探せば探すほど次々と見つかるバギオのレストラン。徒歩10分圏内に限っても、私の滞在期間内で回り切れないほどあります。そんな中で、ついに見つけました、フリーコーヒー付きで100ペソ以下の超ローカルレストラン。物価の安さをヒシヒシと感じるそんなお店を紹介します。
Lolami-hanの場所
Lolami-hanは、おなじみ外食激戦区のレガルタロードを抜けて、アップダウンの激しいJose Felipeストリートの中腹辺りにあります。この辺り、ローカルすぎて留学生や外国人は滅多に見かけません。私も以前、ディプロマットホテルというゴーストホテルに行く途中に偶然見つけました。
本当に小さいお店なのでGoogle Map上では表示されません。地図上のお店がある位置にピンを刺しています、この辺り周りにいくつか飲食店があるのでその一帯を探せば見つかるはずです。あと、見ての通り、民家の一画で開業した個人経営っぽいお店なので休日は営業していない可能性があります。
店内、メニュー
店内はかなり狭く、4人掛けの席と2人掛けの席がそれぞれ1組ずつしかありません。お昼時にはお客さんがコンスタントに出入りしているので、相席になるのが常だと思っておいてください。
メニューはコチラ。全てのメニューが100ペソ以下でコーヒー付きになっています。ただコーヒーのクオリティは、「まあ無料だしな」程度に思っておいてください。コーヒーなのか紅茶なのか分からない感じで、服にこぼしてもシミにならないくらいの薄さです。
実食!
Chicken Silog 75 peso(約195円)
まずは多くのお客さんが頼んでいるChicken Silogです。ここのお店の良さはフリーコーヒーだけでなく、この定食の完成度です。揚げたてのチキンと目玉焼き、そして野菜炒めがついており、ライスは五穀米のようでこれもまた嬉しいです。プレートもおしゃれでかわいい感じです。
味は期待通りの美味しさで、これ一つでお腹いっぱいになります。75ペソということで揚げたてのフライが食べられるとなれば、考えたらかなりコスパは良い方です。
Pork Silog 90 peso(約195円)
こちらは骨付きの豚肉をカラッと揚げたフライです、ポークカツレツというやつですかね。日本ではあまり見ないタイプの豚調理になっています。見た目通りのボリュームで、外側サクサク、中がジューシーな仕上がりになっていて間違いなく美味いです。
Bang Silog 100 peso(約270円)
こちらはバングースと言う白身魚のフライです、キャットフィッシュとも言われ、バギオを含むフィリピンでよく食べられています。白身魚ですが、フワフワ感はなく、味わいとしては日本のサケに近い感じの食感です。
味はあっさりとした感じで、油と合わせて食べることによって立派なおかずに昇華しており、無難に美味しいです。大根おろしと醤油が合いそうな感じですが、ここではカラマンシーと醤油しかないので併せて食べますが、存外悪くない感じです。
Pancit Combination 80 peso(約208円)
続いてはフィリピンの麺料理であるPancitです。今回はコンビネーションを頼んだので、ビーフン麺と焼きそば麺が混ざったタイプになります。見た目以上にボリュームがあるので、これも1品でお腹いっぱいになります。
匂いは日本で揉馴染みのあるソースのような感じなのですが、味は割とあっさりめで、どちらかと言えば醤油っぽい味付けになっています。具材はキャベツと人参、いんげん、そしてどんと乗っている卵、さらにPancitにはおなじみの”牛フワ”であろうお肉が入っています。
総評
総合的な完成度がかなり高く、コスパの面から週2で通うポテンシャルはあります。ただ、どうしても席が少ないのでお客さんでいっぱいの時は、続いて紹介するお店へシフトすることをオススメします。また、FBページを見つけたので下記に載せておきます。
また、店員のおばさまが流暢な英語で丁寧にメニューの説明をしてくれたり、コーヒーを勧めてくれたりと気持ちのいい接客をしてくれます。
(おまけ)激安 MamiとLugawのレストラン
続いて、先ほどのフリーコーヒーのお店から徒歩1分のこちらのお店を紹介します。ここもローカル過ぎてGoogle mapでは表記されていません。ただ、お店の入り口でフライドチキンを大量販売しているのですぐに見つけられるはずです。
ここの店内は先ほどのお店よりも広く、10人くらいは座れます。ほとんどの人が店頭のチキンだけを買っていくので店内は比較的空いています。店内では、フィリピン的ラーメンのMamiとフィリピン的おかゆのLugawと併せてフライドチキンもオーダーできます。
メニューはコチラ。こちらのレストランでは最安30ペソ(約78円)で食べられます。いろいろカスタマイズできるのが嬉しいですね。
(おまけ)実食
Mami w/ bagnet 50 peso(約130円)
Mamiはお店によって味や見た目が違うのですが、ここのスープは味と色が濃い目でややとろみがあります。麺はちぢれ麵ではなくストレートタイプです。美味しいのですが、少し麺のボリュームが少なく、物足りなかったのが正直な感想です。
Lugaw w/ bagnet 50 peso(約130円)
続いてはフィリピン的おかゆのLugaw。これも店によって様々で、ここのは黄色っぽく、やや薄味でマイルドな感じでした。こちらはこれだけでお腹が膨らむ量があります。ただ、こんなことは初めて思ったのですが、ご飯の1粒1粒が細かすぎて食べ感がちょっと物足りない感じがありました。
Fried Chicken ①neck 15 peso(約39円), ②wing 30 peso(約78円), ③skin 10 peso(約26円)
チキンは部位によって値段が違っています。チェーン店などでは一般的に、むね肉やもも肉が多いのでこうした部位が食べられるのは非常に面白いです。
①neckは比較的、脂が多く柔らかめの食感です。値段が値段なのでかなりお得感があります。②wingはむね肉に近いしまった感じがして馴染みがある食感です。③skinは串に刺してまとめて揚げられています。カリカリの鶏皮を期待したのですが、残念ながらクニクニ食感でした。
店内で食べる場合は全て再度揚げなおしてくれるので、温かいものをザクザクの食感で頂けます。ただし、鶏皮は揚げなおすと脂を多く含んでしまうので注意が必要です。
まとめ
今回は近場にあるけれども留学生が行かないであろうお店から、ローカル感が強めのレストラン2件を紹介しました。個人的なオススメは1軒目のフリーコーヒー付きのレストランですね。アツアツが食べられてライスが美味しい、これはかなり評価点が高いです。
2軒目も、誰しもにおススメできるとは言えませんが、かなり安いので1軒目が混んでいた時の代替案としてもっておくといいと思います。あとどちらのお店もそうなのですが、店員さんの愛想がかなり良いです。ローカル店への訪問を恐れることなかれ、機会があればぜひ行ってみてください、それでは!