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バギオからマニラ空港へ!Joy bus(ジョイバス)の乗り方

フィリピンの陸の孤島バギオ。

2025年現在、近くの空港は稼働しておらず飛行機でアクセスすることはできません。

クラークやマニラなど、主要都市からの行き方は陸路の高速バス一択となります。

社会人A
社会人A

海外の高速バスの乗り方って…?

留学生A
留学生A

予約はいつからできる…?

社会人B
社会人B

深夜だけど便はある?そもそも待合場所って安全なの?

そんな疑問を解消するべく、バギオと各地を結ぶ高速バス ”ジョイバス” について、今回は乗り方と予約方法をバッチリ解説していきます。

本情報は2025年6月深夜発、バギオから早朝のマニラ空港への移動に使用した際のものとなります。

※クラーク空港への便を検討中の場合はこちらの記事を参照してください。

ジョイバス(Joy Bus)とは

ジョイバス(Joy Bus)はGenesis社が運航しているバス路線です。

鮮やかな青い車体が特徴的で、バギオからマニラ空港及びクラーク空港をつなぐ路線を提供しています。

運航本数は1時間に1本間隔。飛行機の時間あわせて予定を組みやすいのが嬉しいポイント。

ただ、詳細の更新が頻繁起こります。例えば、経由するターミナルやバスのグレードなど、時間以外の部分は変更になりやすいです。

ホームページ上では更新されていないことも多いので、直接バスターミナルで確認することが最善です。

バギオのジョイバスターミナルはコチラ。

どうしても現地まで行けないという場合は、フェイスブックの情報を確認するといいでしょう。

Facebookの検索欄に「Joy bus baguio」と検索し、最新の日付でソートすると新しい時刻表が出てくるはずです。

時刻表・料金

こちらが2025年6月最新版のバギオ→マニラ空港の時刻表です。

NAIAというのはニノイアキノ空港、つまりマニラ空港のこと。ターミナル1,2,3それぞれに直結の便があることがわかりますね。

ちなみにバスターミナルに貼ってあった時刻表はコチラ。

早朝から深夜までかなりの便が用意されています。

上下に情報が散らばり分かりにくいので、こちらの時刻表のほうが見やすいかもしれません。

また、時刻の横に書いているのは、バスのグレード。

DELUXE」が3列シート、「JOUBUS PREMIERE」が4列シートです。

フィリピンでは未だにエアコンが付いていないバスなんかも走っています。しかし、ジョイバスは標準のクラスからエアコンがありますのでご安心を。

ジョイバス利用方法(予約)

ここから、実際の手順に沿ってジョイバスの利用方法を解説していきます。

私はバギオからマニラ空港へ行き、日本に向かう飛行機に乗るために利用しました。

利用するバスを決める

まずはバスを決めるところから。

留学生B
留学生B

そもそも何時のバスを予約するのが良いんだろう?

私は飛行機のフライト8時間前のバスを利用することをおすすめします。

バギオからマニラまではバスで5時間弱。国際線を利用する場合、ターミナルへの到着は3時間前にすべきという通説があります。

それらを加味すると、フライト8時間前のチケットを購入しておくのがよいでしょう。

私の場合、早朝8時の便を取っていたので深夜0時に出発する便を予約することにしました。

もちろん細かい調整は可能。間に合うか不安な場合は数時間前のバスを予約しても良いですし、グレードの希望があるのであれば時間を合わせてもいいでしょう。

バスを予約する

バスの予約は乗車日の2週間前から可能と言われています。

予約する方法は下記の2つ。

  • オンライン予約
  • バスターミナルで窓口予約

オンライン予約

フィリピンには珍しく、ジョイバスはオンラインでの予約も受け付けています。支払いはクレジットカードでも可能

フィリピンという土地柄、きちんと予約できているか不安になりますが、今のところ不備があった等の報告は上がってきていませんのでおそらく大丈夫。

参照:IWant Seat (https://www.iwantseats.com/)

ただし決済については、日本側のクレジットカード会社のセキュリティにより、トラブルが発生する可能性があります。

その場合は、語学学校スタッフの力を頼るか、大人しくバスターミナルの窓口で予約しましょう。

バスターミナルの窓口

今回私は現地の窓口で予約してきました。場所は先ほど紹介した、SMモール付近のバスターミナルです。

訪れたのは土曜日のお昼過ぎ。休日ということもあり、窓口には20人ほどの列ができていました。

並んでから自分の番まではおよそ30分。お客さんは次々に来ていたので、休日に訪れる場合はこのくらいの待ち時間は覚悟しておきましょう。

自分の番になり予約便を伝えようとしたところ、次のようなが渡されました。

この紙に予約日時・予約者情報を書き込む必要があります。必要な情報は下記です。

バス予約の記入事項
  • DATE TODAY: 今日の日付

  • DATE OF TRAVEL: 乗車日付
  • TIME OF TRAVEL: 乗車時間
  • ORIGIN: 出発地

  • DESTINATION: 目的地
  • FULL NAME OF PASSENGERS: フルネーム
  • CONTACT#: 電話番号

紙を書いている間も、後ろのお客さんは待たせている状態なので、テンパってしまわないよう事前に準備はしておいたほうがいいでしょう。

私は深夜0時 第3ターミナル行き、「DELUXE」グレードのバスを選択。価格は740ペソでした。

支払いが終わると、複写になっている乗車券を兼ねたレシートを渡されます。正直、字がアレで読みにくいですが、これにて予約完了となります。

ジョイバス利用方法(乗り方)

さて、バスの乗車日時が近づいたら再びバスターミナルを訪れましょう。

チケットカウンターの横には30席ほどの待合席が用意されています。

こちらは深夜0時前の様子。

このように人が多く、照明も明るいので治安面は大丈夫そうです。自分のバスが到着するまで安心して待てることでしょう。

ターミナルには何台かバスが停まっているはずです。自分が乗るバスを見極めるポイントは2つ。

  • バスナンバーを確認
  • 行き先の案内を確認

バスナンバーを確認

待合席近くのホワイトボードには、バスナンバーの一覧が記載されています。

0:00出発のバスの場合、『8707』ナンバーのバスに乗れば良いということがわかります。

注意点として、こちらの番号はナンバープレートではなく、車体に書かれた番号を参照するということは覚えておきましょう。

今回の場合、車体の数字の下4桁が一致していますので合っていると分かります。
※今回は青い車体のバスではありませんでした

行き先の案内を確認

停まっているバスの行き先をチェックすることで、自分が乗るバスか確認する方法もあります。見るべきポイントはこちら。

NAIAというのがマニラ空港であることは覚えておきましょう。自分の乗るバスが確認できたら、バスの近くにいるスタッフにチケットを見せましょう。

大きい荷物は荷物入れに収納してくれ、中で待てと案内してくれます。

私が乗るバスは30分前から既にターミナルに到着していたようです。

ジョイバス利用レポ

ここから、車内がどのような感じだったかお伝えしていきます。

乗車から出発まで

今回私が利用したバスは、平日深夜0時発マニラ空港行きのDELUXE(4列シート)。座席は50席ほどありましたがほぼ満員でした。

バスの座席シートと空間は下記のような感じ。

標準グレードのバスでしたが、座席周りは思ったよりきれいでした。

海外でよくある水やお菓子のフリーサービスはなし。道中トイレ休憩は無く、一気にマニラまで向かっていきます

出発

出発時刻ちょうどにバスは発進します。

走り始めてまもなく、照明は消え車内は暗くなりました。車内は静かなもので、車内はひと眠りするのには良い環境でした。

また、車内の気温も問題ありません

フィリピンのバスはクーラーがガンガンで極寒になることがあります。ですが、今回はちょうどよい気温を最後まで保ってくれました。

マニラ到着

道中、トラブルや乗客の乗り降りはなく、スムーズにマニラまで向かっていきました。最初の到着地は「CUBAO」という地点。

こちらに到着したのは3:40。なんと4時間もしない内にマニラへ着いていたのです。

深夜便だったため、渋滞もなくスムーズにいったのも大きいでしょう。

このCUBAOで15分ほど謎の待ち時間がありました。もしかしたら空港に入る時間が決まっていてタイミングを調整していたのかもしれません。

マニラ第3ターミナルに到着したのは4:15。それでも思っていたよりもかなり早い到着となりました。

マニラ空港内~出国まで

ジョイバスは第3ターミナルのアライバルエリアに到着します。

以前は空港内に入るだけでもセキュリティーチェックを受けなければなりませんでしたが、今は自由に行き来できるようです。

到着口には両替所もあります。

早朝でもオープンしていたので、大きな金額が残っていればペソの清算に利用してもいいでしょう。

2階層ほどエスカレーターで上がっていくと、航空会社のカウンターがあるデパーチャーエリアが見えてきます。

奥の看板に“Non-passengers are not allowed in this area”とあるとおり、ここに入るには当日の空港利用者である証明が必要です。

当日のeチケットなどを提示しましょう。

あとは、各航空会社のカウンターにてチェックインを済ませましょう。

早朝でしたが、セブ・パシフィックのカウンターは大行列。やはり時間に余裕は持っていたほうがよさそうです。

一方、エアアジアのカウンターは3時間以上前ということでスカスカ。早く着きすぎましたが、長く並ぶよりはマシです。

荷物の預け入れ、手荷物検査、出国審査を終えると出国の準備はOK。

もし日本へ帰国する場合、Visit Japanの登録がまだなら待っている時間で準備しておきましょう。

まとめ

今回は2025年6月時点でのJoy Bus(ジョイバス)利用方法をお伝えしました。

バギオからマニラ空港までの行き方、バスの乗り方のイメージは出来たでしょうか?

留学生の場合、フィリピンに到着してからは学校のピックアップバンを利用するケースが多いので考えることは多くありません。

一方、帰りは自分で手配しなければならないので、今回の例を参考に挑戦してみてもらえればと思います。

一点注意事項として、ジョイバスは連休が重なったりすると乗りたい日時に予約ができないことがあります。

その場合は、別のバス会社「Victory Liner(ビクトリーライナー)」を利用しましょう。

Victory Linerの方が便数が多く、時間の調整がしやすいのは事実。ただ、空港直結ではないことを覚えておかなければなりません。マニラのバスターミナルに到着後はタクシーへ乗り換える必要があります。

マニラはバギオと違って、治安やぼったくりへの対応など少し心配な面があります。

安全面で少し不安な方は、日時をずらしてでも空港直結のJoy Busを利用した方がいいでしょう。