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バギオの学校紹介!BECI スパルタキャンパス【解説・口コミ比較】

バギオの学校紹介シリーズ第3弾。

ネット上の口コミや学校が発信しているSNSなどを細かく分析していきます。


今回はバギオ市内に「スパルタキャンパス」と「シティキャンパス」、「EOPキャンパス」と3つの校舎を持つ”API BECI

そのうち、最もストイックに勉強することができるスパルタキャンパスに注目。

引用: API BECI スパルタキャンパス ホームページ(https://beciedu.com/sparta-campus/)

語学学校の中の人の目線から、他の学校と比べたときの特徴や価格の違いなどを取り上げていきます。

※本記事は2025年8月時点の情報です。変更となっている項目もあるかもしれません、ご了承ください。

学校概要

まずは学校の紹介ページから特徴的な部分に注目してみます。

参照したのは、 FUJIYAMA Internationalというエージェントの学校案内ページ。

引用:Fujiyama International 公式ホームページ(https://www.fujiyama-international.com/)

過去記事「語学学校の中の人が考える留学エージェントの選び方【比較・口コミまとめ】」で紹介している、情報満載で更新頻度も高いエージェントとなります。

概要①: 立地

BECI スパルタキャンパスはバギオ市街の東エリアに位置しています。

中心街までの距離はそう遠くなく、タクシーを使えば10分ほどでアクセスが可能。

ただ、奥まった住宅エリアに位置しているため、ふらっと買い物が出来るような施設は多くありません

買い物をする場所と言えば、校内の売店が便利

お菓子やカップ麺などは購入が可能となっています。

概要②: 学生数

BECIスパルタキャンパスは定員80名と、他の学校と比べると規模は小さめ。

特徴的なのは年齢制限があること。

18歳以上40歳未満しか受け入れをしていません。

2025年6月から入学時の年齢制限アリ

学生の年齢層が比較的近いこと
平日外出禁止という制度があること

これら2つのポイントにより、生徒間の距離は縮まりやすいと言えます。

概要③: コース(料金)

BECI スパルタキャンパスが提供しているコースは下記のとおり。

  • ESL(一般英語)
  • TOEIC
  • IELTS

コース編成は非常にシンプル。

TOEIC・IELTSなどで明確な目標スコアがある場合は該当のコースを受講、それ以外だとESL(一般英語)コースを選ぶという形になります。

コース料金(4週間分)

BECI スパルタが提供している3つのコースについて、1コマあたりの授業価格を計算してみます。

ESL(一般英語TOEICIELTS
授業数5 マンツーマン
2 グループクラス
4 マンツーマン
2 グループクラス
4 マンツーマン
2 グループクラス
+無料クラス義務自習・テスト(3コマ)
SPプログラム
義務自習・テスト(3コマ)
MOCテスト
価格(4週間)950 ドル850 ドル950 ドル
価格(1コマ)7.92 ドル7.08 ドル7.92 ドル

※教科書などの現地でかかる費用は含んでいません。
※12週間以上滞在で長期割引あり(4週間100ドル)

各コースにおける授業コマ数は固定

増やしたい場合は現地で追加費用を支払って調整が可能となっています。


また1日の流れについて、下記のようなスケジュール例が公開されています。

注目すべきは、夕方からの「Daily IELTS Test」。

実践形式のテストと復習を毎日実施することになります。

こうなると平日外出禁止が気にならないくらい、勉強づくめの日々を送れそうです。

概要④: 部屋(料金)

続いて、現地で滞在する部屋の料金を比較します。

部屋価格(4週間)

3+1人部屋
※学生3,講師1
4人部屋
価格(4週間)800 ドル750 ドル
価格(1日あたり)29 ドル27 ドル

選べる部屋タイプは4人部屋のみ。1,2人部屋の提供はありません。

種類は2つあり、学生のみのシェアルームフィリピン人講師1人を含めたシェアルームから選択します。


お部屋のイメージは下記のような感じ。

デスクとベッドは区切られており、プライベート空間を保つことができます。

また、すべてのお部屋が同じデザイン・レイアウトとなっています。

各部屋にシャワーとトイレが備え付けられていながら、ここまでゆとりのある空間を提供しているのは珍しいです。

学校特徴

ほかの学校には無い特別な制度や施設についても見ていきましょう。

特徴①: スパルタ環境

BECI スパルタキャンパスの特徴と言えば、なんと言っても勉強環境。

キャンパス名のとおり、バギオ随一のスパルタ環境を提供しています。

その象徴となるのが平日外出禁止、月~金曜日は学校に缶詰めとなります。

さらに授業後にはナイトクラスも開講。これは3コマ分の自習・テストにあたり参加必須です。

平日は朝から晩まで勉強せざるを得ない環境と言えるでしょう。

特徴②: 学習管理

どこの語学学校においても、進捗確認はテストの点数のみで行うのが普通。

一方、BECIではスピーチの様子を動画に記録し、成長を記録できる仕組みがあります。

ビデオを振り返ることで文法ミスや癖を分析し、改善につなげることが可能。

BECIのスタッフはテクニカル面で秀でた印象があり、テスト結果だけでなく様々な側面から英語学習をサポートしてくれます。

特徴③: 多国籍な学生寮

学習面以外で特徴的なのは、フィリピン人講師と共同生活

授業中だけでなく寮でも講師と過ごし、24時間英語を話す環境にすることも可能。

週末には講師と参加できるアクティビティも企画されており、友人としての絆も深まることでしょう。

また、通常の4人部屋についてもこだわりがあります。

同室メンバーの国籍は最低でも3種類になると明言されています。

これは中の人の視点から見るとなかなか凄いことで、、、

学生A
学生A

留学に来たけど、
同室メンバーが日本人だらけでガッカリ…

という事態を避けられます。

学校側はバランス良い国籍比になるように調整しており、”学生のためになること”を考えているんだなぁと感じます。

特徴④: 1コマあたりの授業時間

BECI スパルタの授業時間1コマは50分(他校は基本45分)。

たかが5分の違いと言えど、他の学校と比べた時に大きなアドバンテージがあります。

例えば1日6コマのコースの場合、5分が1ヶ月積み重なると10時間となり、その分+αで授業が受けられたという考えも可能です。

ただし授業時間が長いということは集中力も必要。

私が留学生だった時、45分×8コマのスケジュールで「ひぃひぃ」言っていました。

5分の違いにどれだけ価値を見出すかは個人によるかもしれません。

公式情報

つづいて、学校が発信しているSNSを見ていきましょう。

BECIは下記媒体にて情報を見ることができます。
※スパルタ、シティ、EOPキャンパス共用

A&J公式の情報媒体(SNS)

Xを除き、どのSNSも頻繁に更新していることが分かります。

ホームページ

ホームページでは最新のパンフレットを閲覧することができます。

ブログ記事など定期的にアップロードされているようなコンテンツは基本的にありません。

最新の情報を得るにはほかのSNSを確認した方すべきだと言えます。

YouTube

BECIが発信しているYouTubeチャンネルは3キャンパス共通

基本的に英語音声のビデオのみとなります。

更新頻度は週に数回

写真のようにアクティビティやキャンパスの紹介、学生からのフィードバックがメイン。

どのビデオも見やすいように編集され、学校の様子がよくわかるようになっています。

Instagram

インスタグラムでは、Youtubeよりもさらに最新の投稿を見ることができます。

内容はアクティビティやフィードバックなど同じですが、インスタ用に再編集され、どれもクオリティの高い動画となっています。

更新頻度がかなり高いので、現地のリアルな様子をいち早く知ることが可能です。

X(旧:Twitter)

2018年までの投稿で更新がストップしています。

今のところ最新情報のソースとはなりませんが、今後担当者の意向で再稼働するかもしれません。

Facebook

既に日本での人気は下火となっているFacebook。しかしフィリピンでは未だに一番メジャーなSNSです。

週に数回、多くの写真・動画がアップされており、直近の様子を知るのに役立ちます。

1つの投稿に数十枚写真を添付していることもあるので、校内の様子などを詳細に知ることが可能です。

TikTok

TikTokにはショートムービーのみが投稿されています。

インスタグラムのリール動画を選別して投稿している感じです。

TikTokをよく活用する場合はフォローしておくと良いでしょう。

国籍比

留学先を決めるにあたり、目を通しておきたいのが国籍比。

現場を見てきた身として、学校の国籍比の傾向を掴むことも重要と考えます。

留学期間中の環境をイメージしやすいですからね。


留学生A
留学生A

多国籍な環境が良い!

留学生B
留学生B

日本人がある程度いた方が安心!

という風に、国籍比については色々な意見があります。


A&Jエコキャンパスの最新の国籍比(2025年5、6月)は下記のとおり。

2025年5,6月は日本人が40%前後、韓国人が30%ほど。ついで台湾・サウジアラビアとなっています。

バギオに留学する学生の傾向として、真剣に英語を学ぶ環境では日本・韓国の比率が増えます。

またスパルタ環境では、サウジアラビアの学生が減る傾向もあります。

また、BECI Spartaは年齢制限があるため、台湾やベトナムの子どもたちの団体入学も基本は無いと考えられます。


少しさかのぼって、2025年1~4月の国籍比率を確認してみましょう。

まずは3月、4月。

日本人が約48%と半数に近づいていますが、50%はギリギリ超えませんでした。

国籍比バランスの都合上、受け入れを控えるなど調整があったのかもしれません。


つづいて1月、2月。

1月は国籍のバランスが良い感じですね。

日本人学生は年末年始になると渡航を控える傾向があります。

1月までは日本でゆっくり過ごし、2月から留学へGo!というのが、最近のトレンドかもしれません。


続いて、昨年2024年の国籍比を見てみましょう。

実績に基づく年間のデータが下記のように公開されています。

年間を通して最も留学生が多かったのは、ほぼ同率で日本と台湾でした。

時期により変動はありますが、年間通して日本人比率は30%

多過ぎず少な過ぎず丁度良いくらいの比率だと個人的には思います。

BECI スパルタ は”こんな人”におすすめ!

今回の学校紹介シリーズでは、BECI スパルタキャンパスを紹介しました。

バギオ随一のスパルタ環境、その特徴や雰囲気を感じられましたか?

平日外出禁止と聞くと身構えてしまいますが、誰しも留学する目的の根底には英語勉強があるはず。

であれば、集中せざるを得ない環境に身を置くというのは理にかなっています。

溜まったストレスは休日に発散すれば良い訳ですからね。


また、BECIが公開している情報には下記のようなものもあります。

  • コース選択割合(2024年)
  • 男女比(2024年) / 年齢比(2024年)

一応補足として、2024年時点では10~17歳および40歳以上の学生が数%います。

しかし、2025年6月から年齢制限を設けているので、この世代の学生はしばらく現れないでしょう。


最後に結論。

BECI スパルタキャンパスがおすすめ人は、

👍平日は勉強にのめり込みたい!
👍4人部屋・多国籍な環境が良い!

スパルタ環境含め、部屋の選択肢が4人部屋のみであるのは非常に独特。

これらを好条件として感じられるのであれば、おすすめ度はかなり高くなります

国籍の調整もあるかもしれませんので、早めに問合せしてみましょう!