1泊2日で訪れた「La Union」旅行の後編、今回は2日目に絶景が見られる滝に行ってきました。結論から言うと、スリリングな体験と大自然を満喫できますので、アクティブな体験がしたい人にはかなりオススメです!実は、スリリングなのは滝だけではなく…記事にて紹介します!
大迫力の滝壺 Tangadan Falls!
今回の目的地はTangadan Fallsという滝になります。サンホアンビーチからは15kmほど離れた場所にあり、Google mapによるとビーチから車で30分弱となっています。map上の評価は☆4.6(846)とかなり高く、期待ができます。
しかしこの滝、結構な秘境にあり、我々はジプニー3台を乗り継いでこの場所までやってきました。乗車時間は合わせて45分ほど。加えて、こんな山の中なので徒歩での移動も必要になります。道自体は舗装はされているものの、高低差の激しい山道を15分ほど歩き続けてようやく到着しました。
個人ツアーの場合、手配や手続きで必要なものが3つありますので先にそちらの方から説明します。
Tangadan Fallsの行き方
Tangadan Fallsに個人手配で行く場合には、下記の3つを検討しなければなりません。
①サンホアンビーチから市役所への移動手段
滝へ入場するにあたって一旦、San Gabriel Municipal Halという市役所に寄る必要があります。12kmほど離れているので当然移動手段が必要になります。しかし、このエリアはタクシーが走っておらず、バギオで使える配車アプリのGrabは使えません。そこで考えられる手段は2つ。
(1) トライシクルで移動
タクシーは走っていませんが、大通りではトライシクルという補助席付バイクが頻繁に走っています。簡単に捕まえられ目的地まで連れて行ってくれます。市役所までの距離だと料金の相場は1台500ペソ(約1,300円)になります。3人乗りなので1人当たり、170ペソ前後…なかなかです。
(2)ジプニーを乗り継いで移動
トライシクルが観光客用である一方、ジプニーは現地の人用であり、ここLa Unionでもジプニーは顕在です。終着点に向かって走っているので、途中で降ろしてもらう必要があります。いくつか行き先があるのでしっかり正しいジプニーを選ばなければいけません。相場は30ペソ(約78円)になります。
今回、私たちはジプニーでの移動を選びました。サンホアンビーチからだと、北上するジプニーのうち、「San Gabriel」行きのものに乗っていきましょう。畑が広大に広がる、すんごい田舎道を通りながら、受付のできる市役所まで行くことが出来ます。
②市役所内での入場料の支払い
市役所では入場料の支払いとログブックへの記帳を行います。市役所がいくつかあるので間違いないように正しく、San Gabriel Municipal Halに着いているか再度確認しましょう。入場料は一人あたり30ペソ(約78円)、ログブックに名前と年齢、性別を書いて提出します。
③市役所から滝へ行くためのジプニーの手配
入場の手続きを終えた後は滝まで行くためにジプニーを手配します。これは我々の貸し切りになるので他のお客さんは基本乗りません。幸い、市役所の外には正規のドライバー兼ガイドが待機しているので、手続きを終えたら向こうから案内をしてくれます。
観光客5人につきガイドは1人必要で、我々は9人だったのでガイドを2人付けました。ガイド1人では700ペソ(約1,820円)、2人では1,300ペソ(約3,380円)になります。市役所から滝までの移動手段として、ジプニーを使うのですが、ここでとんでもない体験をすること、、、
ライド on ジプニー
ジプニーのチャーター代は1,800ペソ(約4,680円)と、結構な金額になります。ただ、その分の価値はあると断言できます。
滝までの道中は、車がすれ違えないほどの細い、幅3mくらいの山道を登っていきます。当然ガードレールなんてものは無く、ドライバーの腕に任せるしかありません。山道なので当然勾配も激しく、ジェットコースター気分を味わえるスリリングな道のりになります。
そして、一番凄いのは、「ライド on ジプニー」が出来ることです。どういうことかというと、走っているジプニーの上に乗れます。座席ではなく、天井の上にです。出発前に運転手から「ジプニーの上に乗る?」とお誘いがありますので、「Why not!」と申し出をありがたく受け取りましょう!
ジプニーの上に座席なんてものは無いので、鉄骨むき出しの上に座ってお尻に痛みを感じながら乗ることになります。前述の通り激しい山道なので落っこちないように、しっかり屋根を掴みましょう。強い日差しに晒され、生い茂った植物に体を打たれながら、15分ほど走ると到着です。
このジプニーライドは、あまり大きな声では言えませんが、ゴニョゴニョと言った行為になります。こんなこと郊外でしか出来ない、貴重なアクティビティと言って差し支えないです。また、通りすがりの現地の人から「おーやってるねー」って感じで手を振ってもらえたりするので、楽しくなってきます。
山道を歩く
迫力満点なジプニーを降りた後は、山道を徒歩で移動します。舗装はされているのですが、高低差が激しく何十段もある階段を通っていかなければなりません。行きは下り、帰りは登りになるので、遊んで帰ってくる際も、しっかり体力は残しておきましょう。
また、泳ぐことも可能なのですが、着替える場所がないので、前もって水着を着ていくのが最善だと思います。ただ道中は写真の通り、山道なので虫がでます。幸い日差しはそんなに強くないので、滝に行く前は肌を覆った服装で、日焼け止めではなく、虫よけを塗った方がベターです。
いよいよ滝へ
今まで静かだった山の中から、突然滝の音が聞こえてきたときはかなりの感動ものでした。到着した時は12時頃でしたが既に30人ほどの観光客がおり、みなさん思い思いに過ごしています。割と滝壺が広くできているので、それだけの客がいても全然窮屈さは無く、かなり快適でした。
当然、ここでも泳ぐことが出来ます。ビーチとはまた違って、水温はかなり冷たく、山歩きで汗だくになった体には丁度いいです。ただ、滝の落下点に近いところは足がつかないほど深く、引き込まれるように水流が流れていますので、泳ぎに自信のない方は滝から離れたところで楽しんだ方が良いです。
監視員のような人もいないので、自己責任ですが割と好き放題にできます。2mほどの岩でできた自然の飛び込み台なんかもあり度胸試しも可能です。一応、救命用の浮き輪を持ったガイドがいますが、特に何をしても注意するようなことはありません。
泳ぎに自信がなければ救命胴衣を60ペソ(約156円)でレンタルできます。ここまで来るのに結構なお金と労力をかけてたどり着くこととなりますが、その分の価値はあるはずです。
まとめ
今回はかなりエキサイティングなアクティビティの内容をお届けしました。これらのスポットがある「La Union」というエリアには、バギオから2~3時間ほどで行くことが出来るのですが、片方だけなら日帰り、ビーチと滝を両方堪能するには体力的にも1泊した方が良いと思います。
かなり無理すれば1日に詰め込むも出来そうですが、かなり段取りよくやらないとキツいですね。現地をよく知っている人と行けば可能かもしれません。また、今回は祝日に合わせて旅行に行ったため、宿が少し高かったですが普段はもう少し抑えられるはずです。
あと、滝に行く場合は天気も要注意です。今回は特に雨の影響を受けませんでしたが、ご覧の通りの道のりなので、雨天中止も視野に入れておきましょう。また、今回の情報は2023年10月現在の情報になります。詳しくは最新の情報をご確認ください。