バギオでの留学生活をスタートして初めて迎える週末。どこに行って何をするのか良いのか迷われる方も多いと思います。もしかしたら学校から、
週末はSMモールに行って、写真を撮ってきてね
と言われることもあるかもしれません。写真はビザ関係で必要なので絶対に調達しなければなりません…。
しかし、ただ写真を撮るだけではもったいない!ということで、バギオ留学を始めて、初の週末におすすめ観光プランについて、ご紹介します!
バギオの街中をゆるく観光するプラン
初めての週末に、あちこち出かけたり、遠くにアクティビティに出掛けたり、というのはハードルが高いかもしれません。
なので、まずはバギオの市街でゆるく観光や買い物・カフェを楽しんでみるのが良いでしょう。バギオ市街において、簡単に訪れることができる観光スポットは下記となります。
SMモールを起点としてセッションロードを下り、教会やカフェに寄りつつ、最終的にパブリックマーケットを目指すというルート。
SMモールから出発するのは、写真撮影は絶対欠かせないからです。また、タクシーを使う場合、誰もが知っている場所なので目的地にしやすいという点もあります。
全行程およそ900m、徒歩で回ったとしても3時間ほどで巡ることのできる観光プランです。SMモールに辿り着きさえすれば、各スポットへの移動は難しくありません。
それでは、ここからはおすすめの観光スポットについて詳しく見ていきましょう!
SM CITY BAGUIO
まずはSM CITY BAGUIO。留学生の間でSMモールと言われているショッピングモールです。一言で言うと、海外版イオンモールという表現で間違いは無いでしょう
色々なお店があり、何でも揃います。食料品、小物・雑貨はもちろんのこと、水着、コンタクトレンズ、鼻炎用の点鼻薬、あとは日本製のお菓子など、非常に豊富な品揃えです。
また買い物だけでなく、ヘアサロンやネイルサロン、ブラジリアンワックスの脱毛店なんかもあったりしますので、長期で滞在する方も利用する機会が多くなります。
もちろん私自身も幾度となく利用していますし、当ブログでも色々な面を取り上げてきました。多種多様、色々な楽しみ方ができるバギオ随一の娯楽スポットです。
バギオ大聖堂(カトリック教会)
SMモールから次に目指す目的地はバギオ大聖堂が良いでしょう。なんと言っても、アクセスが良く歩いて10分ほどで移動することが可能です。
また、距離的な利便性だけでなく、この2つのスポットは同じ坂の上にあるという点で、坂を登ったり下ったりする必要がありません。なので、SMモールの次に行くのがおすすめとなります。
バギオ大聖堂(Kathedral Church)は1900年初期に建設されたカトリックのための教会であり、毎日、観光客だけでなく地元の方も多く訪れます。
もちろん、教会の中にも入ることができます。その広さは圧巻で、一度に500人ほどは収容できるくらい大きな建物となっています。
また、毎週日曜日には「ミサ」が行われています。ミサとはキリスト教徒にとって大切な慣習の一つで、ざっくり説明すると神父の説教を聞き、キリストに祈りを捧げる集会となります。
カトリックの教えでは宗派に関わらず、ミサへの参加を受け入れる習わしがあるので、我々のような外国人でも作法を弁えていればミサへ参加が可能です。
私も数回ミサに参加した経験がありますが、非常に良いものでした。経験として海外の文化に触れ、考えや行動倫理の異なる人たちと一緒の時間を過ごすというのは非常に貴重です。
また、神父の説教は英語で話されるため、英語の腕試しになります。個人的に話している内容も非常に面白いので、時間があればぜひ参加してみて欲しいと思います。
セッションロード(Session Road)
続いてはセッションロード、バギオで一番有名な通りの名前です。毎週日曜日には歩行者天国となり、いろいろなイベントが開催されています。
催し物の際には道の真ん中にステージが用意され、ダンスなどのパフォーマンスが行われているほか、通りに沿って屋台が出店しています。食べ歩きやショッピングなども楽しめますね。
セッションロードの良いところは、その雰囲気です。たくさんの人が集まり、道行く人たちが皆、楽しそうにしています。
これらのイベントは観光客のためというよりも、バギオに住む現地の人が楽しむためのものとなっており、その雰囲気を一緒に楽しむのもまた一興です。
また、毎週恒例のものとして「コスプレイヤーのパフォーマンス」と「チョークアート」の専用ゾーンが設けられます。
コスプレについてはクオリティの高いものから、うんまぁ…、というものもあります。一緒に記念撮影もできますので、その際はチップを忘れないようにしましょう。
チョークアートについては、飛び込みでも参加が可能です。普段道路として使っているところに落書き出来る機会なんてなかなか無いので良い記念になるはずです。
アート作品の中には、レベルの高いアニメキャラクターの絵なんかもあるので、毎週どんなものが描かれているか写真に収めていくのも良いかもしれません。
アーティスティックカフェ
Oh my Gulay
歩き回って観光に疲れたら、街中のカフェで一休みしましょう。バギオの市街には色々なカフェがあるので、選択肢には困りません。
中でも私がおすすめするお店がコチラ、“Oh my Gulay”というアーティスティックカフェです。
場所はセッションロードの東側、坂を下っていく場合、左側の道路に面した雑居ビルの最上階となります。
一見すると何の変哲もない、入っていいのかも分からないような雑居ビルの中に店舗を構えています。なので、存在を知らなければ絶対に気付けないロケーションです。
Google map上の評価は☆4.4(801)と、口コミが多いのにかなりの高評価となっています。
私がX(旧:Twitter)で、お店の紹介をポストしたところ、「懐かしい~」という声が聞かれたので、昔から留学生の間でも知られている有名店であることが分かります。
さて、何がアーティスティックなのかというと、ビルの中とは思えないほど開放的な空間が広がっており、そこにはどこか似つかわしくないアート作品が置かれています。
奇妙なオブジェ、巨大な絵画、鯉の泳ぐ水場など、一見アンマッチな組み合わせなのですが、それが妙に良い感じに組み合わさって、最終的に落ち着けるような空間を作り出しているようです。
実はこのカフェ、アーティスティックだけでなくベジタリアンカフェという一面も持ち合わせています。メニューも特徴的なので、注文する際は商品の説明をよく見てオーダーするようにしましょう。
その中でも、おすすめはバナナピーナッツクレープ。アツアツのクレープと冷たいバニラアイスが混ざり合い、丁度いい甘さで最後まで美味しく食べられる一品でした。
②Ili-Likha Artistic Village
おすすめのカフェをもう一点。また別の意味で特徴的な店舗が、セッションロードの近くにあります。
その名も「Ili-Likha Artistic Village」。“Village(村)”となっているのは、1つの建物に小さい飲食店が集合しているためです。
お店の入り口から異様で、まるで大きな木の中に取り込まれているような見た目をしています。そんな外観も相まって、中に入ると自分が小人になって迷い込んだような感覚を覚えました。
お店の中には落ち着いた雰囲気のものから、カラフルな内装をしているものまであり、なぜアーティスティックカフェと呼ばれているか、一瞬で理解できます。
また、こちらの施設は「トラッシュ(粗大ごみ)カフェ」と呼ばれることもあるようで、自転車のようなガラクタが壁に張り付いているのが由来のようです。
個人的には、アーティスティックというよりジブリの世界のような幻想的な印象を受けました。不思議な感じに包まれながらも、ゆったりすることも出来る不思議な場所となっています。
店内では、コーヒーなどの飲み物のほか、パスタやハンバーガーなどの軽食メニューも提供されています。
勉強などの作業には向きませんが、観光の休憩に立ち寄ったり、おしゃべりしたりするのには非常に良い環境です。
もっと詳細を知りたい方は、私が留学生だったころに訪問した記事がありますので、そちらの方も合わせてご一読ください。
Baguio City Market
最後は庶民の台所、バギオシティマーケットです。現地の方からはパブリックマーケットの名で知られています。
SMモールからは約1km、徒歩でも30分かかりません。また、先ほどのカフェなどを経由してくれば、道なりに進んで辿り着くことが可能です。
コチラのマーケットでは野菜やフルーツといった生鮮食品がメインで販売されていますが、服や靴、金物や日用品、お土産品など生活に必要なものは何でも揃います。
Google map上の評価は☆4.2(10,694)。観光客だけでなく観光客も訪れるので、連日多くの人で溢れています。
ただ歩き回るだけでも異国の雰囲気が感じられて楽しいのですが、私のおすすめはバギオのTシャツ屋さんにて、通称“バギオT”を入手することです。
Tシャツを販売しているお店はたくさんありますが、入り口付近のお土産屋ゾーンの中にバリエーションが豊富なお店が多いです。
デザインだけでなくサイズも各種取り揃えられており、普段使いにもお土産にもできます。価格も500円しないくらいなので、まずは1着買って室内着などにして試してみると良いでしょう。
また、せっかくフィリピンに来たのですからトロピカルフルーツに挑戦してみるのも面白いかもしれません。
バギオは高地にある都市なので、南国フルーツは育ちにくく他の地域と比べて価格は高いですが、それでも日本と比べると圧倒的に安いです。
例えば、マンゴーだと一番安い時期には1個100円程度で購入可能です。もちろんフィリピンにも季節ごとの旬があるので値段は上下しますが、果物売場はいつでも盛況しています。
また、バギオならではのフルーツといえば「イチゴ」です。四季のある日本でも、1~5月くらいの気温が低い時期しか獲れないことを考えると、フィリピンでいちごが食べられるという経験は貴重です。
ただ、その味は…。ぜひ、現地でお試しいただければと思います。
今回のルート、実は…。
さて、ここまで留学初週にオススメなルートを辿ってきました。留学初週の休日を有意義に使うことができるはずです。
もちろん、このとおりに巡って観光するのも良いのですが、もっと効率的に回ろうと思ったら、少しコツがあります。
留学を始めるにあたり、日用品や食料品はある程度現地で揃えようと思っているはず。この買い物をしようと思っている場所によって、ルートが決まってきます。
もし、SMモールで何か買い物をするつもりなら、今回紹介したルートを逆から進むことをおすすめします。そうすると最終目的地がSMとなって、買い物後帰路につくことができます。
ただしそうなると、下記のデメリットが発生します。
- 証明写真撮影前にコンディションが崩れる
- 徒歩で移動する場合、坂を登る必要がある
証明写真撮影前にコンディションが崩れる
学校側から証明写真の提出を求められた場合、ビザの申請に関わってきますので、必ず用意しなければなりません。
ただ、写真映りが気になる方は整ったコンディションで撮影を行いたいと思うはずです。SMモールを後回しにしてしまうと、写真撮影の際に疲れが見えるかもしれませんので、注意が必要です。
徒歩で移動する場合、坂を登る必要がある
パブリックマーケットを起点とした場合、SMモールまで向かう道は上り坂となります。これが結構きつい道のりとなります。
普段から体を動かしている人は大丈夫ですが、体がなまっている方・移動の疲れが残っている方は覚悟していきましょう。
まとめ
今回は、バギオで留学を始めた方にオススメの街歩きルートをご紹介しました。初めての週末となると、あまり遠出はせず、ゆったり街歩きをするのが良いでしょう。
また、英語が心配な方でも、バギオには留学生がたくさんいるので、現地の方の対応も慣れたものです。
加えて、バギオは治安が良いという評判は間違いなく、タクシーの運転手はやお店のスタッフは外国人に対しても非常に誠実に対応してくれます。
詐欺やぼったくりなんかも基本的にはありません。ただ、海外であるということを忘れずに、最低限の自己防衛と通信手段の確保などは予めしておきましょう。
また、今回紹介した場所以外にも、バギオの街中でオススメのスポットはたくさんあります。
日本の「ダイソー」のような日用品雑貨店、手軽にフィリピンフードを楽しめるチェーン店など楽しみ方は様々です。
みなさんのバギオライフが充実したものになるように、随時情報発信していきますので、今後も参考にして頂ければと思います。
それではまた!