バギオ市内の珍しい施設シリーズ第1弾!今回はつい先日出来たコワーキングスペースについて紹介します。私が訪れた時は1時間30ペソ(約96円)という破格の値段設定でしたが、果たしてこの価格でやっていけるのか、その全容を紹介します!
Gen’96 Co-Working Spaceの場所
Gen’96 Co-Working Spaceはバギオ市の中心街より北側に位置し、市民の台所であるパブリックマーケットから徒歩10分ほどでたどり着けます。Google mapで検索するとヒットはするのですが、場所が正確でないため、下記のマップを参考にしてください。
この辺りは現地の大学がたくさんあるエリアになりますので、飲食店やカフェ、輸入食品を取り扱うお店などが密集しています。歩いて回るだけで色々な発見があるので、個人的にはかなり興味深いエリアです。私の学校もココに近ければよかったのですが、滞在先からは少し遠いです。
セッションロードの下の方の広場までたどり着ければ、そちらの方面に向かうジプニーステーションがあるので、そこから「AURORA HILL」という行き先のジプニーに乗れば5分も立たずにたどり着けます。Saint Louis Universityという大学を過ぎてすぐくらいで降車しましょう。
降りた辺りは少しローカル感が強めの雰囲気になっています。地図を頼りに少し歩いたら1階にミルクティー屋が入っている「PCMCO Building」というオフィスビルがありますので、セキュリティのいるエントランスでお店の名前を告げ、名前を記帳すると案内してくれます。
施設内部と料金
こちらのコワーキングスペースはオフィスビルの1部屋を利用した造りになっており、スペースは小さめのコンビニくらいの面積しかありません。訪れた時(2024年1月時点)の営業時間は朝8時から夜9時までとかなりのロングスパンで営業しています。
パーテーションで区切られた簡易的なボックス席が4席、そのほかオープン席が10席ほどあります。椅子はそこそこ座り心地の良いものが揃えられています。各座席には充電ポートが備え付けられており、電子機器を持ち込んでの作業も可能です。
また、当然のことながらWi-fiも利用可能です。You Tubeで音楽を流しながら作業したり、ブログのアップロードをしたりしましたが全く問題はありませんでした。
そして、嬉しいことにコーヒー・ホットティーが無料で頂けます。コーヒーはドリップとかではなく、タンクに入ったもので味はそこそこでしたが価格を考えれば十分なサービスだと思います。
料金について、ソフトオープン期間である2024年1月8日~13日の間はなんと1時間30ペソ(約78円)でした。登録料等は一切かからず、私は2時間滞在しましたが料金はもちろん60ペソだけでした。
ソフトオープン期間後の明確な料金体系の掲示はありませんでしたが、スタッフさんに聞いたところ、基本料金は1時間45ペソになるようです。ただしそこからディスカウントがあり、学生の場合は5ペソマイナス、リピーターの場合はこちらも5ペソマイナスとのことでした。
実際に利用してみての感想
もともと日本でもたまーにワーキングスペースのようなサービスを利用していましたが、環境については日本と同様に非常に快適でした。私の性格的に家のような場所では集中できないという背景があり、やはり環境が変わるとしっかり集中して作業することが出来ました。
お店の中にBGM等は流れておらず、自然のままの環境音が聞こえてきます。ここに至るまでの通りは結構車通りの多いエリアになるのですが、建物自体が少し路地を入った場所にあるので車の騒音は聞こえません。ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使っていると音はほとんど気になりません。
私が利用したのは土曜日のお昼13時から15時までの2時間だけでしたが、お客さんは私一人だけでした。お店が出来て間もないということもあり、まだまだ認知されていないがゆえなのでしょう、それもあってかなり開放的でした。
スタッフの方は男性が1人でしたが、ふらっと来た外国人の私を快く招き入れてくれました。また、簡単に挨拶をして施設について説明してくれた後は、非常に静かにされていたのでいい距離感を保てていたと思います。
最後に、日本のワーキングスペースやフィリピンの他の場所はフードメニューが充実していたりするのですが、ここにはありません。そういった施設が充実していると、私自身は何かは頼まないといけない気がして余計にお金が掛かってしまうんですよね。
おそらくフードメニューでの利益もそういった施設の運営の柱になっているのでしょうが、私は無い方が落ち着きます。
まとめ
今回は、バギオに新しくできたコワーキングスペースについて紹介しました。こちらはフェイスブックの広告でたまたま見かけたのが知ったきっかけで、あまりの激安料金に惹かれて行って見ましたが、現状かなり満足度は高かったです。何と言っても30ペソですからね。
ソフトオープン期間終了後も基本45ペソなので日本と比べるととんでもない価格差ですね。ところで、バギオには他にもこういった施設がありますが、そちらも大人気のようです。ただ普通に利用すると500ペソはかかるとか…。
でもまぁそういうものですよね、私以外のお客さんがいなかったのもあり、正直激安過ぎていつまで経営が出来るのか心配なところはあります。訪れる際は事前にフェイスブックページで最新情報を確認して情報を集めておくことをオススメします。
最後に1点、フィリピンで勉強とか仕事をカフェでするのはどうなのか?私の見立てでは、大抵のお店で容認されています。なので、日本と同様にマクドナルドとかで勉強している学生も多いですよ。ただそこに不満を漏らすTik Tokerもいたりしました。
外国人ブロガーがスタバの混雑に苦言。ブロガーの男性はバギオ市のスタバが勉強する学生や仕事をする個人に占拠されて混雑しており抹茶ラテを買えなかったと不満を漏らした。視聴者からはフィリピンには図書館などの公共スペースが不足していて仕方ないとの意見が寄せられた。https://t.co/xwUGMfPeSP
— フィリピンのニュースあれこれ (@pharekore) November 13, 2023
語学留学で来ている限り、大抵の学校には自習スペースのような場所があるはずなのでそ、こういった場所にあまり需要はないかもしれませんが、気分転換に行ってみるのも良いかもしれません。ご利用の際は事前情報を把握してから行って見てくださいね。
おまけ:フィリピンのネットカフェ(PCルーム)
今回お邪魔したお店のすぐそばにある大きな通り、Lower Bonifacio Stにはいくつか興味深いお店があり、その中の一つにはネットカフェの様なものもあります。今回利用はしませんでしたが、ちょっとだけ中を拝見すると結構な数の若者がゲームを楽しんでいました。
パソコンの性能的なところはイマイチ分かりませんでしたが、おそらくスペックの高い機種を高速インターネットで遊べるというのが売りなのでしょう。
語学学校のWi-fiが遅くて悩んでいる方も、ここでなら快適に過ごせるかもしれません。困っている方がいたら是非教えてあげてください、それでは!