【絶壁・カフェ・月】Mt. Kalugongでハイキング

前回、バギオの隣の市La Trinidadにある「Mt.Yangbew」という初心者にピッタリな山を紹介しました。今回はハイキング記事の第2弾として、同じく初心者にも安心してオススメできるハイキングスポットMt.Kalugong」について紹介します!(本情報は2023年11月現在のものになります)

Mt. Kalugongの場所

Mt. Kalugongはバギオからジプニーやタクシーなどの交通手段を使って45分ほどで行ける山です。Google map上の評価は☆4.5(552)と、観光客から愛されているのが分かりますね。住宅地を経由して、気軽にふらっと訪れることが出来ます。

実は、前回紹介したMt.Yangbewとはかなり近い距離にあり、タクシーであれば10分ほどで移動することが出来ます。なので、1日でどちらも周るというのも可能です。ハイキング2回はなかなか大変そうですが、どちらもそれほど高い山では無いので、トライしてみてください。

Mt.Kalugongの特徴としては登山以外のお楽しみが多いです。それがタイトルにある【絶壁・カフェ・月】で、アクティビティ?がたくさん体験できます。夜限定のイベントもあるので、もしMt.Yangbewと合わせて登るのであれば、日暮れ辺りから訪れることをオススメします。

登山自体に必要な時間は20分ほどで初心者にもオススメです。ただ穏やかな山道を外れると、、、スリリングな経験も味わえます。

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Mt.Kalugongの行き方

Mt.Yangbewとほぼ同じロケーションということで、バギオからの行き方もほぼ同じです。もし、ジプニーで向かう場合は、Rizal ParkからLatrinidadに向かう目的地が「Tomay」か「Camp Dangwa」のものを選んでください。「Buyagan」は反対方向に行ってしまいますので注意。

個人的には途中までジプニーで行き、La Trinidadにてタクシーへ乗り換えることをオススメします。というのも、ジプニー降車地点からエントランスまで結構な距離と坂があります。ここを歩こうと思うと、時間にして30分弱、ジプニーが通らない道を歩くことになります。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、登山口に行く道中は急な坂になっています。タクシーで来た時はさらに上の方まで登って行ってくれますので、この道をまるまるカットすることが出来ます。ただ、この道が嫌で断るドライバーも居そうなので、短い距離だとタクシー探しに苦労するかもしれません。

ジプニー+タクシーですと、20ペソ+100ペソくらいで行くことが可能になります。ただ、もっとお金をかけていいのなら、タクシーを往復分併せてチャーターするのが一番です。というのも帰りが非常にタクシーが掴まりにくいからです。帰りは下り坂になるので徒歩でも幾分かマシですが、結構な距離を歩くことになります。

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登山道と入山料

登山口の始まりは拓けた森林のような場所で、ここに料金所があります。入山料は100ペソ(約260円)です。この辺りで既に高い場所になりますので、ここからでも綺麗な景色を見ることが出来ます。丸太で作られたブランコなんかもありますのでここでも十分楽しめますね。

そして、いざ頂上を目指すとなった時に2つのルートを選ぶことが出来ます。1つはかなり整備された道を行く、めちゃくちゃ安全でかつ所要時間10分ほどの短い時間で到着するルート。もう一つは、岩肌がごつごつしていて歩きにくい、かつ20分くらいかかる割と危険なルートになります。

私たちはもちろん…、

危険な方のルートを選びました!!!

最初の林道のような平らな道はだんだんとなくなり、尖った岩肌の上をぴょんぴょん跳んで進んでいくようなルートになります。しかも、ところどころ谷のようになっている隙間がありますので、躓いたら数m落下、スマホなどの持ち物を落としたら永久にオサラバとなるでしょう。

そして何より恐怖なのが、全く転落対策がされてないむき出しの岩場です。このような場所は避けて通ることが出来るのですが、映え写真を求めて人々は登っていきます。

高所恐怖症で無くても足が震えるような高さに、不安定なごつごつした岩肌の足場、足を踏み外そうものなら数十mは落下、決して無事では済みません。事故の一つや二つ、過去に起こっていても不思議ではない、そんなロケーションで若い子たちはポーズを決めて写真を撮っています。

私からは決してオススメできませんが、ここでしかできないような体験が出来ます。挑戦する際は、雨が降った日や風が強い日は避け、何があっても自己責任でお願いします。

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山頂にあるカフェ

Mt. Kalugong Kape-an/Caféは上記の道を超えた先にあるカフェで、登山の目的地になる場所です。もちろんもう一つの緩やかなルートからもたどり着けますので、ご安心ください。Google mapの評価は☆4.5(106)でかなり高評価です。

日本のイメージでは山の中にあるカフェなんて質素で何もかも高いみたいなイメージがありますが、ここのカフェはおしゃれな内装で、価格もリーズナブルです。食事・ドリンクメニューともに、かなり豊富に取り揃えているので街中にあるカフェと同じような使い方が出来ます。

私たちが着いたのが午後4時頃、この時は残念ながらフードメニューがNot availableで、ドリンクとケーキのみ注文可能でした。なぜこの時間を選んだのかというと、このカフェからサンセットを見ることが出来るからです。

今が雨季ということもあり雲が多く、綺麗な夕陽を見ることが出来ませんでしたが、この景色だけでも充分来た価値があるというものです。綺麗なサンセットを見たいという方は、気候が安定している乾季(12月~4月)に来ることをオススメします。

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夜限定、地上の月

カフェを存分に楽しみ、料金所のある林道まで戻ってきたところで時刻は18時。実はこの時間からも楽しめる場所がMt. Kalugongにはあります。辺りは既に真っ暗になっていますが、ここから別のルートを通って再度山頂付近を目指していきます

道中は石段が設置されており、電灯が点いているので夜でも進むことが出来ます。進むこと10分ほど、ゲートと別の料金所が見えてきます。

目的の場所に向かうには、さらにもう100ペソ払う必要があります。支払いとログブックへの記帳を終えてすぐに見えてきたのが…

この月のモニュメントです。街を見下ろす崖際の景色の良いところにこの月が設置されています。見てわかる通り、映えな写真が撮れるスポットです。遅い時間でしたが、多くの人が記念撮影を求めて集めってきていました。

月との記念撮影は順番制になっており、グループごとに番号札が渡されるので順番を待ちましょう。その間、さらに高みを目指して登って行ったり、バーのようなところでまったりしたり、キャンプファイヤーの日を囲むのも良い感じです。

この月との撮影ですがかなりオススメです。実物で見ても感動しますし、写真写りもかなり良いです。座って、立って、寝転がって、個人で、グループで写真を撮りまくりましょう。スタッフの方もグループ写真を快く撮ってくれます。なかなか他で出来ない貴重な経験になります。

そして思う存分楽しんだ後は、来た道を気を付けて下山しましょう。

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まとめ&下山時の注意点

今回はバギオのお隣の市La TrinidadにあるMt. Kalugongについて紹介しました。登山というほど厳しい道のりでは無いので(ルートを選べば)、気軽に行けるハイキングスポットです。サンセットや月のモニュメントなどを楽しめるので、お昼からの訪問をオススメします。

1点注意点として、前述の通り夜まで滞在する際、タクシーをチャーターでもしていない限り、車一台分くらいの細い道を30分くらいかけて下っていく必要があります。行きにタクシーでショートカットした道ですね。

かなり暗くて人通りが少ないので用心する必要があります。治安が良いと言われているバギオ周辺ですが、用心するに越したことはありません。登山時の岩肌もそうですが、そういったリスクがあるということを予め承知の上、旅行を計画ください。それでは!