記事内に広告が含まれています。

バギオの学校紹介!BECI シティキャンパス【解説・口コミ比較】

バギオの学校紹介シリーズ第4弾。

ネット上の口コミや学校が発信しているSNSなどを細かく分析していきます。


今回はバギオ市内に「スパルタキャンパス」と「シティキャンパス」、「EOPキャンパス」と3つの校舎を持つ”API BECI

そのうち、社会人やダブルワークにぴったりなシティキャンパスに注目。

引用: API BECI シティキャパス ホームページ(https://beciedu.com/city-campus/)

語学学校の中の人の目線から、他の学校と比べたときの特徴や価格の違いなどを取り上げていきます。

※本記事は2025年8月時点の情報です。変更となっている項目もあるかもしれません、ご了承ください。

学校概要

まずは学校の紹介ページから特徴的な部分に注目してみます。

参照したのは、 FUJIYAMA Internationalというエージェントの学校案内ページ。

引用:Fujiyama International 公式ホームページ(https://www.fujiyama-international.com/)

過去記事「語学学校の中の人が考える留学エージェントの選び方【比較・口コミまとめ】」で紹介している、情報満載で更新頻度も高いエージェントとなります。

概要①: 立地

BECI スパルタキャンパスはバギオ市街の中央エリアに位置しています。

バギオの学校の中でも、市街へのアクセスの良さはピカイチ

外食・買い物・趣味・観光と、勉強だけでない楽しみを見つけやすい立地となります。

概要②: 学生数

BECIシティキャンパスは定員45名と、規模はかなり小さめ。

特徴的なのは年齢制限があること。

もともとは社会人のみ入学可能でしたが、現在は20歳以上という条件に変更されています。

入学時の年齢制限

また、韓国人留学生の間でメジャーな親子留学も受け入れていません。

キャンパス内にちびっ子がおらず、年中落ち着いた環境で勉強できると言えます。

概要③: コース(料金)

BECI シティキャンパスが提供しているコースは下記のとおり。

  • ESL(一般英語)
  • ESL(一般英語)※夜間
  • IELTS

特徴的なのは、夜間(17時~20時)のクラスがあること。

これにより、日中は仕事・夜に授業 というスタイルをとることができます。

コース料金(4週間分)

BECI シティが提供しているコースについて、日本人が選ぶ可能性が高い3つをピックアップし、1コマあたりの授業価格を計算してみます。

SPEED ESLFLEXI SPEED ESLIELTS
授業数4 マンツーマン
2 グループクラス
3 マンツーマン()
2 グループクラス()
6 マンツーマン
+無料クラス
価格(4週間)870 ドル870 ドル900 ドル
価格(1コマ)7.25 ドル8.70 ドル7.50 ドル

※教科書などの現地でかかる費用は含んでいません。
※12週間以上滞在で長期割引あり(4週間100ドル)

基本的にコマ数は少なめで、空き時間が多くあります。

授業数を増やす場合、現地で追加費用を支払って調整が可能です。


夜のクラスを受講する場合、下記のようなスケジュール例が公開されています。

日中はグループクラス夜間にマンツーマンを受けるという形になります。

どうしても日中に時間が取れない場合、グループクラス2つをマンツーマン1コマに変更することも可能なようです。

概要④: 部屋(料金)

続いて、現地で滞在する部屋の料金を比較します。

部屋価格(4週間)

セミマスターシングル
1人部屋
スタジオ
2人部屋
スタジオ
4人部屋
価格(4週間)1,050 ドル800 ドル600 ドル
価格(1日あたり)45 ドル30 ドル21 ドル

2人部屋と4人部屋は、スタジオタイプの1種類のみ。

1人部屋の場合、寝室だけ自分専用となるセミシングルタイプも選択可能。こちらは4週間900ドルとなります。


お部屋のイメージは下記のような感じ。

  • セミマスターシングル
  • スタジオ2人部屋
  • スタジオ4人部屋

また、セミシングルを選んだ場合の共用スペースは下記のようなイメージとなります。

プライベート空間は保ちつつ、リビングとキッチンで他の生徒と交流できるようになっています。


BECIシティキャンパスは、ビルを間借りしているタイプの学校。

他の階層は一般の旅行客にコンドミニアムとして提供できるほど、綺麗な内装となっています。

学校特徴

ほかの学校には無い特別な制度や施設についても見ていきましょう。

特徴①: 社会人フレンドリー

BECI シティキャンパスの特徴と言えば、なんと言っても社会人フレンドリーな環境

メインターゲットが30代以上ということもあり、シェアオフィスのような造りになっています。

学内には授業を受ける教室のほかに、仕事が捗りそうな施設がたくさん。

24時間使えるコワーキングスペース、オンライン会議対応の個室のミーティングルーム、プレゼンテーションルームなども用意されています。

特徴②: ノンスパルタ

BECIシティキャンパスはノンスパルタを謳っています。

特徴的なのは、平日休日問わず門限が無いこと。

いつでも学生寮を出入りすることが可能です。

また、自室内での飲酒も可能

ほとんどの語学学校が飲酒を禁止している一方、責任感ある社会人が多い環境ならではの制度となります。

特徴③: 充実した周辺施設

バギオの中心街に位置するBECIシティキャンパス。

周辺にはレストランをはじめ、様々な商業施設があります。

その中でも、近隣ホテルの中にあるジムが無料で利用できる点も大きな魅力。

よくある学校備え付けの施設ではなく、バギオの中でも綺麗でかなり本格的なジムが利用可能です。

また、学校が紹介しているヨガ・テニスといったアクティビティもあります。

立地の良さのおかげで、何をするにしても便利な生活を送ることができます。

特徴④: 1コマあたりの授業時間

BECI シティの授業時間1コマは50分(他校は基本45分)。

たかが5分の違いと言えど、他の学校と比べた時に大きなアドバンテージがあります。

例えば1日6コマのコースの場合、5分が1ヶ月積み重なると10時間となり、その分+αで授業が受けられたという考えも可能です。

ただし授業時間が長いということは集中力も必要。

私が留学生だった時、45分×8コマのスケジュールで「ひぃひぃ」言っていました。

5分の違いにどれだけ価値を見出すかは個人によるかもしれません。

公式情報

つづいて、学校が発信しているSNSを見ていきましょう。

BECIは下記媒体にて情報を見ることができます。
※スパルタ、シティ、EOPキャンパス共用

A&J公式の情報媒体(SNS)

Xを除き、どのSNSも頻繁に更新していることが分かります。

ホームページ

ホームページでは最新のパンフレットを閲覧することができます。

ブログ記事など定期的にアップロードされているようなコンテンツは基本的にありません。

最新の情報を得るには、SNSを確認しましょう。

YouTube

BECIが発信しているYouTubeチャンネルは3キャンパス共通

基本的に英語音声のビデオのみとなります。

更新頻度は週に数回

写真のようにアクティビティやキャンパスの紹介、学生からのフィードバックがメイン。

どのビデオも見やすいように編集され、学校の様子がよくわかるようになっています。

Instagram

インスタグラムでは、Youtubeよりもさらに最新の投稿を見ることができます。

内容はアクティビティやフィードバックなど同じですが、インスタ用に再編集され、どれもクオリティの高い動画となっています。

更新頻度がかなり高いので、現地のリアルな様子をいち早く知ることが可能です。

X(旧:Twitter)

2018年までの投稿で更新がストップしています。

今のところ最新情報のソースとはなりませんが、今後担当者の意向で再稼働するかもしれません。

Facebook

既に日本での人気は下火となっているFacebook。しかしフィリピンでは未だに一番メジャーなSNSです。

週に数回、多くの写真・動画がアップされており、直近の様子を知るのに役立ちます。

1つの投稿に数十枚写真を添付していることもあるので、校内の様子などを詳細に知ることが可能です。

TikTok

TikTokにはショートムービーのみが投稿されています。

インスタグラムのリール動画を選別して投稿している感じです。

TikTokをよく活用する場合はフォローしておくと良いでしょう。

国籍比

留学先を決めるにあたり、目を通しておきたいのが国籍比。

現場を見てきた身として、学校の国籍比の傾向を掴むことも重要と考えます。

留学期間中の環境をイメージしやすいですからね。


留学生A
留学生A

多国籍な環境が良い!

留学生B
留学生B

日本人がある程度いた方が安心!

という風に、国籍比については色々な意見があります。


BECI シティキャンパスの最新の国籍比(2025年5、6月)は下記のとおり。

2025年5月は韓国人生徒が41%、台湾人生徒が25%、次いで日本人・アラブの生徒が同率で15%となっています。

6月になるとアラブ生徒の割合が30%ほどと、一気に増えていますね。

この2か月、日本人の比率はさほど多くなかったようです。


少しさかのぼって、2025年1~4月の国籍比率を確認してみましょう。

まずは3月、4月。

この期間はうって変わって、約52%が韓国人生徒、次いで約30%が日本人生徒となっています。

2か月間数字の変動が無く見えますが、一応別の月の統計としてアップされています。


つづいて1月、2月。

また傾向が変わり、日本人が約40%と多数派となっていました。

学校の性質上、仕事の休みがとりやすい社会人が年末年始に集まったのかもしれません。


続いて、昨年2024年の国籍比を見てみましょう。

実績に基づく年間のデータが下記のように公開されています。

年間を通して最も留学生が多かったのは、日本人の26.4%

どの国籍も30%を超えることは無く、非常にバランスがいいと言えます。

自分の留学時期はどうなっているのか、気になる方はエージェントに問合せしてみるのが良いでしょう。

BECI シティ は”こんな人”におすすめ!

今回の学校紹介シリーズでは、BECI シティキャンパスを紹介しました。

社会人留学に特化した学校の特徴を感じられたでしょうか?

校風を一言で表すと、”自由”。

勉強・仕事・遊び、と、自分の時間を上手く使える方におすすめのキャンパスとなります。


また、BECIが公開している情報には下記のようなものもあります。

  • コース選択割合(2024年)
  • 男女比(2024年) / 年齢比(2024年)

コースについて、70%の方がSPEED ESLを受講、こちらはマンツーマン4コマ、グループクラス2コマのクラスです。

また、年齢比については30~39歳の学生43%という結果でした。40代以上も合わせると、全体比75%を超えます。

他の学校と比べると、落ち着いた年齢の方が多くなっていますね、


最後に結論。

BECI シティキャンパスがおすすめ人は、

👍落ち着いた環境で無理なく勉強したい!
👍アクセス重視、便利な生活を送りたい!

社会人留学に優しい学校ということで、規則面は緩め。自分がやりたいことは何でもできる環境と言えます。

逆に、強制されなければ勉強できないという場合は、少し注意が必要ですね。

定員が45名と少なめなので、興味を持ったら早めに問合せしてみましょう!