大満足で終わったバナウエ1泊2日団体旅行。でももし、もう一度行くとしたら現地の情報を知った今はもっと素敵なプランを立てられるはず。ということで、これからバナウエ旅行を検討中の方に参考にして頂きたい、現地の備忘録をここに残しておきます、参考になれば幸いです!
今回、バナウエで宿泊した宿
まず、振り返りとして私たちが宿泊したホステルの紹介をします。名前は「Randy’s Brookside Inn」、一軒家に民泊スタイルで滞在することができ、10人まで収容が可能です。また、オーナーもここに住んでいます。私はこの宿をAirbnbで予約しました。
決め手となったのは宿の口コミが良かったのはもちろん、規模感が丁度よかったからですね。8人のグループだったので貸切ると丁度良いくらいですし、何よりシングルベッドがたくさんあったのが決め手でした。4部屋がシングルベッド×2で1部屋がダブルベッドになります。
ダブルベッドタイプや雑魚寝は他の宿でもたくさん見つかりましたが、さすがにということでコチラにしました。料金は8人で5,587ペソ、1人当たり698ペソ(約1,886円)となります。街中のアクセスの良い場所にあり、この値段はなかなかいい感じなのではないでしょうか。
ホステル施設紹介
先述の通り寝室は5部屋あり、リビングと水周りは共有となります。水周りは割と充実しており、広めのユニットバス、独立したバスルーム、手洗い(水浴び)場の3つが揃っています。また、シャワーも40℃ないくらいのお湯が出ますので5月の使用は問題ありませんでした。1月とかだと寒いかも…。
朝ご飯はこの円卓でみんな一緒に頂きました。初日に「朝食は要る?」と聞かれたので込み込みのサービスであることを期待しましたが、しっかり1人140ペソ請求されました。結構割高なので、前日にパンやフードのテイクアウトをしておいた方が安く済むはずです。
そしてオーナーのRandyさん、50歳くらいのおじさんですが、グループの輪に入って結構相談などに乗ってくれます。おかげでどこよりも安い1,300ペソでBatadのガイドを雇うことが出来たり、初日の予定を建てられたりしました。
私たちとしては非常にありがたかったのですが、静かに過ごしたいグループでの旅行では向かないかもしれませんね。あと、夜は外でまったり過ごそうと思っていたのですが、そういった施設は無く室内で過ごすことになります。
旅中に見つけた棚田の宿
「Randy’s Brookside Inn」に大きな不満は無かったのですが、バナウエを120%楽しむとなったとき、下記のような宿に宿泊するのがベストかなと考えます。こちらはBatadの棚田トレッキングの道中で見つけた看板です。
この宿泊施設、本当に棚田に近いロケーションにあるので、素晴らしい景色に囲まれながら滞在が出来るのは間違いありません。先人たちの口コミや体験談を見るに、夜は満天の星空とホタルが鑑賞でき、朝は朝日に染まった棚田を鑑賞できるとの評判です。
こういう同じ場所でも、朝から晩まで違った楽しみ方が出来るところって個人的に凄く惹かれます。まさに古くからの田舎暮らしを体験できるような素敵な体験が待ち受けているはず。せっかく遠出して来ているのですから、時間いっぱいバナウエを感じてみたいものです。
ただ、これらは実体験に基づくものではなく、ネット上の情報と少しの妄想を含むものなので宿泊を検討の際は、よく情報を集めて臨んでください。あと、Batadは駐車場代がかかるので一晩を明かすなら、そこも検討する必要がありますね、といっても150ペソくらいですが…。
理想のタイムスケジュール
上記を踏まえ、私のオススメのスケジュールは下記になります。(1泊2日、バンでの移動を想定)
- 6:00AMDeperture from Baguio
- 2:00PMArriving at Banaue
- 3:00PMMain View Point(1hours)
- 5:00PMTo Hostel at Batad
- 8:00AMBatad tour
- 11:00AMTapia Water Fall
- 3:00PMBanguan Village
- 3:30PMDeperture from Banaue
- 11:00PMArriving at Baguio
こんな感じになりますね。1日目のBatadはガイドを雇う必要はないので、入り組んでいますが気合で宿までたどり着いてナイトライフを楽しみましょう。2日からガイドを雇って棚田トレッキングを実施すると経費も抑えられていい感じです。
また、3日目があるのなら、ハンギングコフィンなどで有名なサガダ(Sagad)を訪れるのも良いかもしれません。余力があるのなら、5時間くらいかかるもう一個の有名ライステラス「HAPAO」も訪れてみたいところですね。
バナウエのイメージと違った点
ここまで、ライステラスのことを中心にバナウエについて語ってきましたが、ここからは実際にバナウエを訪れて事前のイメージと全く異なっていた点を紹介したいと思います。
山あいの田舎風景を思い浮かべたとき、なんとなく空気が綺麗とか涼しそうとかいうイメージが先行しがちですが、実際のところはバギオよりも気温は高いです。下記、旅行日のバギオとバナウエの天気予報の比較となります。
ほぼ変わらないと言えばそうなのですが、思っていたよりも涼しくないというのが分かると思います。よく考えてみれば、稲が育つということは日本の初夏くらいの気温が見込まれるはずですし、バギオが標高1,500m付近なのに対し、バナウエは1,200mほどなので暑いと感じるのは当然でしょう。
たとえ気温がバギオと同じくらいだったとしても、バナウエ(Batad)では7時間のトレッキングが見込まれます。この辺りを考慮した服装選びをしなければなりません。棚田を見に行くと聞いて、気楽に考えていると、想像以上に大変なので(実体験)、登山ばりの準備をしていってください。
もちろん、シューズも忘れずに!
こちらも偏見かもしれませんが、山あいの街(村)と聞くと高齢化社会みたいなイメージが付いてくることが多いと思います。バナウエもどちらかと言えば田舎寄りの立ち位置にある都市になりますが、街中の様子は下記のような感じになります。
すれ違う人のほとんどが学校に通う若者たちばかりです。私たちが訪れたのは週末だったのですが、学校帰りだと思われる制服を着た集団によく会いましたね。やはり過疎や少子化とは無縁のフィリピン、その様相はバナウエでも顕在でした。
ちなみに、我々が訪れた際には「TRADE FAIR(Food Festival)」が開かれており、街の一番賑やかなエリアには数々の屋台が立ち並んでいました。バギオのナイトマーケットのような雰囲気があり、個人的に現地のお祭り感をかなり楽しめて良いイベントでした。
ただ、覚えていないといけないのは、現地の商店やサリサリストアは夜8時には閉まり始めるということです。夜遊びするようなところはなく、食料品なども買えなくなるので夜は滞在先で大人しくしておきましょう。
おまけ:今回利用したレストラン
①バナウエのレストラン
バナウエの夜に訪れたレストランを簡単に紹介します。Uyami’s Green View Lodge and Restaurantは、街の中心地・バス乗り場からも近い位置にあるレストランです。Google map上の評価は☆4.2(134)と、かなり高評価かつ口コミの多い信頼できるスポットです。
店内は4人掛けのテーブルが10セットほどあり、大人数でも収容できるほどのキャパシティがあります。また、開放的な窓からは棚田が見下ろせ、綺麗な景色を見ながらご飯を食べられるのが嬉しいポイントですね。
今回、私は山で採れた新鮮な野菜が食べたいと思って野菜炒めを注文しました。味付けについてはバギオと変わらない感じでしたが日本人の口にもマッチし、お酒も一緒に楽しめる感じです。何となくですが食感にフレッシュさが足されているような気がして、大満足でした。
メニューは下記の通り、かなり豊富で好きなメニューがきっと見つかるはずです。
②Batadのレストラン
続いては、Batadライステラストレッキングで立ち寄ったEdison Restaurantの紹介です。車を降りて40分ほど歩いた先、料金所を過ぎた頃に絶景と共に出迎えてくれるレストランになります。Google map上のレビューは☆4.0(2)と無いに等しい値となっています。
座席は8人掛けの席が4セットほどあり、混みあっている場合は相席でご飯を頂くことになります。嬉しいポイントとして、トレッキング前に料理を注文しておき、戻ってきたら料理をすぐに提供してくれるというサービスを行ってくれます。
今回はフィリピン料理としてはおなじみの「Pancit Bihon, 190ペソ」を注文しました。私たちは9時にオーダーして、14時頃に戻ってきたのですが、帰りの上り道でヘトヘトだったので一層美味しく感じました。量もたっぷりで非常に美味です。
メニューはコチラ。棚田のそばといういい立地にありながらメニューは豊富で、そんなに料金も高くありません。
③Banaueに行く途中に寄ったレストラン
最後に時間を少し戻して、バナウエに行く途中にお昼を食べたKay-Ang Hill Traveller’s Escapeを紹介します。
もう1時間ほどで到着するという位置にありますが、最後の山道を頑張って乗り切るために休憩がてら寄っていきました。Google mapの評価は☆4.3(66)となかなかの高評価です。
敷地内は広々としており、レストランのほかお土産屋さんや記念撮影のできるモニュメントなども設置されているため休憩にはうってつけです。
また、嬉しいことにお手洗いも清潔でトイレシャワー付きなので、立ち寄るには非常に良いロケーションです。
今回は、チキンハンバーガー195ペソを注文しました。しっかりめの食感のパティとほかほかのバンズがマヨネーズベースのソースとマッチして非常に美味しかったです。また、ポテトもカリカリ寄りの食感で好みの味でした。
そして、デザートとしてハロハロ105ペソも頂きました。他のお店のものと比べて妙に液体感が強かったですが、味は間違いない一品でした。また、具材も他では見ないようなものが多く、いろいろな食感が楽しめて満足度が高いハロハロでした。
こちらのお店もカフェ系のメニューが充実しており、きっと好みのメニューが見つかるはずです。