お正月の朝と言えば、やはり初日の出という訳で、バギオ留学中でも新年からご来光を浴びてきました。場所はバギオ市街からもそう遠くないMines View。前日に年越しのカウントダウンを終え、眠りについたのは深夜2時頃でしたが、気力を振り絞って日の出前に行ってきました。
Mines Viewについて
Mines Viewはバギオの東の方にある、崖際に出来た絶景ポイントになります。
東方向に遮蔽物が少ないので日の出を見るのにはうってつけです。Google mapによると、バーナムパークからは5.6km、車で16分の位置にあります。また、口コミは☆4.3(12,614)と非常に好評、今まで見てきたどのスポットよりもレビューが多いので、期待に胸が膨らみます。
入場料がかかりますが、大人はたったの10ペソ(約26円)。金額からもわかる通り、基本的には景色を見るしかやることがありません。伝統衣装のレンタル、馬やセントバーナードとの記念撮影、後はお花を買ったりといくつか出来ることはありますが、そんなに長居するようなところではないです。
Mines Viewの情報が無い!?
Google map上ではレビュー満載で、人気スポットっぽいのにも関わらず、Mines Viewに関する情報はほとんど見つかりませんでした。日本語の記事はもとより、英語でも探しましたが、公式サイトの様なものもありません。
そんなこんなで、「いざ行くぞ」と意気込んでみたものの、どうしても事前に解消できない問題が2つありました。
Google mapによるとMines Viewは朝5時から空いているとのことですが、元旦の朝も通常通りなのかはどこにも言及がありません。かろうじて、実際に現地に行った方から空いているらしいと情報を頂きましたが、ところがどっこいがあり得るのがフィリピン。ここは当たって砕けろで突撃しました。
タクシーやジプニーなど、豊富な移動手段があるのがバギオの日常なのですが、当日は元日の早朝。以前の記事でも書いた通り、基本的に現地の人たちはホリデイシーズンになると、バギオの外の故郷に帰ってしまいます。ジプニードライバーも帰ってしまっている可能性が高いです。
当日になってあたふたするのも嫌なので、事前にジプニーの乗り場で運転手と案内係に確認をしました。すると、「元旦の5時からでもジプニーは走っている」とのことで言質は取りました。取りましたが…簡単にひっくり返ってしまうのがフィリピン。こちらも同様にどう転ぶか当日まで分かりませんでした。
そして迎えた、元旦当日
結論から言うと、元旦からMines viewの入場ゲートは解放されており、無事にご来光を迎えることが出来ました。しかしながら、ジプニーは走っていませんでした。ジプニーステーションはセッションロードの近く、「SKY WORLD」という大型古着専門店の近くにあるのですが、下の写真のような状況でした。
ジプニーステーションに着いたのは朝5:30頃、残念ながら1台のジプニーも見受けられません。となれば、あきらめて別の方法を探すしかありません。結局のところタクシーをチャーターすることにし、急いでGrabで検索したところ、あっさり見つかりました。元旦でもタクシーはそこそこ走っています。
ジプニーステーションからMines viewまでは片道170ペソ(約442円)、さすがフィリピンのタクシーは安いですね。ではジプニーだったらいくらだったのか…?ご来光を見た帰り、朝7時には稼働していたジプニーでバギオ市街まで帰ってきたところ、運賃はたったの15ペソ(約39円)でした。
Mines Viewからの景色
本命の景色を引っ張ってしまいましたが、ここからはMines Viewでの体験をお伝えします。タクシーをチャーターし、現地には朝5:45頃に到着しました。写真の通り、入り口は解放されており、早朝でも入場することが出来ます、この時点でほんのりと空が色づいてきていました。
太陽の姿はまだ見えませんが、遥か東方の空が明るくなってきています。ここからじっくり時間をかけて日が昇っていき、最終的にまん丸の太陽が姿を現したのは6:35頃でした。
景色は遥か遠く離れた山脈以外に遮るものがなく、朝日を見るにはまさにうってつけの場所となっています。バギオという土地のそもそもの標高ゆえ、山あいに薄い雲がかかっているのが幻想的です。響き渡るにわとりの声も良い感じにマッチしていて情緒を感じます。
現地には50人ほどの観客が集まっていますが、そのほとんどが日本・韓国などの外国人ばかりでした。どうやら元旦に初日の出を見るというのは、ここフィリピンにおいては東アジア人に特有の文化のようです。私たちと同じような留学生の姿も、何人か見受けられました。
まとめ
結論、Mines Viewから初日の出を見るのはかなりオススメです!思っている以上に綺麗な景色が待っていました。私自身、今まではサービス業に従事しており、年末年始は忙しくしていたので、こうゆっくりと時間が過ぎるのを待つ感覚は久しぶりで感動できました。
当日の服装としては、パーカーを羽織るくらいで丁度よく、待っている間も体が冷えることなく快適に過ごすことが出来ます。1点、注意すべき点があるとすれば、自然の中なので蚊除けの対策は忘れずにしていった方が無難です、そんなに数はいませんけどね。
おまけ 元日のショッピングモール
元日と言えば、初詣などやることをやった後にAEONなどのショッピングセンターに行く方も多いのではないでしょうか。福袋を売っていたり、何かしらの楽しいイベントがあったりしますからね。では、バギオの人たちはどうなのか少し調べてみました。
元日の各ショッピングモールの営業状況
SM City Baguio: 12:00 – 9:00 pm
Porta Vaga Mall: CLOSE
Tiong San: CLOSE
Abanao Square: CLOSE
めぼしいところを調べた結果、空いているモールはSMモールのみのようです。ただし、普段9時開店のところを12時開店と、短縮営業を実施しています。また初売りのようなセールは2日から企画されていました。
食べ物系以外のテナントショップはそこそこクローズしており、モール全体で店舗の稼働率は70%くらいです。それでもお客さんはいつもと同じくらいはいましたね。福袋みたいな新年特有のイベント等は特になく、年末からの延長線上で運営されているような感じでした。
おまけ:元日のパブリックマーケット
ちなみに、庶民の台所でもあるPublic marketにも行って見たところ、こちらも果物や飲食店はいくつか閉まっていました。フードセクションの稼働率は60%くらいでしたが、それでも通常通りモリモリ仕入れて販売しているところが少しだけといった感じ。日用品系は比較的ほとんどの店舗が通常営業でした。