ここ最近、フィリピンでは地震の話題が絶えない。
先月はセブ島北部のBOGOという地域にて、M6.9の大地震があったばかり。
本日2025年10月9日、バギオでもM4.8の地震が発生。
海外で地震に遭遇した体験を本記事に残しておきます。
地震の詳細
発表された情報によると、地震が起こったのは10月9日 午前10時30分。
震源はバギオから50km程離れたLa Unionという地域。海ではなく、陸地の直下が震源だったと報告されています。

日本では揺れの感じ方に震度を使いますが、海外ではIntensityという指標を用います。
このIntensityは、Chat GPTによると10段階のスケールがあるとのこと。

今回発表されたのは”Intensity Ⅴ”。レベルで言うと5番目にあたります。
Intensity V: 屋内外で揺れを感じ、就寝中の人も目を覚ます。物が崩れたり落ちたりする。車が揺れる。
日本人の感覚からすると震度4くらいの感じかもしれません。
学校の被害状況
地震発生後、各語学学校の状況が日本のエージェントに連絡されました。
A&J、BECI、JIC、PINES、QELTでは怪我人はおらず生徒は全員が無事であることが確認されています。
ただ、一部の学校では建物にひびが見つかったとのことで、点検調査を実施。授業は休講となるとのことでした。
【フィリピン】La Unionエリアを震源とする地震について
Fujiyama Internationalホームページより(https://www.fujiyama-international.com/blog/entry-4505.html)
地震発生時 街の状況
地震発生時、多くの人が建物から出て外の拓けた場所に移動していました。
幸い、当時の天気は晴れ。避難はしやすい状況にありました。
パニックになっている様子はありませんが、不安そうな面持ちの方もいます。
また、小学校では防災用のヘルメットを被って避難している様子もアップされています。
非常時ですが、普段とは違う様子に楽しそうな子どもたちもいるように見えます。
今回の地震発生を受け、追ってバギオ市長は教育機関に向けて午後休校を指示。
保育施設(幼稚園)から高校まで、午後は休講となりました。

大学については、判断を委ねられたようですが、市長の指示に同調し休校としているところがほとんどのようです。

地震発生時 私の状況
地震発生時、私はバギオのとある語学学校にて事務作業をしていました。
当時の状況は、以下のような感じでした。

……!
お、なんか揺れてる…?
…、っ、地震!
あれ収まった…。
大したことない感じか。
そのまま何事もなく作業に戻ろうとしていたのですが、周りの人たちは続々と外へ。
教室にいた先生と学生も外に出てきて集まり始めました。
また、学校から以下のようなアナウンスも発表されるほどでした。


正直、当時の私は、👨(そんなに心配になるほどのものか…?)と思っていました。
そんな中、ふと頭をよぎったのは、”旅行中の外国人が地震でパニックになる動画“。
どうやら今回私はその逆で、「地震慣れしている日本人」だから何とも思わなかった、ということだったようです。
バギオで地震、体感的に震度2か3くらい。
— 🇵🇭はふた | バギオ滞在2年 | 元留学生現スタッフ (@haveto_nainani) October 9, 2025
実際、今回の地震、「震度2か3くらい」にしか思っていませんでした。
日本人の感覚からすると、震度4くらいでも普通に過ごしますよね。
今回のような、学校が休校になるケースも滅多に無いのが普通です。
WALANG PASOK 来た!
— 🇵🇭はふた | バギオ滞在2年 | 元留学生現スタッフ (@haveto_nainani) October 9, 2025
・・・マジ? pic.twitter.com/1lNsOwzL4V
とは言っても、ここはフィリピン、我々にとっては異国の地。
地震への備えやサポート、建物の強度など、まるで異なります。
郷に入っては郷に従え、私の方が考えを改める必要があるのかもしれません。
まとめ
今回は、バギオで強めの地震に遭遇した実体験をお届けしました。
このブログを書いている時点では、被害などの情報は無くいつもの日常に戻っています。
日本と同じく、フィリピンも環太平洋造山帯(Ring of Fire)に属する地震の多い国です。
1990年、M7.8の大地震がバギオに直撃したという歴史もあります。
事前の準備や心構え等はなかなか難しいですが、防災への意識は忘れずに持っておく必要がありそうです。