バギオ留学4か月目を迎え、私にとって2度目の海外での年越しです。さすがにこの期間は勉強はお休み…という訳で、今年はバギオのスカイラウンジバーでカウントダウンに参加して2024年を迎えました。今回はバーの紹介と共に、年の瀬のバギオについてお伝えします!
年末年始のお休みは3日間
年末年始のお休みについて、私たちの学校では 12/30,12/31,1/1の3日間しかなく、1月2日からは普通に授業が始まります。しかも今年は土日休みが運悪く重なってしまったために特に短くなっているようです。プライベートスクールでは、1タームの最低授業日数を満たすためにそれ以上の休みは置けません。
ちなみに、大統領より1月2日は祝日ではないという公式の宣言も出されています。先日のクリスマス休みの時に平日1日を祝日とするフェイクニュースが出回ったためでしょうか。ということで、フィリピンでは年末年始のお休みはかなり短くなっています。
1月2日は祝日ではないと発表。大統領広報室長官はマルコス大統領は1月2日を休日と宣言していないと強調した。年末年始の連休は12月30日、31日、1月1日となる。https://t.co/nkqMRgasdS
— フィリピンのニュースあれこれ (@pharekore) December 30, 2023
そういう事情があり、この期間での遠出は難しいですね。特に元日はジプニーなどの交通機関が少ないという情報を先生たちから聞いていましたので、今回は大人しくバギオ市内で年越しを迎えることにしました。
一般的な大晦日の過ごし方
フィリピンでは、クリスマスや年末年始などの休暇期間は家族と過ごすもの、という認識が一般的です。バギオなどの都市では働いている人たちが故郷に帰るので、一時的に人の数が減り街に残るのは観光客だけという感じになります。こういった事情があり、交通機関が少なくなっているのでしょう。
ただ、ホテルはもちろん他のサービス業は概ねオープンしています。日本と同様に個人経営のレストラン等以外は、短縮営業こそしているものの薬局やコンビニは空いており、緊急時でも留学生にとっては困らない環境になっています。
また、フィリピンの文化として大きい音を出すと縁起が良いと言われています。なので、31日は終日爆竹の音があちらこちらで聞こえます。普通にビックリするくらいの音量が夜中まで続きますので、いっそ賑やかなところへ移動し、「おーやってるやってる」くらいの感覚で楽しむのが良いでしょう。
新年を前に花火による負傷者が115人に増加。大晦日に8人が爆竹などで負傷しルソン島中部の4歳の少年は違法爆竹により右手の指をすべて失った。花火によるケガ人の6割は違法花火によるものだと保健省は強調。警察に違法販売の取締りを強化するよう求めた。https://t.co/j3SqVSOk5w
— フィリピンのニュースあれこれ (@pharekore) December 31, 2023
大晦日のイベント
大きい音を出すと言えば、やはり花火でしょう。バギオでも年末年始に花火イベントが企画されています。場所はバギオの中心地、バーナムパークの隣にある屋外イベントスペースになります。有難いことに、市内からは基本的にどこからでも見えるような位置で開催してくれます。
他にも観光客や留学生向けに年越しイベントが数多く企画されており、ざっと探した感じはホテルでのビュッフェが多いようです。ただ、基本的にはバギオ市内から少し離れた郊外のホテルでのイベントが多く、帰って来られるか不安だったので、今回これらは見送りました。
今回私たちが参加したカウントダウンイベント
その代わりに私たちが参加したのが上記のイベントになります。私もよく行く、Avanao Squareというアクセスの良いショッピングモールの屋上にあるバーで行われるカウントダウンイベントです。
Bóveda Sky Lounge
このBóveda Sky Loungeというバーですが、なんと2023年の12月15日オープンしたばかりということで、まだまだ知名度は少ない様子。混み合うかなぁと危惧していましたが、そんなにお客さんは多くなく、実際かなりの穴場でした。ドアチャージも掛からないということで、かなり良心的です。
ショッピングモール自体は夜8時には閉まってしまうので、メインエントランスではなく地下駐車場のエレベーターを使って行くことが出来ます。少し道が分かりにくいので、私たちは警備の人に聞きましたが、懇切丁寧に案内してくれました、大みそかにも働かないといけないというのにありがたいです。
コチラのお店には屋内席とテラス席が用意されており、50人ほどは収容できそうです。フィリピンあるあるですが、爆音でノリノリの音楽が流れており、会話が聞こえにくいです。普段だったらちょっと考えてしまいますが、大晦日のカウントダウンには丁度いいでしょう。
テラス席は音源から少し離れているのでまだ会話はしやすいです。この時の気温はパーカー1枚でちょど良いくらいで長居しても問題ありませんでした。ただ、私たちは予約せずに行って運よくテラス席を案内してもらえましたが、予約済みになっている可能性が高いです。
メニューはコチラ。ロケーション込みでこの値段はなかなか良心的だと思います。この時はムスリムの友人も一緒だったため、ノンアルコールが充実しているのは嬉しかったのですが、コーヒーは準備中。紅茶はティーバッグ形式でそこだけは少し残念でした。
年越しカウントダウン!
私たちは夜10時前に到着し、前述の通り、運よくテラス席を利用することが出来ました。そこからガッツリご飯を食べたり、ピッチャーに入った「テキーラサンライズ」に驚いたりしながら年越しの時を待っていました。
ちなみにこのあと、手持ちの花火・ペンライトが配られたりして、いよいよ年末感が増してきたのですが、結局どちらも使えませんでした。というのも花火は火をつけても着火せず、ペンライトの光は弱小で残念な感じ。。。ただ、もてなそうとしてくれたお店側の心意気だけでも買いましょう。
なんやかんやしながら待っていたら、ついにその時がやってきました。年明けと同時にバーナムパーク方面で花火が打ちあがります。
やはり、ルーフトップバーは花火が身近に見られて良いですね。個人的に、それほど混んでいなくて、パリピみたいな人がおらず、みなさん節度を持ってほどよく楽しんでいる感があって非常に快適でした。
まとめ
今回は留学先のバギオで過ごした大晦日と年越しについてお伝えしました。ロケーションを考えると、日本ではかなり値が張るルーフトップバーですが、海外ではかなり良心的な価格になっています。私たちはそこそこ飲み食いし、3人で約1600ペソ(約4,160円)でした。
ちなみに出来たばかりということでトイレもかなり綺麗です。
また、新年を迎えてから寮まで歩いて帰りましたが、平和なもので何の脅威も感じませんでした。改めてバギオの治安の良さを感じます。ただし、油断は禁物。ご利用の際には、あくまで海外であるということを忘れずに節度を持って楽しみましょう。