留学期間も2週間目に入り、生活や授業には完璧に順応できています。またココに来て初めて1日中晴れの日を経験しました、やはり太陽は良いものです。そんなこんなでバギオでの留学2週間目の様子をお伝えします。今週はテストもありましたよ!
ターム(授業期間)と期末テスト
授業の様子を書く前に、授業期間の事についてお伝えします。私の滞在している学校では4週間を一区切りにして授業単位が構成されており、期末には実力テストがあります。
なので、入学時期によってはターム途中の編入みたいな形になります。私の場合もそうで、通常は4週間ごとに受けるテストを、来て2週間で受けることになりました。
テスト内容は入学時の力試しと同じ内容で、ライティング60分、リスニング50分、リーディング75分、スピーキング20分。朝8時スタートの11:30終了です。
期末テストの結果
先に結論から言うと、一部の教科で大きな改善が見られました。
Listening | 48 | → | 65 |
Reading | 53 | → | 56 |
Writing | 25 | → | 45 |
Speaking | 50 | → | 54 |
リスニングの伸びは恐らく偶然ですが、ライティングは前回よりは手応えがあったので、ある程度予想通りでした。そもそもライティングの書き方を分かっていないまま入学時のテストを受けたため、初回がすこぶる悪かったんですよね。
ということで、無事1階級昇進。9つランクがあるうちの4つ目となり、次のステップに進むことが出来ました。
英作文の基礎を英語で教わる
上記の通り、ライティングの点数が大きく改善できたのは基礎が身に付いたからと考えています。この基礎学習なのですが、なんだか日本の国語の授業の内容を英語で教わっているような感じで新鮮でした。
社会人経験のある方はPREP法を用いて結論を先に言うということを無意識的にも実践している方も多いと思います。
むしろ広く一般的な話の導入からスタートします。ということで、改めて作文の基本をしかも英語を用いて学ぶことになりました、ある日のライティングの授業の様子がこちらです。
英作文の段落構成
①文章は導入(introducion)、本文(body)、結論(conclusion)に分類されます。
②各段落は5~10の文で構成されます。
③段落はⅰ)導入(topic sentence)、ⅱ)本文(supporting sentence)、ⅲ)結論(conclusion sentence)で構成されます。
ⅰ)導入(topic sentence)
導入は最初の1文のみで、この段落で伝えたいことを広く捉えて述べます。
ⅱ)本文(supporting sentence)
導入の文をサポートします。例を示したり、主張を述べたり、意味を説明したり、事実や意見を述べたりします。
ⅲ)結論(conclusion sentence)
段落全体を要約し、自分の意見を提案・再主張します。
テクニックとしてなんとなく頭に入ってきますが、国語の授業を記憶の彼方に置き去りにしてきた今、改めて学び直す必要があるなぁと感じます。
PREP法が通用しないと思ったワケ
テストはお題に対して200か250文字以上で作成するようにと条件が課されます。初日の実力テストでのお題は「フリータイムに外で時間を使うか、室内かどちらがいいか」というものでした。
PREP法が万能であると思い込んでいた私は、「私は室内で時間を費やす方が良いと考えます。」という結論から始めてしまいました。そうすると、そこからなかなか話題が広がっていかないんですよね。結果が25点という数値に表れています。
文章の構成の仕方は前述の通りですが、最初の1文は広く一般的な事実から始めるというのが英作文を書くコツとなります。先のお題だと
フリータイムとは仕事や学業を円滑に進めるために重要なものであり、一般的に多くの人たちは自分の好きなことをするのに時間を費やします。
みたいな感じで始めるのが話題が広がって行っていい感じになる、はずです。
ボキャブラリーの授業
次の章に進み、聞きなれない単語ばかりの新章を迎えました。
beak,damp,disapprove,except,flight,fond,immoral,ivy,moan,oblivious,perish,pit,rim,roost,slippery,soar,trival,typical,utterly,weep
beak(n)は鳥とかのくちばしのこと、ivy(n)は植物のつたのことです。この章は生物系のトピックなのでその関連のワードが並んでいます。
ちなみに後から復習するときに知ったのですが、アメリカ東部の名門大学8校の総称やそれらで行われるスポーツリーグをアイビーリーグというのですが、これはツタの絡まった伝統的な校舎のある学校の総称から呼ばれるようになったそうです。
ポケモンの”ケララッパ”の英名が”Trumbeak”というのですが、これはtrumpetとbeakを組み合わせたものらしいです。こうして意味を知って知らなかった知識に結びつくと結構感動しますよね。
リーディングの授業
リーディングの今回の授業のテーマは「Adjectives ending in -ed」,「Adjectives ending in -ing」。つまり、形容詞の-ed形と-ing形です。
“I am excited to see the movie.” と” The movie is exciting.” の違いみたいな感じです。
この文脈ならこっちだなというのは感覚としてあったので穴埋め問題は問題なくクリアしたのですが、「-ed」の時と「-ing」の時は何を修飾しますか?という問いにうまく答えられませんでした。結論として…
「Adjectives ending in -ed」
Describe characteristics. / It causes a feeling.
形容詞-ed形の時は(何かの)特徴を現し、(何らかの)感情を起こす
「Adjectives ending in -ing」
Describe a feeling/emotion. / How we feel about something
形容詞-ing形の時は気持ち(感情)を現し、何かに対してどう感じるかによる
なんだか日本語にするとあっているような逆のような不思議な感じがします。日本語でもふわふわしたものを英語で伝えるのは至難の業です…。
ディスカッション(グループクラス)
ディスカッションはメンバーが変わり、私、日本人大学院生、滞在日数の長い日本人2名と韓国人1名と日本人多めメンバーになりました。そしてここからが本番と言わんばかりにディスカッション実践が始まりました。
テーマは「Soda should be banned?」
「ソーダ(炭酸飲料)は禁止すべきかどうか?」です。
テーマとしては、身の回りにあるものですし、賛成も反対も意見が思いつきやすい初歩的なテーマだと思います。が、日本語で言うのとはまた別、かなり苦戦しました…。
ある意味ディベートはボキャブラリーやリスニング、スピーキングの総合練習になり得ますね。ここから毎日英語でディベートが出来る喜びを噛みしめていきたいと思います。
2週間目のまとめ
テストが終わって新しいタームが始まりました。次回の期末テストは4週間後です。今回のタームはまるっと使うことが出来るので、正真正銘の実力試しになります。結果によってはグレードアップもありますし、ドロップアウトもあります。
ちなみに私は読み書き話しの総合コースを受講していますが、コースは自分の意志で変えることが出来ます。先生たちからは、
「せっかく6か月もいるんだから途中でIELTSもやってみなー」
と言われています。そうなると宿題がべらぼうに増え、朝7時までに宿題提出みたいなガツガツ生活になるそうです。これは、今後また考えていきたいと思います。笑
また、このタームから大勢の新入生が入ってきました。聞くところによると、日本人2名、韓国人7名、アラブ系の国1名だそうです。現在の学校全体の国別割合はおおまかに見積もって
日本:韓国:その他(アラブ・台湾)=5:4:1ってところです。
その時々によって異なるそうですが、現在は日本人多めですね。学校選びは人それぞれあると思いますが、私のブログが何らかの参考になれば幸いです。