留学するなら滞在先の物価は気になるものです。円安、円高は置いておいて、どの国でも物価自体がインフレによって上がっているという話は事実としてあります。質とボリュームは据え置きでの値上げが一般的でしたが、最近は量自体減が減らされたりと、なかなか辛いところです…。
さて、今回は生鮮品も揃えている市内中心部のスーパーで、簡単に価格調査してきました。バギオの物価がどんなものか感じて頂ければ幸いです。(価格は2023年9月現在のものです)
Sunshine supermarketの場所
Sunshine supermarketは市内中心部のかなり車通りと人通りの多いエリアにあります。私がたびたび紹介しているAbanao Squareという小さいモールのすぐ近くです。この辺り、車通りが多いですが、歩道橋がいくつもありますので道を渡る際も安全に通行できます。
出入り口は入口専用と出口専用に分かれています。入店の際は、マクドナルドのある方側の入り口から入るようにしてください。というのも、ここのスーパーは入店前に大きな荷物を預ける必要があります。なので、入り口側から入り、番号札を受け取って荷物を預けてから入店できます。
ただ、小さめのかばんは持って入って大丈夫だそうです。私はペットボトルと傘が入るくらいのショルダーバックを持っていましたがそのまま入ることが出来ました。
品揃えとお店の全容
ここのお店は生鮮品(肉、野菜、魚)を含む食料品と洗剤などの日用品を幅広く取り揃えています。また、日本のでよくある別レジで精算するタイプのパン屋が併設されています。
また、割と探すのに苦労する蚊よけの類もたくさん取り揃えています。この蚊よけクリームですが他の店で探すと意外と見つからなく、私の場合、「puregold」と「SMモール」、近くの薬局を探しても見つからず、ちょっと遠い「Watson」でもようやく発見できました。
恐らく見落としもあったと思いますが、ここまで種類があるのは貴重なので、自分に合った蚊よけクリームをお求めの際はここのスーパーをご検討ください。
価格調査:飲み物
水:500ml入りペットボトルで8~12ペソ(約20~30円)
ジュース:コカ・コーラ500ml入りペットボトルで35.5ペソ(約89円)
ミニッツメイド500ml入りペットボトルで31.75ペソ(約80円)
ペプシ330ml入り缶で32.25ペソ(約80円)
サンキストの235ml紙パックジュースで22.25ペソ(約56円)
価格調査「お菓子、パン」
現地メーカーのスナック菓子(コーン原料)50gで6.25ペソ(約16円)
現地メーカーのスナック菓子(ポテト原料)50gで21ペソ(約53円)
Laysやプリングルスなど輸入スナック90gほどで80~100ペソ(約220~250円)
チョコパイ的なお菓子(日本のと同容量くらい)81.5ペソ(約204円)
ボックスタイプのアイス1.3Lで275ペソ(約688円)
味なしプレーンな丸パン3~5ペソ(約8~13円)
裸売りでセルフサービスの菓子パン11.25~33.75ペソ(約28~84円)
パイっぽい大きめの菓子パン(上段)79.75~124.75ペソ(約199~312円)
小さめサイズの菓子パン(下段)19.75~39.75ペソ(約49~99円)
ブラウニーっぽい洋菓子(下段)134.75~159.75ペソ(約337~399円)
価格調査「生鮮食品」
鶏むね肉212ペソ/1kg(約53円/100g)
鶏手羽肉276ペソ/1kg(約69円/100g)
豚肉の肩?ブロック380ペソ/1kg(約95円/100g)
豚肉(赤身多め)ブロック285ペソ/1kg(約72円/100g)
野菜はこの一角のみであまり力を入れてなさそうだったので画像のみで割愛
まとめ
今回は食料品を中心に、現地のスーパーで買ったらどのくらいの金額になるかの物価調査でした。加工品は言うまでもなく日本より安いものがほとんどでした。ただ、輸入品となると日本よりも上回る可能性が高いです。
あと、パンの価格は振れ幅がすごいですね。安いものは8円で買うことが出来る一方、少し凝ったものは数100円します。また、ここのスーパーはフードロス対策もしていて、時間がたったものは緑のタグが貼られ、30%のディスカウントのプロモーションを行っていました。
また、現地にはこのようなスーパーマーケットのほか、セブンイレブンなどのコンビニもありますが置いてある種類が異なるだけで、価格はさほど変わらないように感じます。生鮮品を置いてあるスーパーは貴重ですが、よっぽどのことがない限り市場で買った方が安価で新鮮なものが手に入ると思います。
おまけ:カップ麺の物価&味調査
物価の調査を行うにあたり、いくつか味についても言及してみたいと思います。今回試してみるのはカップラーメン。留学に来る方は基本的にご飯が提供される環境に居るかもしれませんが、もしかすると必要になるときが来るかもしれません。
今回食べてみたのは下記のようなラーメンです。
ロゴから見てもわかる通り、こちら日系の会社の海外ブランドカップ麺となっています。当然ながら味・中身共に現地仕様にアレンジされており、日本での一般的なものとは完璧に異なっています。では肝心のお味は…?と言うことでレビューに移ります!
①[NISSIN]Souper Meal-SEA FOOD :38ペソ(約95円)
スープは日本のシーフード味と変わりません。ちょっと薄いかなくらいです。麺もほぼほぼ日本の物と同じですが、少しプリプリ感が増しています。具材が貧相なのが残念…。カニカマと卵、ねぎがちょろっとだけですね。
総評:安心できるような日本と変わらないシーフード味です。
②[NISSIN]Souper Meal-BEEF BRISKET:38ペソ(約95円)
赤いパッケージなので、日本のしょうゆ味の感じかなと思ったら、全く違いました。ベースはしょうゆっぽいのですが、むちゃくちゃ強い肉のたれっぽい味がします。しょうゆ+焦がしねぎ+にんにく+魚醤って感じ、、、もちろん食欲をそそるいい匂いです。
というのも中に粉末スープとかやく、それに加えてアブラどろどろの液体スープが入っていて、それを入れた瞬間にとんでもなく香りが広がりました。麺はシーフードと同じ、プリプリ感の増した麺で美味しい。具材は牛肉、ねぎ、にんじん、コーンと贅沢です。
総評:うま味が強く主張してくるガッツリ目の味わい、オリジナル感があって旨いです。
③[AJINOMOTO]yumyum-THAI SPISY FOOD:47ペソ(約117.5円)
味の素って日本のカップ麺業界では見ませんよね?海外では有名な味の素だからこそ、多様な展開をしているようです。あの日清を差し置いて、ハイプライスになっているのが興味深いです。これも粉末スープとかやく、液体スープが入っているタイプでした。
味はタイヌードルそのもので旨いです。スパイシーとありますがちょい辛くらいでピリッと来る感じはありません。葉っぱ臭さや過剰な辛さがなくどんどんいけます。麺は日清と同じくプリプリ感強めの麵で、私はこっちの方が好きです。具材もエビと魚のすり身、ねぎ、にんじんと豊富で色々な食感が楽しめます。
総評:さすが味の素、うま味を前面に押し出して勝負しています。日本人好みの丁度いい辛さです。