結)』『チェンソーマン97話(第一部公安編完結)』、まで読み進めることが出来ました。

プロモーションコード

Langakuには招待コード(プロモーションコード)があり、下記を入力すると5話分のチケットが無料で配布されます。

プロモーションコード
GQAZ2HEJQY

一番安いプランだと、5日分の価値があるので非常に有益です。

総評

Langakuは日常的に英語に触れるにあたり、非常にオススメのアプリとなります。公式サイトの説明でも”多読”が英語学習に効果的であると謳っており、何度も何度も繰り返して読むことに適しています。

取り扱っているマンガは誰もが知っているメジャーなタイトルが多いのですが、比較的新しめのものが多いです。往年の有名マンガなどはあまり種類がありません。

また、近年のメディア系アプリの中では料金が高い方だと思います。その分、UI等は良いんですけどね。最近割引セールスはやってないようですね、是非とも新規の方向けにまたやって欲しいものです。

まとめ

今回は私が英語の勉強に使用してきたツールについて紹介しました。英語勉強のやり方については、人それぞれのやり方があると思いますが、プラスアルファでこういったサービスを利用することも大事です。

私の考えの中には「効率的であること」という軸があり、勉強する以外に余計な手間がかからないということを重視しています。私の考えと同じ方にこれらの英語学習法はオススメできますので、気になった方は是非トライアルから始めてみてください!