【お手軽なのに絶景】Mt.Yangbewでハイキング

最近のバギオは絶好のハイキング日和!8月末に滞在を始めた時は毎日が雨模様でしたが、嘘のように晴天が続いています。ということで、今回は学校の先生たちとバギオのお隣「La Trinidad」と言う地域の40分くらいで登れる山へハイキングに行ってきました。その様子を行き方も併せて紹介します。

Mt.Yangbewについて

Mt. Yangbewは日本語のGoogle map上だと「マウント、ヤングブー」と表記されています。La Trinidad「ラ・トリニダード」という自然豊かな地域にある山です。山に行く道中には、バギオでも有名な「valley of colors(色の谷)」というカラフルに塗装された民家群が見れる観光地もあります。

基本的にどの時間帯に行っても、手軽に綺麗な景色が見られます。早朝に朝日を見に行っても良し、夕方からサンセットを見に行っても良し。Google map上の評価は☆4.6(198)。地元の人たちに愛されているようで、何度もリピートしているような人もいます。

入山料ですが、山の中腹辺りで払うことになります。1人当たり40ペソ(約105円)です。(追記)1月に再度訪れた際には、50ペソ(約130円)に値上げしていました。まぁお布施みたいなものですね。そんなに高くないので、ふらっと訪れる人もいるようです。

Mt.Yangbewの行き方

今回、私たちは地理に詳しい先生たちが着いて来てくれるということで、ジプニーという現地の乗り合いバスで向かいました。セブだとラウンドしているジプニーがあるので、比較的乗りやすいですが、バギオで正しい目的地に向かうのは至難の業です。慣れた人がいると安心して利用できます。

Mt.YangbewのあるLa Trinidadに行くジプニーは、バーナムパークのすぐ北にあるリザルパークが停留所となっています。いくつか、乗る候補はありますが、「Tomay」か「Camp Dangwa」が目的地になっているものを使ってください。「Buyagan」は反対方向に行ってしまうので使えません。

ジプニーだと、目的地周辺までの料金は1人24ペソ(約60円)45分くらいかけてバギオ市から北上していきます。そんなに混んでなかったので、見慣れない乗り物に乗って移動するのは結構楽しかったです。1つ注意点として、道路は排気ガスが凄いので、ジプニー乗車の際はマスク着用をオススメします。

実は、ジプニーを利用した場合、乗り換えが発生します。そのため、少人数で快適に向かいたいなら、タクシーをチャーターしても良いと思います。タクシーだとダイレクトに登山口まで行くことが出来ます。恐らく500ペソ(約1250円)もかからないはずです。

スポンサーリンク

ジプニー降車から登山道まで

ジプニーの降車場所は「Tomay Jeepney Line」です。目的地に近づいたら、ドライバーに「パラ!」と伝えて止まってもらいます。不安なら乗車前に運転手に「Is this jeepny going to Mt.Yangbew?」と聞いておくと、降りるところでアナウンスしてくれるかもしれません。

ジプニーはバギオから山を少し下る形で進み、途中からまた上り始めます。日本のようなバス停は無いので前述の通り、停車場所を告げて降ろしてもらいます。停車場所はパン屋と小さめのコンビニが併設された場所です。バギオ周辺がそもそも高度がかなり高いので、この時点で綺麗な景色が見られます。

そして、ここからは山登り用の四駆自動車に乗り換えます。ジプニーから降りた停留所の道を挟んで、反対側に客待ちのドライバーたちがいます。登山道までは20分ほどで歩けなくもない距離ですが、片道100ペソで4,5人まで乗れるので、ここでは車に乗って体力を温存しておくのがオススメです。

いよいよ登山開始

バンを降りた先は当然舗装されていない山道になります。急勾配で道は狭いものの、邪魔になる植物は少ないので、日中のハイキングの場合は薄手の長そで長ズボンでも大丈夫でしょう。ここから全行程40分ほどのハイキングが始まります。

また、山道は踏み固められていますが、やや滑るので注意が必要、特に前日に雨が降っていたらかなり滑りやすくなります。さらに土質が赤土っぽい感じなので、靴や衣服に赤い汚れが付きやすいです。出来るのであれば、汚れてもいい靴を準備しましょう。

序盤の方は勾配が急な道があるので、結構しんどいかもしれませんが、20分ほど進んだ先に休憩所があります。無理せずゆっくり進んでいきましょう。道はほとんど一本道で、人が通った後で踏み固められて分かりやすいですので、迷うことはありません。

スポンサーリンク

休憩所

登山口を上ること20分ほどで、少し開けた場所に出ます。ここには入山料を払う料金所があり、また、映えそうな写真スポットと公園があります。後は影になっている休憩場所もあるのでここで休憩してもいいでしょう。この時点で半分くらいの行程まで来ました。

ここで中腹辺りですが、かなり綺麗な景色を見ることが出来ます。この写真の時点では、朝9時くらいです、気持ちのいい青空が広がっていますね。

いかにも写真を撮ってくださいと言わんばかりのハートのアーチ、結構映えます。

また、公園では地元の子どもたちが遊んでいました、童心に帰って一緒に遊んでみるのも良いでしょう。こんな高所でブランコを漕いだり、シーソーをしてみたりなんてなかなかできません。

また、休憩所の中にこんなものがありました。コレ、何かというとカラオケマシーンです。フィリピンの人たちは本当にカラオケが好きなようで、山の中だろうが、ビーチサイドだろうが見かけることがあります。初めて来たときには無かったので、つい最近設置されたようです。

料金所

先ほどの休憩所から5分ほど進んだ先に、しっかりとした石造りの道が現れます。ここには料金所があり、前述の通り1人当たり50ペソの入場料を支払いとログブックへの記載が必要です。ここには、サリサリストアといういわゆるコンビニのようなものがあり、コーヒーやスナックを購入できます

また、ここには20人規模で座れるベンチもあり、サンセットを見に来た場合はここに座って時間を待つのがススメです。頂上で待ってても良いですが、日影が無く、風も強いですからね。頂上までは15分ほどで行けるので、ギリギリまで過ごしていられます。

また、こちらも再度訪れた際の追記になるのですが、新しいサービスの提供が始まっていました。アーチェリーとキャンプテントの貸し出しです。アーチェリーは矢12本で50ペソから、またテントは1枚当たり150ペソ、かなりのお値打ち価格!

スポンサーリンク

頂上へ

料金所を過ぎて再度登山コースに戻ると、だんだんと岩肌が少なくなり、背の低い草に覆われた景色になります。下の写真の通り、高い植物が生えていないので風が強く吹きがちです、日が暮れてくると、特に寒く感じますのでサンセットを見る際は上着を用意ください。

この道もなかなか風情があって良いですよね、草原の中の一本道を歩いていくような…。このようなハイキングロードを経て、料金所から15分ほどで頂上に到着します。

Mt.Yangbewの頂上はこんな感じ、山のてっぺんは意外と平坦になっており、草原が広がっています。そして景色はというと、La TrinidadとBaguioを一望できる絶景、簡単な登山でしたが頂上からの景色はやっぱり最高です。バギオって本当に山に囲まれているんだなぁと再認識できます。

頂上にはグループ客が3組ほどと、山を管理しているっぽい家族と子供たちだけでそんなにお客さんは多くありません。頂上は拓けた感じなので、レジャーシートを持ってきてお弁当を食べたり、ゆっくりするのもいい感じです。

また、頂上には飼い馬がおり、乗馬体験ができます。今回、私たちは見送りましたが、山と空と馬の組み合わせは何というか良いマッチ具合で、エモい感じの写真が取れそうな感じがします。ただ、馬の落とし物には注意が必要で、足元にはお気を付けください。

料金について、30分で300ペソ(約750円)、結構良心的。先生たちが聞いてくれたので正規の値段っぽいです。(※追記)再度、留学生だけで訪れた際も300ペソだったので、外国人だと分かっても吹っ掛けてくることはなさそうです。ただ、入山料がそうだったように今後、値上がりすることはあるかもしれません。

下山

満足するまで頂上で過ごしたら来た道を下山します。すれ違う人に気を使いながらゆっくり下山していきましょう。ちなみに登山道にはこんなかわいい看板犬がいます。人は気にしない様子で縦横無尽に山を登ったり下ったりしていたので相当な手練れなのでしょう。

登山口の入り口に戻ってきたら、ここからは大通りに戻る必要があります。この区間はタクシーの通行量が少ないので、根気よく待つしかありません。幸い、道の南北どちらに行っても大通りにはアクセスできるので、通りがかったジプニーかタクシーを捕まえて、大通りに出ましょう。

私たちは朝登山だったので、ついでにお昼ご飯を食べるようとレストランまで移動しました。その時の料金は100ペソもかかっていないと思います。その後はまた「Baguio Plaza」行きのジプニーに乗ってバギオに帰ります。帰りのジプニー料金は20ペソ(約50円)でした。

スポンサーリンク

まとめ

今回はバギオのお隣の市にあるMt.Yangbewにハイキングへ行った詳細と感想を紹介しました。セブと違って海は遠いですが、思い立ってすぐに山に行けるのがバギオの良いところだと思います。もともと涼しい気候なので装備にもあまり気を配らず、最低限で行くことができます。

ただ、注意点がいくつかあります。

①雨が降りやすい(5~10月)

いわゆる雨季のシーズンは、朝晴れていてもお昼以降雨が降りやすいので、14時くらいまでに全行程を終えた方が無難です。また当日朝、天気のチェックは必須です。

②日差しが強烈

一転、雨が降らなくても注意が必要で、晴れていれば日差しがかなり強いです。基本的に気温は涼しくて快適なのですが、日差しは別物、しっかり日焼け止め対策はしましょう。蚊などの昆虫類は少なかったので、虫よけよりも日焼け止めを優先した方が良いと思います。

皆さんもバギオにお越しの際はぜひハイキングに挑戦してみてください、それでは!