フィリピンの物価の安さを象徴するのが”パン”。日本の1/3ほどの価格なので、ついつい買い過ぎてしまいます。当ブログでも行きつけのお店をいくつか紹介してきました。
そんな中、現地の有名パンメーカーがカフェを出しているとの情報をキャッチ。日本のパスコ(Pasco)がカフェを運営しているような感じですね。そちらのお店が思った以上に良かったので、今回はその模様を紹介します!
Valley Breadとは
フィリピンに滞在した経験がある方の99%が、こちらのロゴに見覚えがあるのではないでしょうか。これこそが、Valley Bread社のロゴです。
スーパーのパンコーナーに行くと、Valley Bread製のパンが、ずらーっと陳列されているのをよく見かけます。ちなみに、一番人気は「24枚切り」というトンデモサイズの食パンです。
フィリピンでは大家族で暮らしているのが普通なので、24枚切りの巨大パンであっても数日で食べきれます。という訳で、このサイズがフィリピンでは一般的となっています。
価格は600gで約55ペソ(約150円)。日本の立方体の食パンが350gでだいたい同じ値段となるので、同じ量を半額で買えてしまうということになります。
Valley Bread Cafe
さて、そんな有名パンメーカーが運営しているカフェがValley Bread Caféです。バギオを含むフィリピンの各都市に出店しています。
ここバギオではパブリックマーケットに近い、非常に立地の良いところに店舗を構えています。観光で疲れた際に、ふらっと休憩する際にも利用することが可能です。
今回訪れた店舗は2階建て、1階はパン屋、2階がカフェとなっています。1階ではお馴染みの食パンはもちろん、菓子パンやケーキ・マフィンなども持ち帰り用で購入可能です。
Google map 上の評価は☆4.4(44)と、評価は高いです。実際のところ有名パンメーカーが運営する実店舗と言うことで、パン屋のクオリティは高く、ケーキやマフィンも美味しそうでした。
店内・座席
さて、本命の2階へ上がっていくとパン屋の雰囲気とはまた違った、おしゃれなカフェ空間が広がっています。
落ち着いた色合いのおかげでゆったりとした雰囲気になっているほか、隣の席とのスペースが広く確保されているのが嬉しいです。観葉植物の配置も良い感じですね。
座席は4人掛けの椅子と机のセット、こちらが20組ほど用意されています。奥にはテラス席もあります。ただ、目の前の道路は交通量が多いので、排気ガスが気になるかもしれません。
また店内ではフリーWifiが利用可能で、注文後にパスワードが貰える方式となっています。
メニュー
こちらのカフェ、メニューの量がかなり豊富です。少しつまむような軽食メニューだけでなく、ガッツリ目の食事メニューも用意されています。
また、1階で販売しているパンを注文することが可能です。
実食・レビュー
Sweet Glaze Doughnut 18ペソ(約49円)
まずは、やはりパンをレビュー。ふわふわ生地のドーナツに砂糖がまぶされています。
味は見た目どおりで、砂糖のみシンプルな味わいとなっています。しっとり感がやや薄く、食感がパサついている感じがあります。
しかし、この値段なら許容範囲でしょう。むしろパサつき具合も、コーヒーなどと合わせて飲むのに丁度良い感じで悪くありません。
Bread And Butter Egg Tart 30ペソ(約81円)
続いては、こちらのエッグタルト。卵1個分くらいの大きさですが、中身が詰まっているため、ズシッと重いです。
そのまま食べてみると、味はプレーンのホットケーキのような感じでほんのり甘いです。提供されたソースは、一言でいえば薄めのカスタードクリーム。付けて食べてみると悪くありません。
食感は表現が難しく、硬くも柔らかくもないような感じなのですが、少し液体みがあるため、脳裏に「生焼けで失敗したホットケーキ」がリフレインされました。
Potato Croquettes 135ペソ(約364円)
甘いものだけでは飽きてしまうので、塩っ気のあるサイドメニューにも挑戦。メニュー名はポテトコロッケです。
ただ、日本人がイメージするようなポテトコロッケではありません。形がミートボールのような球状をしています。
さらに、中を割ってみるとプチュっとチーズが飛び出てきます。こちらはよく伸びーる系のチーズです。
チーズ🧀入り! https://t.co/GcI0XbK8gl pic.twitter.com/3QrDgr7kWj
— 🇵🇭はふた | バギオ留学 | 30歳脱サラ(仮) (@haveto_nainani) September 29, 2024
こちらを2種類のソースで頂きます。白い方はタルタルソースとサウザンドドレッシングを混ぜたような風味、赤い方はニンニク風味のバーベキューソースです。
コロッケとは名ばかりで、その実態はチーズボールですね。味は間違いなく美味しいです。甘いものとしょっぱいものを交互に食べられる幸せは格別です。
Strawberry Milk tea 60ペソ(約162円)
ドリンクメニューから、ストロベリーミルクティーを注文。値段の割に想像以上に大きく、お得感があります。
ベースはミルクティーで、そこにストロベリーソースが入っています、イチゴの果肉は入っていません。また、混ぜてみるとタピオカが沈んでいるのも確認できます。
タピオカ🧋入り! https://t.co/Se5euRUzit pic.twitter.com/wKDPa3TUYH
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味は激烈に甘く、血糖値が不足している時には最高です。毎日飲むと、体に何らかの支障を引き起こしそうな感じがしてしまいますが、たまにはこういうのも良いでしょう。
Halo-Halo Overload 140ペソ(約378円)
最後は、フィリピンのデザートと言えばコレ、“ハロハロ”です。
バギオは気温が高くないので、他の地域と比べてハロハロ文化は根付いていませんが、夏のシーズンには無性に食べたくなります。
アイス・ゼリー・ケーキ・ココナッツ・ポテト・ナタデココなど具材がたっぷり乗っていて豪勢です。さらには他ではあまり見ないコーンや黒豆まで乗っています。
味は、これぞハロハロという色々なものが混ざり合った感じです。食べている最中、半分食べきるまではスムーズに行けましたが、途中でキツくなりました。
というのも、豆やコーンの食感がざらざらしており舌触りがよくありません。いくらハロハロ(現地語でまぜまぜ)と言えど、もうちょっと具材を厳選した方が美味しくなりそうです。
まとめ
今回は、食パンで有名なパンメーカーが運営しているカフェについて紹介しました。過度におしゃれ過ぎず、庶民的ながらもメニューや内装にこだわりが垣間見えます。
バギオで有名な他のカフェは、街中から離れた遠方にあったりするので、パブリックマーケットの近くと言う好立地も素晴らしいです。
あと、メニューが豊富で値段もそれほど高くないのに、結構なクオリティのものを提供してくれるのが嬉しいですね。
個人的にかなりオススメのお店なのですが、お客さんの入りはまばらです。そのおかげで、お昼時やカフェタイムでもゆったりできると思いますので、ぜひ行ってみてください。それでは!