バギオの学校紹介シリーズ第10弾。
ネット上の口コミや学校が発信しているSNSなどを細かく分析していきます。
今回はバギオ市内に「チャレンジャーキャンパス」、「プレミアムキャンパス」の2つの校舎を持つ”BAGUIO JIC (JOURNEY IN MY CAREER)”。
そのうち、コスパNo.1を謳うチャレンジャーキャンパス(旧:メインキャンパス)に注目。

引用: BAGUIO JIC ホームページ(https://baguio-jic.com/)
語学学校の中の人の目線から、他の学校と比べたときの特徴や価格の違いなどを取り上げていきます。
※本記事は2025年8月時点の情報です。変更となっている項目もあるかもしれません、ご了承ください。
学校概要
まずは学校の紹介ページから特徴的な部分に注目してみます。
参照したのは、 FUJIYAMA Internationalというエージェントの学校案内ページ。

引用:Fujiyama International 公式ホームページ(https://www.fujiyama-international.com/)
過去記事「語学学校の中の人が考える留学エージェントの選び方【比較・口コミまとめ】」で紹介している、情報満載で更新頻度も高いエージェントとなります。
概要①: 立地
JIC Challengerキャンパスはバギオ市街の南エリアに位置しています。

留学生に大人気のSMモールへはタクシーで10分ほど。
郊外にある学校の中では、比較的交通アクセスが整った立地となっています。
また、周辺には買い物施設が充実しています。
学校に隣接しているスーパーである”K MART”は品ぞろえが充実。

付近にはセブンイレブンや薬局もあるので、生活面で困ることは少ないでしょう。
概要②: 学生数
JIC チャレンジャーキャンパスは定員130名。
バギオの中では比較的規模は大きめとなります。

学校はいわゆるキャンパス型。
学生宿舎・授業棟・オフィスなど各施設が別々の建物に存在します。
また日本人留学生に人気なようで、他校と比べて日本人比率が高い傾向があります。
※詳細は国籍比の項目にて紹介します。
概要③: コース(料金)
JIC チャレンジャーキャンパスが提供しているコースは下記のとおり。
- ESL(一般英語)
- IELTS
選択肢は非常にシンプル。
一般英語かIELTSに分類されます。
過去にあったTOEICやワーホリ対策については、別キャンパスで提供されています。
コース料金(4週間分)
JIC Challengerが提供している4つのコースについて、1コマあたりの授業価格を計算してみます。
ESL(一般英語) ライト | ESL(一般英語) スタンダード | IELTS ライト | IELTS スタンダード | |
授業数 | 4 マンツーマン 2 グループクラス | 6 マンツーマン 2 グループクラス | 4 マンツーマン 2 グループクラス | 6 マンツーマン 2 グループクラス |
+無料クラス | 単語テスト、強制自習、有料オプションクラス有(1,000ペソ/2週間) | |||
価格(4週間) | 760 ドル | 960 ドル | 960 ドル | 1,060 ドル |
価格(1コマ) | 6.33 ドル | 6.00 ドル | 8.00 ドル | 6.63 ドル |
※教科書などの現地でかかる費用は含んでいません
グループクラスは2コマで固定、マンツーマンが4~6コマから選択可能。
価格の割にマンツーマン数が多いのが特徴。
コスパNo.1を謳うだけあり、授業一コマあたりの費用は安いと言えます。
1日の流れについて、下記スケジュールが公開されています。
マンツーマン6コマ、グループクラス2コマのコースの例です。

朝8時前から授業開始、通常授業終了は夕方5時。
その後、夜7時30分から夜10時まで単語テストと強制自習。
こちらはスパルタ制度だと強制され、朝から晩までみっちりと勉強することになります。
概要④: 部屋(料金)
続いて、現地で滞在する部屋の料金を比較します。
部屋価格(4週間)
学校が提供する基本の部屋タイプは下記の4種類。
1人部屋 | 2人部屋 | 4人部屋 ロフト | 4人部屋 スタジオ | |
価格(4週間) | 1,200 ドル | 800 ドル | 650 ドル | 600 ドル |
価格(1日あたり) | 42.8 ドル | 28.6 ドル | 23.2 ドル | 21.4 ドル |
選択肢は非常にシンプル。
1~2人部屋は1種類で、4人部屋は2種類、スタジオとロフトから選べるようになっています。
お部屋のイメージは下記のような感じ。
- 1人部屋 スタジオ


- 2人部屋 スタジオ


- 4人部屋 ロフト


- 4人部屋 スタジオ


1,2人部屋の間取り・内装は同じ。
違いはベッドの数のみとなります。
4人部屋の場合、スタジオタイプは2段ベッド。
ロフトタイプには2階があり、独立したベッドがあります。
学校特徴
ほかの学校には無い特別な制度や施設についても見ていきましょう。
特徴①: コスパNo.1
JICチャレンジャーと言えば、バギオNo.1のコスパを謳っています。
一般的に、セブとバギオでは、バギオの方が留学費用が安いというのが通説。
そのバギオの語学学校の中でも、授業の質・数・価格でトップを走り続けています。

とは言っても、何をもってコスパNo.1と定義するのか、難しいところ。
価格を抑えても、別の何かを削ったのでは意味がありません。
そこで、比較のために下記のような表が公開されています。

<ESL(一般英語)のコースにおける価格・授業数の比較表>
「授業数が多い(特にマンツーマン)」
「授業料が安い」
この2つを両立させているのがJICの強みです。
代わりに各授業の合間が5分と短め。少し忙しいスケジュールとなるかもしれません。
特徴②: IELTSに強い
特徴①では、コスパが良い学校であると述べました。
価格が安いのは分かったけど、授業の質はどうなのか。
結論、問題はありません。ポイントはIELTSコースにあります。
下記、ある月の在籍学生を対象に、選んだコースの割合を示したものです。

注目すべきは、赤線で囲った部分。全体の40%がIELTSコース受講しています。
IELTSのスコアは、海外進学にも通用するグローバルなもの。
もちろん、教える側の講師にも高いスキルが求められます。

JICでは、在籍している講師の100%がIELTSを教えられるレベルであるとのこと。
つまり、適切な文法・発音・ボキャブラリーを持った先生たちのもとでの授業が保証されます。

また、継続的に講師のトレーニングを行っています。
今ある知識を披露するだけでなく、講師も同様にスキルを磨いているのです。
これらの理由により、JICでは質の高い授業を受けられるというのは間違いなさそうです。
特徴③: 選択式スパルタ
JICでは、2週間ごとに”スパルタ/セミスパルタ” の形式を選択することが可能です。
スパルタでは、強制自習や週末の模擬テストが必須。
セミスパルタでは、自習やテストの受講は任意、といった違いがあります。

スパルタを選択すると、平日は夕方5時頃まで授業、夜7:30~10:00まで強制勉強タイムです。
土曜日も午前中は模擬テストの受講が必須、午後からようやくフリータイム。
バギオの中でも1位を争うくらい、かなりストイックな勉強漬け生活となるでしょう。
特徴④: キャンパス間の転校
バギオに”チャレンジャーキャンパス”と、”プレミアムキャンパス”の2つを有しているJIC。
それぞれ異なる特徴を持ち、希望の勉強内容に合わせて転校が可能。
学校側も、2校舎でのハイブリット留学を提案しています。

例えば、留学期間が6か月の場合、前半3か月はチャレンジャーキャンパスで一般英語。
後半3か月はプレミアムキャンパスでワーホリ対策、という風な切り替えができるという訳です。
長期の留学となると、こなれ感が出てきてしまうのは事実。
転校して環境を変えるのは、マンネリ打破に非常に有効です。
公式情報
つづいて、学校が発信しているSNSを見ていきましょう。
JICは下記媒体にて情報を見ることができます。
JICの公式の情報媒体(SNS)
- ホームページ
日本語ページの情報が充実
日本語パンフレットも閲覧可能
学校ブログが数か月に1回程度更新
https://baguio-jic.com/ja/ - YouTube
[英語版]
チャンネル登録者:818, 202動画, 週1回ほど更新
https://www.youtube.com/@BaguioJIC/videos
[日本語版]
チャンネル登録者:19, 49動画, 週1回ほど更新
https://www.youtube.com/@jic-japan/videos - Instagram
199フォロワー, 19投稿, 月数回の更新
https://www.instagram.com/jicchallenger/ - X(旧:Twitter)
なし - Facebook(2キャンパス共通)
4,627フォロワー, ほぼ毎日更新
https://www.facebook.com/baguio.jic - TikTok(2キャンパス共通)
215フォロワー、867いいね数, 週数回の更新
https://www.tiktok.com/@jicbaguio
最も情報量が多いのはFacebook。ほぼ毎日記事がアップされています。
Instagramは2025年2月から開設した新しいアカウントとなります。
ホームページ
ホームページでは、施設・コースの情報などを詳しく知ることができます。

また、日本語のブログ記事を不定期に更新しています。

学校紹介のほか、ジプニー・タクシーの乗り方、病院受診方法など現地の情報も載っています。
留学後、別の学校に留学中でも参考になるかもしれない資料となります。
YouTube
JICが発信しているYouTubeチャンネルは、[英語版]と[日本語版]の2種類あります。

こちらは英語版、更新頻度は週に1回程度。
基本的に英語音声のビデオのみ、短めでサッと見やすい造りになっています
一方、こちらが日本語版のYoutubeチャンネル。

2025年に開設したばかりで、少しずつ動画が上がってきています。
JICについてはもちろん、バギオで暮らすうえで有用な情報も多数。
日本語音声と字幕があるので、閲覧しやすいです。
インスタグラムには、アクティビティや施設紹介のショートビデオが投稿されています。
投稿頻度は数か月ごと。最新の投稿は3か月前の2025年5月となっています。
現在は、さほど力を入れていないのかもしれません。
X(旧:Twitter)
2025年時点、JICが運営しているXのアカウントは見つかりませんでした。
既に日本での人気は下火となっているFacebook。しかしフィリピンでは未だに一番メジャーなSNSです。
JICのFacebookアカウントは2つのキャンパスで共用。
ほぼ毎日、写真や動画がアップされており、直近の様子を知るのに役立ちます。
ホームページの写真などだけでは分からない、リアルな様子を見ることができます。
情報が非常に多いので、興味がある場合は投稿を遡ってみるといいでしょう。
TikTok
TikTokにはショート動画のみが投稿されています。
施設紹介やアクティビティの紹介がメイン。

TikTokをよく活用する場合はフォローしておくと良いでしょう。
国籍比
留学先を決めるにあたり、目を通しておきたいのが国籍比。
現場を見てきた身として、学校の国籍比の傾向を掴むことも重要と考えます。
JIC チャレンジャー校舎(旧称:メイン校舎)の国籍比については、時々公開されています。
下記は、2024年の日本人学生のピーク時に言及された日本人比率のデータです。

日本人比率60%と、かなり偏っていた時期もあった模様。
ちなみに、こちらは2024年の値上げ前の駆け込み需要があったためと説明がされています。
もちろん時期によりますが、通常日本人比率は40%前後とのことです。
また、各国籍の比率が公開されている月もあります。
下記は2025年3月に発信された、当時の国籍比。

国籍比1位は日本人34%、次いで韓国人27%、台湾人25%となっています。
やはり日本人からの人気の学校ですが、他の国からも支持されているようです。
比較的日本人のライフスタイルとマッチしやすいのが韓国や台湾の学生。
初めての留学、初めての共同生活でもストレスなく過ごしやすい学校の一つです。
JIC チャレンジャー は”こんな人”におすすめ!
今回の学校紹介シリーズでは、JIC チャレンジャーキャンパスを紹介しました。
バギオの中でも日本人からの人気が特に高い学校、その特徴や雰囲気を感じられましたか?
日本人生徒の生活に寄り添い、滞在しやすい学校づくりをしています。
また過去には、エージェントのスタッフも生徒として滞在していたようです。
引用:リッシュ留学
スパルタ環境がゆえに、”監獄”と銘打たれた学校生活。
厳しく自分を追い込んで、集中的に英語スキルを磨くのには良い環境かもしれません。
学生目線でリアルな学校の様子を知ることができるので、覗いてみるといいでしょう。
最後に結論。
JIC チャレンジャーキャンパスがおすすめ人は、
👍授業の質と価格の安さを両立したい!
👍日本人が住みやすい環境で勉強したい!
いまや安くもない留学費用…、コスパ良く勉強したいという要望を叶えてくれるのがJICです。
また、日本人が一定数いるというのも安心材料となります。
時期によっては定員がすぐに埋まってしまうようなので、気になったら早めに問合せしてみましょう!