先日2026年版フィリピンの祝日が発表されました。
留学生も必見、要チェックの情報です。
というのも、フィリピンの祝日についてはこんな口コミが。

祝日ばっかりで、授業が少ないんだけど…(怒)

連休が無く、門限のせいで旅行に行けない…(泣)
フィリピンの祝日を知ることは、充実した留学生活を送ることにもつながります。
ベストなシーズンで留学を検討したいという場合、今回の記事が参考になるかもしれません。
フィリピンの祝日は「多い」
まず基本情報として、フィリピンの祝日数は日本と比べてかなり多いです。
今回発表された祝日は19日。

出典: Baguio City Guide, Facebookページ(https://www.facebook.com/baguiocityguide2600)
日本の祝日が年間16日であるのに対し、3日も多いことになります。
カレンダーに載る祝日以外にも
また、フィリピンでは隠れた祝日が存在します。
地域・州の政府機関が、🙍「来週金曜は祝日!」と、突然制定することがあるのです。
日本式に考えると、

来週はうちの”県の日”だなー。
よし、祝日に設定しよう!
みたいな感じで直近急遽決定されるのです。
つまり、カレンダーに載る[19の祝日]+[イレギュラーの祝日] が存在し、総数は20日をゆうに超えてきます。
また、イレギュラーな祝日は直前で発表されるものが多く、予定が立てにくいのがフィリピンの常となります。
2025年の祝日
では、実際にどのような隠れた祝日があったのか。
2025年 バギオの語学学校での例を紹介します。
1月30日(木): 韓国の旧正月
2025年1月30日(木)は旧正月のお祝いということで、学校は休校となりました。
こちらは韓国の文化(LUNAR NEW YEAR)に基づく祝日です。

韓国文化にとって、1月1日の元旦に近い位置づけ。
韓国資本の学校が多いバギオでは休日に採用されることが多くなります。
6月6日(金): ムスリムのラマダン
6月6日には、Feast of Sacrificeによる休校が発生しました。
こちらはイスラム教を信仰するムスリムの文化に由来します。

この日はラマダンという1か月にわたる断食を終了し、お祝いのパーティーをします。
ムスリムが全国民の5%弱を占めるフィリピンにとって、特別な日なのです。
7月15日(火): 州の記念日
7月15日(火)はCordillera Day、バギオが属するCordillera州の特別な日です。
国全体で見れば普通の平日ですが、地域内は祝日となり、学校や企業はお休みとなります。

私のいる学校では、当日15日(火)は授業を実施。
その代わり、前日14日(月)をNo Class Dayとし、休校としました。
9月1日(月): 市の記念日
9月1日はBAUIO CHARTER DAY、バギオ市の記念日となります。
先ほどは州の記念日でしたが、市の記念日も別に制定されています。

語学学校において、今年(2025年)については通常通りの授業が行われました。
直前の月に祝日が連続した関係で、授業日数を減らせなかったのかもしれません。
5月12日(月): 市政選挙
5月12日はELECTION DAY、選挙の投票日でした。
日本だと週末に行われる選挙。
フィリピンでは平日に実施、該当の日が祝日となります。

祝日の制定方法から、文化や習慣の違いが感じられますね。
ちなみに、選挙日が近づくとリカーバン(アルコールの購入・飲酒)が交付されるので注意が必要です。
また今回は市政選挙だったので無事に終わりましたが、大統領選となると様相が変わります。
過激派のデモや暴動などであるかもしれません。巻き込まれないようにしましょう。
これらがカレンダーに載らない祝日の一例となります。
フィリピンの長期休暇
日本の長期休暇と言えば、正月・盆・ゴールデンウイーク。
フィリピンでも、いくつか似たような休暇が存在します。
- Holy Week: 3月下旬~4月上旬
2025年は、3/28(金)~3/21(月)の4連休 - All Saint’s Day, All Souls Day: 11月1,2日
2024年は、11/1(金)~11/3(日)の3連休 - クリスマス・年末: 12月下旬
2024年は、12/24(火), 12/25(水), 12/30(月)~1/1(水)が休み
順番に見ていきましょう。
Holy Week(聖週間)
キリスト教の習わしに基づく祝日、通常3月~4月上旬に制定されます。
日本だと、イースターや復活祭という名前で知られています。

Holy Weekは日付ではなく、曜日に基づき定められます。
よって、毎年ほぼ確実に4連休となります。
2026年においては4/2(木)~4/6(日)の4日間、語学学校は休校となることでしょう。
All Saint’s Day, All Souls Day
こちらもキリスト教に基づくもの。日付は11/1, 11/2で固定です。
概要としては日本のお盆に似た慣習であり、死者に感謝し弔う期間となります。
10/31のハロウィンからスタートし、数日間催事が続きます。

2026年のカレンダーを見ると、週末と被っています。
日付が固定なので、場合によっては土日とバッティングすることもしばしば。
振替休日が制定されるか現状は不明。
個人的に10/31~11/2の三連休のみで終わる予感がしています。
クリスマス・年末
年間を通して祝日数が最も多いのは12月。
発表された2026年の祝日19個中5日は12月にあります。

クリスマスはクリスチャンにとって最重要のイベント。
ここを祝日にしないことはあり得ません。
昨年(2024年)12月について、学校では下記の特別スケジュールが組まれました。

- クリスマス休校: 12/24(火), 12/25(水)
- 年末年始休校: 12/30(火), 12/31(水), 1/1(木)
祝日が多すぎるので、学校は補講を提供。
この年は12/21と1/4の2回、土曜を補講日としました。
このように12月は変則スケジュールになりがちなので、注意が必要です。
バギオ留学(2026年)のベストシーズン
ここまで、フィリピンの祝日について紹介してきました。
年間の祝日を俯瞰的に見ることで、留学のベストシーズンが見つかるはず。
ということで、下記条件をシチュエーション別に考察してみました。
- 授業日数が多い方が良い
・留学期間: 1か月
・留学期間: 3か月
・留学期間: 6か月 - 長期休暇を使って旅行したい
・留学期間: 1か月
・留学期間: 3か月
・留学期間: 6か月
授業日数が多い方が良い場合
留学期間: 1か月
候補: 3月、7月、9月、10月
これらの月は、現状祝日がありません。
よって、授業日数が多いことが確約されていると言えます。
留学期間: 3か月
候補: 7~9月、8~10月
8月には祝日がありますが、そのほかの月はありません。
ただ、台風のシーズンでもあるので、天候による休校の可能性は高くなります。
留学期間: 6か月
候補: 7~12月
この期間、長期休暇が入る可能性は11月上旬のみ。
クリスマス前までを留学期間とすれば、他の6か月よりも授業日数が多くなりやすいです。
留学の最後にフィリピンのクリスマスを体験するのもいいでしょう。
長期休暇を使って旅行したい場合
留学期間: 1か月
候補: 3月中旬、10月中旬、12月中旬
留学期間中に長期休暇を挟む形になります。
ローカルのイベントも多く、勉強と遊びを両立して充実した留学となるでしょう。
留学期間: 3か月
候補: 2~4月、9~11月、11~1月
どの期間も1度は長期休暇を含む計画となります。
もし卒業間近に休暇を合わせたい場合、1ヶ月前倒しにすると良い感じです。
留学期間: 6か月
候補: 9~2月、12~5月
6か月の留学となると、期間中に長期休暇を2回組み込むことも可能。
その中でも一番大きいイベントは、やはりクリスマス。
日本とはまた違った過ごし方が出来ることでしょう。
まとめ
今回は、2026年フィリピンの祝日についてお伝えしました。
留学前の準備段階で情報を頭に入れておくと、現地で予定が立てやすくなるかもしれません。
特に12月のクリスマスシーズンは要注意。かなり特殊なスケジュールとなります。

12月の土曜日に授業を受けるのは、精神的にかなりキツかった覚えがあります。
祝日が控えているとはいえ、6日連続授業日は結構こたえますよ…。
また、今回紹介したスケジュールは一例に過ぎません。
気になる場合はエージェントを通して確認してもらうと良いでしょう。
🙍「まだ未定です」と突っ返される可能性もありますが…。
現地の祝日を知ることは文化的な背景を知ることにも繋がり、理解が進むことでしょう。
今回の記事でフィリピンの祝日を少しでも理解していただければ幸いです。
それでは、また次回!