SM City Baguio(SMモール)には無数のレストランがあります。大衆向けのお店から高級志向のお店、ジャパニーズレストランからアメリカンフード、フードコートから食べ放題まで本当に様々です。大衆向けのお店が中心になりますが、行ったことのあるお店をいくつか紹介します!
Kenny Rogers Roasters(アメリカンレストラン)
こちらは、肉料理がメインのアメリカンレストランです。お肉の種類が豊富でボリューミーなのはもちろん、サイドメニューもたっぷり頂けます。システムとしては、好きなお肉メニューを選び、同時にサイドメニューを1品か2品つけるといったバジェットミール的なセットになっています。
店内の様子はこんな感じ。ファミレスみたいな席が用意されています。また、バギオが一望できるテラス席に用意されており、人気で埋まっていることが多いですが、運が良ければ、そちらでの食事も可能です。
こちらのショーケースからサイドディッシュを選択します。
マッシュポテトやコーンなどのお肉の付け合わせとして鉄板のものから、デザートまで選べるようになっています。
メニューはこちらです。ソロメニューだと300ペソ(約810円)以下で食べることが出来ます。今回私が頂いたのは、コチラ。
BURGER STEAK (2side) 280 peso(約728円)
ご覧の通り、お肉もサイドメニューもボリュームたっぷりです。サイドメニューと聞くと、3,4口で食べ終わるくらいの軽いものを想像しますが、ここのは手のひらサイズのカップにたっぷり詰めてくれます。ハンバーグはハードな食感で私好み。グレイビーソースとマッチして美味しかったです。
丸亀製麺(うどん屋)
海外の主要な都市でよく見かける、今やグローバル企業になった丸亀製麺です。公式ホームページによると、フィリピン・ベトナム・アメリカなどの8か国に出店しています(2023年11月現在)。2016年に私がカンボジアにいたときも、首都プノンペンに立派なお店を構えていました。
ここフィリピンでも20店舗以上が出店されています。特徴は何といっても、店内にある製麺設備と釜揚げ装置ですね。どこの国においても、基本に忠実で本格的な製法にて商品を提供しているようです。
店内の様子はこんな感じ。トレイを取って列に並び、カウンター越しの注文口でうどんを注文、天ぷらなどのお総菜を取って、お会計となります。日本と同じシステムですね。
メニューは、各種うどん類があるのはもちろん、カレーや牛丼などのご飯類もあります。割合としてはどちらも50%くらいです。焼うどんなどの変わり種がある一方、冷たいうどんでの提供が出来るのは、看板メニューであるの牛玉ぶっかけのみとなっているところは独特ですね。
日本でもあると嬉しい、天ぷらやおにぎりなどのサイドメニューはコチラ。写真撮った時は散らかっていますが、結構な種類があります。また、セルフサービスの天かす・青ねぎ、わさびなどのトッピングもあります。
そして、今回注文したのがコチラ。
Beef Ontama Bukkake Udon (R) 215 peso(約560円)
今回は主力商品であるっぽい「温玉肉ぶっかけ(冷)」を注文しました。価格だけ見ると、日本で食べるのと変わらないくらいの値段ですね。ちなみにねぎは盛り放題だったのですが、日本のような薄切りの青ねぎではなく、白ねぎの頭の部分の細切れでした。海外で青ねぎは滅多に見ませんからね。
いざ実食…。だしは美味しいのですが、麺が柔らか過ぎでちょっと残念な感じ…。丸亀製麺に期待するのは、モチモチのコシだと思うのですが、それが無いとどうしても魅力が半減してしまいます。それでも久しぶりに食べる、だしとワサビの味が日本を思いださせます。
もしかすると、湯で時間を短くするなど頼めば、イメージ通りのコシが手に入ったのかもしれません。とはいっても、バギオでうどんが食べられる場所なんてそうそうないと思うので手軽に日本感を感じるにはオススメできます。
RAMEN NAGI:凪(ラーメン屋)
続いては現地でも大人気の日本式ラーメン屋:凪。海外においても本格的なラーメンが食べたい人がいるなら、ここに来れば間違いありません。それほどのクオリティが期待できます、いつも混みあっているのが何よりの証拠です。
店内は基本、4人掛け1テーブルの席になっており、60人ほどは収容可能です。なんとなく、和テイストというか、京都を連想させるような内装でこだわりが垣間見えます。また、横断幕やちょうちんには日本語が書かれており、日本を押し出したい気持ちをひしひしと感じます。
注文には下記のような注文票を使用します。メニューを選んだ後は、味の濃さ・ソース量・にんにく・チャーシューの種類・野菜の種類・辛さ・麺の硬さ・麺の太さ・トッピングを選ぶことができます。ここまでカスタムできるのは、なかなかのこだわり具合です。
BLACK KING 495Pesos(約1,336円)
初見で変わり種を頼んでしまいましたが、おそらくイカスミで着色された黒いマー油のラーメンです。ここのラーメンは、麺の真ん中にボール状の辛みそが乗っているのが特徴となります。味のベースはとんこつ醤油で、いい香りが立ち上っています。
味は期待どおりで日本で食べる味と全く同じ、間違いなく美味いです。思ったよりもあっさり目でしたが、豚骨が効いています。麺の硬さもちょうど良く、具材もきくらげ・ねぎ・チャーシュー・肉みそとたっぷりで文句の付けようがありません。
Chaya (本格日本料理レストラン)
バギオに来たら、一度は「Chaya」の名前を聞く機会があると思います。ここバギオでも新鮮な刺身や寿司を食べられる貴重なお店です。その分、値段はハイグレード。だいたいのものが300ペソ(約780円)以上はしますが、もちろんその分の価値はあります。
KATSUDON 390 peso(約1014円)
今回食べたのは、あの「カツ丼」です。ローカルのレストランでもトンカツの提供はありますが、日本風で本格的なものは滅多にありません。味は日本風のダシの味がする馴染み深いカツ丼です。お米から卵・カツに至るまで現地感を一切感じずに食べられます。
クオリティが高いのは凄いですが、値段を考えたら日本より高いですからね。それぐらいの満足感はあって然るべきかもしれません。また、ここではデザートに抹茶アイスが無料で提供されました。さすがのホスピタリティです、普段使いは難しいですが、特別な日にオススメできるお店です。
まとめ
今回はバギオ随一のショッピングモール、SM City Baguio(SMモール)のレストランをいくつか紹介しました。ローカルのお店と比べると確かに値段は高くなりますが、せいぜい日本で食べるくらいの値段で収まるので、たまの贅沢には良いですね。
もちろん他にもまだまだお店があり、1か月毎日通ったとしても、網羅できないでしょう。人もたくさんいてどこのお店も混みあっているので、十分な時間を確保して行くか、ピークタイムをずらして訪問することをオススメします。
また、テラスが併設されているお店がほとんどなので、バギオの街並みを一望しながらご飯を楽しむことが出来ます。この点はモールが坂の上にあるアドバンテージになりますね。セッションロードの観光がてら、ぜひ行ってみてください、それでは!