2025年8,9月に発信された、バギオの語学学校の気になる話題を紹介します。
最新の情報や口コミを知ると、現地の”今”がイメージしやすくなるかもしれません。
学生・社会人問わず、留学検討中の方は必見です!
バギオ留学団体が割引条件を緩和
バギオには”BESA”という留学団体があります。
小さな学校が多いバギオでは、空港ピックアップや共通ルールの制定など、各学校が協力して行っています。
その中心的役割を担うのがBESAです。

共通ルールの1つに、エージェント独自の割引は一切禁止、というものがありました。
単純な値引きだけでなく、無料英会話の付与といったサービスも禁止。
ところが、今回プロモーション(割引)に関して、大きく2つの変更点が発表されています。
BESA規約の変更点(2025年9月)
- オンライン英会話レッスンの提供を認める
- 入学金の割引可否は学校の規定に基づく
上記により、今後バギオの留学エージェント選びに大きな動きがあるかもしれません。
例えば、「エージェントAの方が価格が1万円安い」など。
この件は私の中でも深堀りし、おすすめの申し込み方法など結論が出たら、追ってブログ記事にしようと思います。
日本でバギオの学校セミナー実施
2025年9月、東京にてBESA加盟学校11校による合同説明会が行われました。
こちらのイベントは留学生向けではなく、エージェント向けの開催となっています。
学校側の人間として、積極的にセミナーへ参加し最新情報を仕入れる企業は好感が持てます。
そういったエージェントから申し込んだ学生も、現地状況への理解が進んでいました。
留学後のギャップに悩まされず、満足な留学生活を送る傾向があるように感じます。
今回のセミナーについて、概要がまとまったものをFujiyama International(エージェント)が公開しています。
気になる方は、下記URLから確認してみてください。
【フィリピン/バギオ】CALA・BESA合同フィリピン留学セミナー(バギオ編)
FUJIYAMA International ホームページより(https://www.fujiyama-international.com/blog/entry-4469.html)
捨てチケット問題発生
フィリピン渡航における永遠の議題、“捨てチケットが必要か不要か”。
いつまでたっても答えの出ない問いです。
直近、私が2025年6月に利用したZIP AIRでは、提示の必要はありませんでした。
→(参考)成田からマニラへ。ZIPAIR利用レポ【フィリピン留学】

ところが今年9月、羽田空港発ANA便、およびセントレア空港発セブパシフィック便で搭乗拒否問題が発生したようです。

フィリピン留学時における搭乗拒否問題【2025年9月21日更新】
FUJIYAMA International ホームページより(https://www.fujiyama-international.com/blog/entry-3426.html)
このことから、捨てチケットはいまだ必要であると言えるでしょう。
捨てチケットの取得方法はこちらの記事からどうぞ。
→フィリピン留学準備!『捨てチケット』とは?
[PINES] TOEICコース開講
2025年9月、PINES INTERNATIONAL SCHOOLにて、TOEIC・TOEIC点数保証コースが復活しました。

2つの校舎のうち、メインキャンパスで提供されるプログラムとなります。
学校の説明資料から、特徴的な点を抜粋してみましょう。
TOEICコース
通常TOEICコースは、マンツーマン4コマ・グループ4コマのスケジュール。
価格は4週間で126,000円。
同じくPinesで提供している”Power ESL 5”というマンツーマン5コマのコースと同額となります。
TOEIC点数保証コース
同じTOEICコースでも、こちらは目標スコア到達を保証。

予定期間までに点数が届かなかった場合、期間を延長しての滞在が認められます。
この間の授業料は無料、ただし寮費は追加で支払いが必要とのこと。

自分のレベルや弱点に応じた対策が可能。
平日午後7時~10時は自習が強制されるスパルタ環境となる。
点数保証コースの継続には、出席率・テスト・課題など厳しい条件が課せられる。

目標スコアは3つのレベルから選択。
最低ラインは650点以上。

コース料金は図表のとおり。
基本は3か月(12週間)単位での申し込み。
通常TOEICと比べると、1ヶ月あたり17,000円高い価格設定です。
以上、Pinesで新しく開講したTOEICコースの概要でした。
もともとIELTSで有名な学校でしたが、TOEIC対策もできるようになり、さらに受けが広い学校となっていますね。
[A&J] 学生からの口コミ
A&J 語学学校のスタッフより、最近寄せられた口コミが発信されました。

【フィリピン/バギオ】A&J e-Edu DC Academy来社報告(2025年9月)
FUJIYAMA International ホームページより(https://www.fujiyama-international.com/blog/entry-4479.html)
「日本人が少な過ぎる」とのこと。
クレーム(?)として書かれていますが、日本人比率が少ない環境を求める方も多いはず。
学校の国籍比率を優先的に考えたい方にはオススメの環境がありそうです。
[JIC] ロンドンにてフィリピンの英語力をアピール
バギオに2つのキャンパスを構えるJIC。
ロンドンで開催された、英語学習に関する会議に参加したとの発信がありました。
会議参加の目的は、フィリピン人の英語力を欧米にアピールすること。
加えて学校側は、ヨーロッパや南アメリカの学生獲得にも踏み込みたいと発信しています。
フィリピン留学と言えば、安さばかり注目されますが、質にも期待していいのかもしれません。
フィリピンで習う英語が、世界に通用するレベルであることを強調しているように見えます。
[QELT] 日本人受け入れ開始、割引プロモあり
バギオの学校と言えば、PINES、A&J、JIC、BECI、WALES、MONOLが一般的でしたが、新たに名乗りを挙げた学校があります。

QELT Academy、2024年に設立された学校です。
学校の最大キャパシティは最大26名と小規模。
バギオでは珍しくフィリピン人経営となっています。

全体的な雰囲気としては、アットホームな環境。
2025年9月から日本人スタッフが着任され、日本人の受け入れが本格化しました。

現在、学生・社会人問わずモニター留学生を募集中。
寮費50%OFFなど様々な特典がありますので、新しい挑戦をしたい方にオススメです。
提供された学校の写真を見た感じ、プールや農場があり、かなり特殊な環境のようです。
他の学校では得られない、フィリピン文化に根付いた経験ができそうな感じがします。
学校スタッフのインタビューなど、Fujiyama Internationalのページに載っていますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
【フィリピン/バギオ】QELT Academy面談報告(2025年9月)
FUJIYAMA International ホームページより(https://www.fujiyama-international.com/blog/entry-4472.html)
まとめ
今回は、バギオの語学学校に関連した8,9月の最新情報をお伝えしました。
BESAのプロモーションや、PINESのTOEIC追加など、重要な変更もありましたね。

個人的に気になったのは、日本人の受け入れが本格化したQELT Academy。
今までの学校とは異なる地域密着型のキャンパスです。
プロモーションも走っていることですし、お手頃に新しいことを始めたい方にオススメです。
今後もバギオの気になるニュースがあれば、情報を更新していこうと思います。
それでは、また次回!