バギオ物価調査:フルーツ4(バナナ食べ比べ)

フィリピンといえばバナナバナナと言えばフィリピン。そんなイメージが日本ではすでに定着していますよね。産地を気にしたことがなかった方は是非スーパーで見てみてください。

シェアはフィリピンフィリピンフィリピン…たまにベトナム、エクアドルとなっているはずです。今回はバナナ王国フィリピンでバナナの食べ比べをしてみました!

シティマーケットのバナナ売場

物価高・インフレ下の日本でも安くて栄養豊富、朝食やおやつにもってこいのバナナですが、現地ではどんな感じなのか調査してきました。今回はシティマーケットにあったバナナ4種を食べ比べして味・価格等の観点から個人的なランキングを設定しています。

さっそくでました!山盛りに積まれているバナナ!袋詰めされていない、収穫された後そのままの状態で売られています。そのため、ひと房のまとまりがかなり大きく、10本以上ついているのがデフォルトです。ただ、店員さんに言えば、もちろんバラしてくれるので安心して下さい。

一方こちらでは、山盛りにせず1房1房大切に売られています。品種によって値段が違うのはもちろん、同じ品種でも大きさや熟度(どこまで黒くなっているか)の違いによって細やかに値段が設定されており、好みに合わせた買い物が出来るようになっています。

正直、ここまで値段の幅が大きいのには驚きました。ここに書かれているのは1kg当たりの値段なので、それぞれの単価の差は20ペソ~130ペソまでとかなり幅広いです。ただ、聞いたところによると、バギオはバナナに関しては他の地域よりもやや値段が高いようです、恐らくその標高故でしょう。

ぱっと見で「やけに色が黒くないか?」と日持ちするのかどうか疑わしく思う品種のもありますが、心配ご無用。その理由についてはランキングで紹介します、恐らく日本での常識がひっくり返ってしまうことでしょう。と言うことで、個人的おすすめバナナランキング次から始まります!

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4th:SABA BANANA 30 peso(約78円)

太く短いフォルムが特徴的なバナナです。パッと見では黒ずんでいて熟れ過ぎに見えるかもしれませんが、中身は硬く保たれており、一般的なバナナの食感です。先ほど日持ちの面で心配ないといったのはこのためですね、このくらいの色が丁度いい買い時になっています。

肝心の味は、ほどよい甘さでいい感じなのですが、中心の方は少しスカスカ感があって違和感があります。このサババナナ、日本では調理用として緑色のまま販売されています。その際はじゃがいもみたいな取り扱いをするそうで、太さゆえに熟しにくい品種なのかもしれません。

値段は1kgで50ペソ、このサイズだと30ペソほどでかなりお得なのですが、肝心の味が足を引っ張り4位となりました。

3rd:LAKATAN BANANA 90 peso(約234円)

続いてはLAKATAN BANANAです。先に言ってしまうと、今回買ったバナナの中で一番高かったバナナであり、この大きさで90ペソ(約234円)と、日本で買うのとほとんど変わらないですね。見た目も私たちがイメージする黄色で湾曲した形の、馴染みのある造形をしています。

ただ、味は値段相応でかなり美味しいです。甘さが強いのはもちろん、安いバナナとは違い、歯ごたえがもっちりしています。日本でも100円台で買えるバナナと200円台で買えるバナナがあると思うのですが、これは後者の方の味わいに近いです。

味は間違いなく美味しかったのですが、1kgで100ペソ前後です。コスパを考えた結果、普段使いには向かないということで3位という結果になりました。

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2nd:NATIVE LAKATAN BANANA 60 peso(約156円)

こちらも同じくLAKATANのバナナなのですが、大きさがかなり小さいです。これらを3本食べてようやく通常のイメージのバナナを1本食べたくらいの満足感になります。こちらもかなり黒ずんでおり、熟度が進んでいるように見えますが、傷んでいるということはありません。

味は同じLAKATANの名前が付いているだけあって美味しいです。NATIVEとついているので、おそらくこちらがオリジナルのものだと思いますが、どうしても我々のバナナのイメージとは違っていますよね。残念ながら小さい故にもっちり感は感じませんが、飽きることなく食べられます。

味は問題なし、価格も1kgで50ペソとまあまあな水準を誇っているので2位となりました。何度か通っていて気付いたのですが、このバナナがローカルの人たちにとっての売れ筋No.1な気がします。甘さと価格のバランスが優れているので、朝食やおやつで出てくると嬉しい一品です。

1st:TUMOK BANANA 14 peso(約37円)

今回はこのバナナが紹介したくて記事を書いたと言っても過言ではありません。驚くべきはその値段です。1房5本付きで驚愕の14ペソ、最初40ペソかと思って、支払いの際に紙幣を出したのですが、店員さんに「コインで払え」と一蹴されました、そりゃそうですよね。

このバナナは連結部分の上のところにヒゲみたいなものが付いているのが特徴的です。1kgあたりだと30ペソになります。お店では山積みにされていることが多く、他のバナナと比べると少し傷みやすいので購入の際は、傷みが無いか要確認です。個人的には少し緑がかったものの方が安心して購入できます。

味や食感は平均的といった感じで特別感は無いですが、悪いと感じるところも一切ありません。味が悪くなく、コスパがぶっ飛んでいるとなれば1位の座を授けるのに不足は無いでしょう。フィリピンのバナナが黒っぽくても、中身は大丈夫と知っている人だけが迷わず買える一品ですね。

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まとめ

今回は朝ご飯やおやつのお供のバナナについて紹介しました。どうしても日本のイメージだと、外側が黒いと中が柔らかくなって潰れているんじゃないかとイメージしてしまいますが、そんなことはありません。また、私が買った中に悪い品質のバナナはありませんでした。

紹介した以外にもフィリピンにはたくさんの種類のバナナがあります。恐らく今回1位になったTUMOK BANANAを超えるものはなかなか現れないと思いますが、また面白いものに巡り合ったらその時はまた紹介しようと思います、それでは!