早いものでバギオに来てから4週間、授業日数にして18日が経過しました。生活には完全に慣れ、記事にしてある通りあれこれ食べたり行ったりして楽しんでいます。
一方で、授業や英語スキルはどうかというと成長は鈍化というか停滞中な気がします。一時期スランプ的なものにも陥ったのですが、その辺も含めて振り返っていこうと思います。
発音(グループ)の授業
かねてからの課題であった”r”と”l”の違いは”r”を過剰すぎるほど意識し、“l”が単語の頭から中盤にある時は、あえてしっかり上あごに舌をくっつけることで指摘される回数は減りました。
ただ、新たに浮上した問題が”sh”です。
「she」と「see」の発音の違いについて分かりますか?「she」は「シー」ではなく「スィー」です。これを直すのにも時間がかかりそうです。
また、現在学んでいるのが「linking」単語と単語のリンク、つまり、1個1個の音をつなげたような発音方法になります。「An apple」を読み上げるときに「アン アップル」でなく「アンナップル」って言う感じです。これがビギナーには難しい。
例えば「Here is an example of a leading sentence」という文章をなるべくlinkingしながら読んでいきましょうとなったとき、
「Here is an example of a leading sentence」「ヒア イザ ネグザンプル オブァ リーディング センテンス」って読むように矯正されます。
原則としては「consonant sound + vowel sound」の時にlinkingが発生します。単語と後に続く単語が母音で始まるならくっつけるのを意識します。意識しすぎるとその後の発音がおろそかになってぐちゃぐちゃってなったりするんですよね。
とにかく意識付けと反復が大事なクラスです。
リスニング(グループ)の授業
テキストが1つレベルアップし、トピックがとにかく難しいです。直近では「Democracy」,「Human right」がトピックとなりました。なので出てくる単語が難しいです。
「parliament」(議会)、「constitution」(憲法)、「suffrage」(参政権)など…聞いたことない…汗
内容もアメリカの憲法の成立や改正など近代世界史にも疎かったのでかなり苦戦しました。また、ある時の問題の選択肢が、1.Critical, 2.Indifferent, 3.imploring, 4.Bissful であり、全部分からなかったことがあります。
スピーキングの授業
今スランプに陥っているのがスピーキングです。症状としては文章を組み立てようとして、喉のあたりで単語が渋滞を起こし、正しい順番が分からなくなり、結果言葉が出てこないというものです。
自分のことや詳しいことについてはスムーズに話せるのですが、議題がちょっと込み入ったものになると頻発するんですよね。
とは言っても、扱っているトピックは、一通り意見を持っていればたどたどしくても話せる内容だと思います。
「過去10年間と比べて社会で一番変わったものは何だと思うか?」
「若者が定職につけない世の中について、どういう解決策があると思うか?」
現状の解決策としては予習するしかないと思っています。1コマの授業では同じ感じのトピックが続くため、最初から挫けてしまうと落ち込みがちになってしまいます。
苦手なトピックを話せるようになる努力は英語だからこそ余計に必要になると思います。
授業リクエストについて
上述の通り、スピーキングに大きな問題を抱えている私は授業編成を変更することを考え始めました。1日目の記事でお伝えしましたが、現状の私のスケジュールは下記のとおりです。
①ボキャブラリー、②文法、③リーディング、④スピーキング、⑤ライティング、⑥発音(グループ)、⑦ディスカッション(グループ)、⑧リスニング(グループ)
これが基本の授業構成になります。最初から特別なリクエストをしなければ、このようにスケジュールが組まれます。
授業リクエストに話を戻します。入校後、スケジュールをアレンジする機会はタームの合間にあります。1タームは4週間で構成されており、私の学校では3週目にリクエストを出すことが出来ます。リクエストできる内容は
・マンツーマン教科の内容を変えてほしい
Ex)vocabularyの教科を無くしてspeakingを2回にしてほしい
・グループレッスン教科をマンツーマンに変えてほしい(要 追加料金)
Ex)listening(Group)の教科をspeaking(個別)に変えてほしい
・授業の時間割を変えてほしい
Ex)午前4コマ+午後4コマ を 午前3コマ+午後5コマにしてほしい
・先生を同じまま継続してほしい(要 理由)
・先生を変えてほしい(要 納得できる理由)
このリクエストの内容と期末テストの内容によって新しいタームのスケジュールが決まります。ある程度勝手が分かってからはっきりした理由を添えることである程度の融通を利かせることが出来ます。
生活周りのリクエストについて
また、同様に生活周りのリクエストも提案することが出来ます。こちらはどちらかと言えばアンケートに近いので即効性は低いと思いますが、生徒からの意見として集約されます。項目は以下の通りで、私の現在の所感とともにお伝えします。
・カフェテリアでの食事
私の学校は基本料金に朝食がついており、昼食・夕食は日替わりプレート料理で別料金、チケット制になっています。1食ごとに支払うと300ペソ(約750円)と割高ですが、まとめ買いすると約180ペソ(約450円)まで落ちます。
英語の勉強に集中したい方はカフェテリアでの食事の方が楽ですね。私は朝食のみ利用しており、時々味気ないなと思うところがありますが、まぁ無料なのでおおむね満足です。
・ランドリー
平日の朝から夕方まで利用可能で、4kgまで150ペソ(約375円)のチケット制です。朝出すと混雑していない限り、当日の夕方には受け取りが出来ます。洗濯から乾燥、きれいに畳むまで実施してくれます。返ってきた洗濯物は結構強めのダウニーのにおいがします。
色落ちするものや傷みやすいものを除き、何でも対応してくれます。紛失防止のために事前に何を持ってきたかフォームに記入し、何かあった時は追跡出来ます。個人的にランドリーは対応、人すべて満足しています。
・本(教科書ではない)
本は、学校の自習室(ビジネスセンター)にIELTSやTOEICなどの参考書があり、学生は利用することが出来ます。中には子供向けの英語絵本なんかもあり、親子留学の際に活用できそうです。
見た感じ本は古いバージョンの物が多く、私も含め利用している人は見たことありません。
・スタッフ事務所について
先生とは別に事務所スタッフがおり、緊急時の対応や補講の対応などしてくれます。現在、日本語・韓国語それぞれが出来るスタッフがおり、英語で伝えられない内容も相談することが出来ます。スタッフたちはみんなウェルカムな感じで話しやすいです。
・ハウスキーピングについて
ハウスキーピング、つまり部屋の清掃もスタッフが行ってくれます。週に2回、個室かシェアルームかに関わらず清掃に入ってくれます。私はシェアルームですが共同のキッチンからバスルーム、個室までしっかり清掃、ごみの片づけをしてくれます。
仕事っぷりには全く不満はありませんが、まくらカバーとシーツの交換が2週に1回なのがちょっとうーんって感じです。なので私は自分でまくらカバーを買って運用しています、日本では週1,2回は洗濯していた人間なので…。1度リクエストに書きましたが規則なので変わるのは難しそうです。
まとめ
留学をするうえで気を付けないといけないのが、授業日数が限られているということです。フィリピンは土日が休みなのはもちろん、祝日の数がめちゃめちゃ多いです。
しかも急に平日が祝日に変わったりします。学校でも授業数が少なくなり過ぎないように補講を行ってくれるのですが、1ターム(4週間)の授業数の最低授業日数が18日です。そのうち1日は期末テストであることを考えると、本当に時間がありません。
また、今回はリクエストの話もお伝えしました。こういう意見を伝えられる機会があるのは良いですね。ちなみに先生ごとの評価をするシートも合わせて提出します。
私はこの辺り、概ね満足しているので特にリクエストはありませんが、1か月過ごしてみて、バギオでの滞在そのものの良いところもちょっとうーんなところも見えてきたのでそのうち本腰を入れてホンネを記事にしたいと思います。それではまた!