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フィリピン現地SIM SMARTの登録方法【2025年6月版】

海外のSIM回線事情は日本と全く異なります。

フィリピン留学で海外に長期滞在するとなったとき、ネット回線の手配は必須です。

留学生A
留学生A

海外のSIMって安い?高い?

留学生B
留学生B

空港で購入しておくべき?

留学生C
留学生C

必要な書類って何がある?

そういった疑問を払拭するべく、今回の記事では現地のSIMの事情や設定方法などを詳しくお伝えしていきます!

2大SIMブランド⇒SMARTとGLOBE

フィリピンにはSIMカードの有名ブランドが2社あります。それが今回紹介する「SMART」とライバル会社の「GLOBE」。

日本の企業で例えると、“Docomo”,“au”みたいなものです。

日本だと、🙍「Docomoは空港で繋がりにくい気がする」などキャリアの特徴が噂されることがあります。

フィリピンでも同じく、👧「この辺りはSMARTが繋がりやすい気がする」など、エリアによって得意不得意があるようです。

現地に来てからSIMを用意する場合、学校スタッフに「どっちの方が繋がりやすい?」と聞いてみて、地域に強そうなSIMを決めるのが良いと思います。

どちらでも変わらない場合、個人的には無期限のプランがあるSMARTをおすすめします。

SMART登録の事前準備

ここから、SMARTのSIMを登録する方法について解説していきます。モバイルデータの利用には、下記2ステップが必要です。

  1. 個人情報の登録(レジストレーション)
  2. データプランの選択・購入

そして、1,2を完了するには下記の準備物が必要です。

購入するもの

  • SIMカード
  • ロードカード
    ┗ 400ペソ分がおすすめ

書類

  • パスポート、顔写真のあるページの画像
  • 学校の入学証明書の画像
  • 出国便のeチケットの画像
    ┗ 容量5MB以下※PDF不可

情報

  • パスポート番号
  • 留学先の住所

これらは必ず事前に準備しておく必要があります。

必ず事前にです。何故かというと、こんなことが起こるからです。

はふた
はふた

(手続き中…)
フライトチケットの画像が必要ね、なるほど。じゃあカメラ立ち上げて、eチケットの画像を撮って…。

はふた
はふた

元の画面でアップロードを…。
って、最初の画面に戻ってる!!!
また、ワンタイムパスワードの入力からやり直しかよ~(泣)


はい、SIMの登録を少しでも中断すると、高確率でトップ画面に戻されます

入力していた内容は保持されておらず、最初からやり直し。ワンタイムパスワードを受け取るところから始めなければなりません。

これぞフィリピン。ユーザビリティのことなんて考えられていません。何度も同じ項目を入力するのは面倒なので、事前準備はしっかりしておきましょう

SMART simの登録手順

ここから実際の画面や操作に基づき、SMART simの登録方法を紹介していきます。

手順は下記のとおり。

SMART simの登録方法
  • 手順①
    SIMカードを挿入
  • 手順②
    ワンタイムパスワードを入力
  • 手順③
    個人情報の入力
  • 手順④
    滞在先情報の入力

  • 手順⑤
    最終確認
  • 手順⑥
    登録完了を待つ(24時間以内)
  • 手順⑦
    プランを選択・購入する

また、これらの操作はデータ通信とSMSが必要になるので、必ずWifi接続とSMSの受信が出来る環境で行いましょう。

手順①SIMカードを挿入

こちらがSMARTのsimカードが同封されているパッケージです。

日本のギフトカードのような紙に入っています。私のいる学校での価格は85ペソでした。

中を開けると、白いプラスチックの型にsimカードが同封されています。大きさ的にnano  SIM, micro SIMどちらにも対応していそうです。

型から取り外し、スマホのSIMカードスロットに挿入します。スロットを開く用のSIMピンは付いていないので、購入した店舗で貸してもらいましょう。

また、プラスチック型の上部に書かれている番号は電話番号です。このあとすぐに必要になりますので、捨てずに持っておきます。

手順②ワンタイムパスワードを入力

SIMカードがスマホに認識されると、自動的にSMSが送られてきます。私が登録したときには、5分もしないうちに届きました。

そのときのメッセージがコチラ。

メッセージ内にあるURLをタップすると、SIMの登録画面に遷移します。下記の画面がトップ画面です。

さらにスクロールすると、ワンタイムパスワードの入力を求められます。

上側のブロックへ電話番号を入力します。番号はSIMカードのあったプラスチック版に記載されていたものです。

番号を入力し、「SEND OTP」ボタンをタップします。

その際、下に記載されている「I have read…」の項目にを入れます。こちらは利用規約の同意文です。

まもなくSMSメッセージに、6桁のOTP(ワンタイムパスワード)が届きます。

この番号を下側のブロックに入力し、「VERIFY OTP」をタップ。そうすると個人情報を登録する画面に遷移します。

※SMSが届かない場合

  • 機内モードになっていないか確認
  • 電波が入っているか確認

手順③個人情報の入力

続いて、個人情報の入力に移ります。

ここでは、パスポート画像が必要になります。

まず、最初の項目は”Type of Registration”。SIMの登録目的についてです。

ほとんどの方は新規での登録になるはずなので、「I’m registering a newly brought SIM」を選択。

次に、”Nationality”、つまり国籍です。

日本人を選んだ場合、次の”ID Card”で証明する書類がパスポートのみとなります。

「Passport」を選択すると、”Visa Type”を聞かれます。このとき、「Tourist Visa」を選んでください。留学生が一般的に取得するビザは観光ビザであるためです。

ここから、画像のアップロードを行います。事前に用意していたパスポートの顔写真のページの画像を”Upload”ボタンを押して登録します。

画像は5MBまでと書かれていますが、なるべく容量は小さめにしておきましょう。

アップロードが完了したら、青文字で画像名が表示されます。

次は”Selfie Verification”、つまり自撮り写真での認証です。

Take Photo」をタップするとカメラアプリが立ち上がるので、枠に収まるように顔を近づけます。

丁度いい距離で認証されたら” blink”と表示されます。これは”まばたき”のことです。一度まばたきをすることで認証は完了となります。

続いて、個人情報を入力します。

“ID Card Number”にはパスポート番号

”First Name”には名前

”Middle Name”はミドルネーム、なければ「I have no legal middle name」に✓

”Lasr Name”には苗字

”Bitrthday”には誕生日

”Sex”には性別

上記全てを漏れなく入力し、完了したら”NEXT”ボタンをタップします。

手順④滞在先情報の入力

続いては滞在先情報の入力です。

ここが最後の山場です、頑張りましょう。

住所を入力するのですが、細かく分類されており何を書けばいいのか分かりにくいです。

ここで注目すべきなのは*印の書いてある必須入力事項

上記4項目、順に次の入力が必要です。

”Province”…日本で言う都道府県

”City/Municipality”…市町村

”Barangay”…区

”Zip Code”…郵便番号

“Province”, ”City/Municipality”, ”Zip Code”はバギオの学校であれば共通して下記の通りになります。

”Province”…BENGUET

”City/Municipality”…BAGUIO CITY

”Zip Code”…2600

Barangay”については各学校のエリアによるので、それぞれ確認が必要です。分からなければ、学校スタッフに聞くのが一番早いです。

残りの住所については学校のホームページや入学証明書などに記載されているので、そちらを参照して入力します。

住んでいる部屋が分かれば、Floorなどの情報を入力しても大丈夫です。

例1) PINES Main Campusの場合

例2) JIC Challenger Campusの場合

滞在先住所の入力後、さらにスクロールすると2つの書類の提出が求められます。

  1. 滞在先の住所を証明する書類
    ┗ 入学証明書
  2. 出国チケット
    ┗ 帰国便のチケットもしくは捨てチケット

こちらの2つも無事にアップロードができれば、青文字で画像の名前が表示されます。

私の場合、パソコンの画面に映ったPDFをスマホの写真で撮って提出しました。それでも無事に登録出来ました。

最後は”ALTERNATE CONTACT INFORMATION”、つまり緊急連絡先など。

しかしoptional、自由記述なので必須ではありません。メールアドレスくらいは載せておいても良いかもしれませんね。

手順⑤最終確認

3枚目のページは最終確認のみとなります。入力した内容に間違いがないか確認し、問題なければ入力事項の下にある□にを入れ、“SUBMIT”します。

SUBMIT”下の質問は、プロモーションなどの情報が必要かどうかなので無視して大丈夫です。

SUBMIT後は申請が完了した画面になります。

入力事項と提出書類に不備が無ければ24時間以内に、登録が完了した旨がSMSに届きます。

申請が完了した旨もメッセージで確認が可能です。

手順⑥登録完了を待つ(24時間以内)

しばらくして、登録出来たかどうか知らせるメッセージが届きます。

Congratulations!…」から始まるメッセージが届いていれば無事に登録が完了したことを意味します。

ここでWifiを使わずに接続できるか試してみましょう。登録に成功していれば既に繋がるはず。

最初の3日間5GBの無料プロモーションが付いているからです。逆に3日過ぎるとデータは使えなくなります。

続けて使うにはプランの選択・購入が必要となります。

手順⑦プランを選択・購入する

SIMの登録が終わったら、次はプランの選択・購入です。プランの購入の際にはロードカードと言われるものが必要になります。

私の近辺では、100ペソ分のロードカードを110ペソ、300ペソ分のロードカードを315ペソで購入可能でした。

今回400ペソ分のカードを用意したのは、期間無制限のプランを購入するためです。

ロードカード分の金額をSMARTアカウントにチャージし、プランを購入します。

やり方は下記の通り。

  1. 裏面のスクラッチ部を削る
  2. 電話アプリで「1150」+コードを発信
  3. *123#で発信しプランを購入

裏面のスクラッチ部を削る

裏面にはコインで削ることのできるスクラッチ部分があり、チャージに必要な14桁のコードが書かれています。

電話アプリで「1150」+コードを発信

電話アプリを起動し、1150と入力後、スクラッチ部にある14桁の番号を続けて入力、発信します。

すると、カードの額面の金額がチャージされます。ロードカードを複数持っている場合は同じ手順でチャージします。

*123#で発信しプランを購入

電話アプリで*123#と入力すると、プランを選ぶ画面が現れます。

フィリピンのデータプランは日本のような月額料金制度ではありません

基本的にはデータ買い切り、5GB分だけ買って使いきったら終了という感じです。

また、使用期限にも注意しなければなりません。7日間や14日間といった短い期間のものもあります。滞在期間の長い留学生は1か月や3か月と滞在するはずなので、無期限のプランを選びましょう。

おすすめ5)MAGICというプラン。データ量に達するまで無制限で使うことができます。

5)MAGICを選択すると、いくつかプランの選択肢が現れます。

現地で電話を掛けることが無い場合は1)DATEを選びます。

続いてはデータ容量の選択。おすすめは、3)24GB

24GBあれば、wifiと併用することで数か月滞在しても使い切れないはずです。

24GBのプランは399ペソ、そのため今回400ペソ分のロードカードを用意した訳です。

先ほどの400ペソをチャージ出来ていれば、1)Subscribeを選択することで、すぐにプランへ加入でき、データが使えるようになります。

こちらの画面は飛ばしてしまって大丈夫。

無事にプランが購入できていれば、SMSにもメッセージが届いています。

以上で、SMARTのSIMカードの登録手順は完了!お疲れさまでした。

現地SIMと事前のeSIMどちらが便利?

ここまでフィリピンのSIMトップシェア、SMARTの登録方法をお伝えしてきました。

はふた
はふた

どうでしょう、簡単そうでしたか?
それとも難しそうでしたか?

簡単に思われた方は、海外旅行の経験が豊富な方でしょう。

難しいと思われた方は、もしかしたら海外慣れしていないのかもしれません。

現地で挑戦してみたものの、🙍「画像がアップロードできなかった…」、👧「メッセージが返って来ない」というケースは実際に割とあります。

現地SIMと事前のeSIMどちらにするかは非常に悩みどころです。

私の経験上、現地SIMの利用に向いている人は下記の方かなと思います。

現地SIMの利用に向いている人

  • 通信費を安く抑えたい
  • 海外で現地SIMカードの設定経験がある
  • 学校で登録のサポートを受けられる

逆に、日本で事前にeSIMを購入しておくべきなのは下記の方です。

日本でeSIMを購入しておくべき人

  • ネットが無かったら生きていけない
  • 現地での時間を有効に使いたい
  • 英語が苦手で文章が読めない
  • SIMについてよく分からない

特に、SIMそのものについてよく分からないというのは致命的です。


“SIMフリースマホ”なんて言葉がありますが、
自分のスマホがSIMフリーか分かりますか?
物理SIMとeSIMの違いって分かりますか?


それらの知識が無ければ、現地SIMの利用は厳しいかもしれません…。

ただ、日本で契約する海外向けのSIMカードって結構高いんですよね。SIMカード専売のサイトで購入すると、月1万円を超えることもざらです。

なので、個人的には普段お使いのオンラインショッピングサイト、Amazonや楽天で購入するのがベターだと思います。

あと、空港で売っているSIMはかなり料金が高くなっているので、個人的にはおすすめしません。

【追記】データ量を抑えて安いeSIM 「kkday」

日本で用意するSIMは高い。それでも安いものは無いかなと探してみたところ、新しい選択肢を発見しました。

それは、SIM専売店でもオンラインショッピングサイトでもなく、旅行会社のサイト

専売店などで値段が高くなるのは、データが無制限であるため

しかし1日に何GBも消費するのは、現実的ではありません。そこで、データ量を抑えて安い価格で購入できれば、これ以上嬉しいことはありません。

例えばkkdayというこちらの会社、2025年6月現在セール中で、1日500MB利用しか使えませんが、1日81円と激安。

KKday

普段は学校のWifiを利用し、少し外に出かける時にデータを使うだけということを考えると十分です。

もし海外でのSIMの設定に不安を感じる方は、こういうサービスを検討するのも良いかもしれません。