ちょっと小腹が空いたとき、パッと買えてパッと食べられるホットスナックがあるといいですよね。日本だとコンビニのホットスナックコーナーは手ごろで種類も豊富なのでついつい買っちゃいます。私は昔セブンイレブンの唐揚げ棒を良く買っていたのですが、現在(2023年10月)は税込みで180円するらしいですね…。
では海外ではどうか?ここバギオでは時が止まったかのような安い価格(物価)でホットスナックを味わうことが出来ます。しかもボリューミーでうまいと来たもので軽く15種類は挑戦してきました。そのレビューを物価調査と題してやっていきます!
バギオのホットスナック事情
バギオでは道端でホットスナックを売っているお店をほとんど見かけません。アジアの国と言えば、移動式の屋台が路上でゴロゴロある…そんなイメージなので意外でした。ここバギオではしっかりお店を構えてやっていたり、屋台としてお祭り会場に出店しているケースが多いです。
なので、今回はオススメのお店を2選紹介します。1つ目はパブリックマーケットの一画、工芸品や野菜・果物が立ち並ぶエリアの手前にあり、入り口付近の比較的見つけやすい場所にあります。Google Mapには存在しないお店なので大体の場所をピン止めしています。
私はいつも果物を買ったついでによく立ち寄っています。よく若い子たちがおやつに買いに来ている印象で繁盛しています。値段を見てみると、1個15ペソ(約38円)…。初めて行った時は安すぎてび腰を抜かしそうでした。
LUTONG BAHAYのホットスナック9選!
エントリーNo.1: SHAWARMA(PITA)50ペソ(約125円)
これはタコスのようなピタパン生地に、ケバブのようにじっくり焼いた鶏肉ときゅうり、人参などの野菜を甘辛いソースで味を調えたものになります。もとはイスラエルの料理らしいですが、バギオでも食べられます。
見た目からの想像通り旨いです。お肉のジューシーさと野菜のシャキシャキ感がマッチし、濃い目の味付けながらも、しつこくない感じのテイストになります。嬉しいことに注文してから調理してくれるのでアツアツでシャキっとしたまま食べることが出来ます。
エントリーNo.2:SHAWARMA(BURGER)30ペソ(約75円)
こちらはバーガー生地で挟まれたバージョンです。PITA生地と変わらないボリューム感で、かつお手頃価格。パン生地はややパサパサしていますが、リーズナブルかつ手が汚れにくいので普段買いにはオススメできます。
エントリーNO.3: TURON MALAGKIT15ペソ(約38円) ← 私ドはまり中!
春巻きのようなフォルムの衣の中は、もち米のようなもっちりしたお米がぎっしり詰まっています。かなり甘いですがしつこくないくらいで、かつ外側がパリッパリなので食感も楽しめます。噛み応えがありますし、中がお米でかなりボリューミーなので満足度が高いです。
エントリーNo.4: TOKNENANG20ペソ(約50円)
これはホットケーキの生地の球の中に卵まるまる1個を入れて揚げた、総菜系のホットスナックになります。甘いながらも、程よい塩味のある生地と卵が良い感じにマッチして飽きることなく食べることが出来ます。。
エントリーNO.5: CORNDOG20ペソ(約50円)
串に刺さったウインナーをコロッケのような甘み強めの生地で包み、揚げた総菜系のスナックです。見た感じはアメリカンドッグですが、甘みの主張の強い、日本にない感じの味でした。
エントリーNo.6:EMPARADA20ペソ(約50円)
揚げ餃子のような見た目ですが、しっとり目の食感で、ひだひだの部分はチュロスみたいな硬さです。中身はカレーっぽい、カレーじゃない風味のする総菜系のフィリングになっています。美味しいは美味しいのですが、カレー味だったらもっと美味しかったかもと思う一品です。
エントリーNo.7:LUMPIA15ペソ(約38円)
こちらの長めの春巻きは総菜系の味付けです。中には薄めの味付けをされた人参と大根のマリネのようなものが入っています。さっぱりとした味付けで美味しいのですが、衛生面を考慮すると、高温下では食べるのはちょっと怖いかもしれません。
エントリーNo.8:KARIOKA15ペソ(約38円)
3段団子のような生地は、砂糖でコーティングされている甘い系のスナックです。食感はミスタードーナツのポンデリングに近いですが、ポンデリングからふわふわ感を抜いてもちもち感をさらに足した「The おやつ」って感じのテイストになります。
エントリーNo.9:MARUYA(SABA)15ペソ(約38円)
SABAとありますが、鯖は入っていません。ソフトな甘さの生地がたっぷりのボリュームで揚がっています。サーターアンダギーより柔らかいしっとり、ずっしりとした味わいです。
エントリーNo.10:SHANGHAI15ペソ(約38円)
同じ春巻きフォルムでもこちらは細長いです。こちらもカレーのようなカレーではない味付けでにんじんなどの野菜フィリングが入っています。
オススメ店2:[Food Street]
先ほどの店舗はGoogle Mapに載っていないマイナー店舗でしたが、このお店はきちんと載っています!ただレビューは☆3.5(2)とほぼ皆無で、コメントがどちらも5,6年前なのであまりあてにはできません。
実はこのお店、かなりの外食激戦区に立地しています。なのでお客さんはよそに流れがちではあるのですが、そんな土地で商売が続いているのは、お客さんを引き付ける何かがあるからなのでしょう。
店内に座れるスペースは無く、注文して立ち食いスタイルで食すか、テイクアウトするかになります。メニューは豊富で10~50ペソ(約25~125円)ほどでかなりリーズナブルです。中には露店やイベント屋台ではなかなか見ないようなものもあり、毎日行っても飽きることは無いでしょう。
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エントリーNo.11:FISH BALL 15ペソ(約38円)
まずは魚のすり身がたくさん連なった串。BALLと聞くとそれなり大きさの球形のものを想像しましたが、珍しい扁平型の形状です。味ははんぺんに近い薄味で食感はさつま揚げに近いしっかりした歯ごたえに仕上がっています。
串自体は味付けされていないので、辛いソースか甘いソースかをチョイスしてディップしながら頂きます。美味しいは美味しいのですが、正直ボリューム不足感がありました。金銭感覚がマヒしてきている可能性もあるのですが、この値段に満足できなくなってきている節があります。
エントリーNo.12:CHICKEN BALL 20ペソ(約50円)
続いてはチキンボール、こちらはイメージ通りの球形です。あまり肉々しさは感じず、フィッシュボールと同じく淡泊な味わいです。あっさりしているのですぐに完食してしまいました。こちらもコスパは微妙な感じがします。
エントリーNo.13:BUTCHI 10ペソ(約25円)
名前からは全く想像できませんが、見た目とフォルムは完全にゴマ団子です。しかし、中はあんこではなく黄色い芋?っぽいペーストが入っています。食感はまんまゴマ団子で満足感があり、味は甘すぎずほどよい甘さがゴマとマッチしているのでかなり美味しかったです。
エントリーNo.14:TURON LANGKA 15ペソ(約38円)
春巻きの中には、皮を剥いたバナナがそのままの形で詰められています。揚げ加減が絶妙でバナナの食感を残しつつ、ややトロッとした食感が楽しめる、おやつにも良さそうな一品です。油とバナナの相性の良さに気づかされた一品でした。
エントリーNo.15:CRISPY TURON 15ペソ(約38円)
細長いフォルムの中には薄切りのバナナが並べられています。名前通りかなりハードなザクザク食感で顎と満腹中枢の満足度が非常に高いです。味も甘すぎずトロっとしたバナナの食感が楽しめるのでかなりオススメです。
エントリーNo.15:GIMARI 15ペソ(約38円)
見た目は昆布が揚げられているようにしか見えません。いざ食べてみると、外側を覆っていた黒いものは海苔で、中にはプチプチ食感の春雨が入っています。春雨+海苔のコンビネーションは何とも言えない感じで、まずくは無いのだが…という何とも微妙な感覚でした。
エントリーNo.16:MANDU 15ペソ(約38円)
フォルム、食感共に完全に揚げ餃子です。ただ中にはこちらも違うタイプの麺が入っています。それでも外側のザクザク食感がかなり主張してくるので、中身がない揚げ餃子を食べているみたいです。
エントリーNo.17:TURON MALAGKIT 10ペソ(約25円)
こちら、前のお店のラインナップにも合った、一番お気に入りの甘いもちもちのお米を春巻きの皮で揚げたものです。このお店でも当然美味しかったです。私の中のランキング1位は揺るぎませんでした。
まとめ&注意事項!
バギオのホットスナック事情を紹介しました。価格が安いのが嬉しいですね。バギオもインフレ下で物価が上昇しており、これらも以前よりは高くなっているのでしょうが、まだまだリーズナブルです。
1点、注意事項があります。このお店を紹介してくれた先生は、たぶんここが原因でお腹を壊した頃があるそうです。なので紹介されたときに特に「魚や肉系はよく火を通すように言った方が良いよ」と言われました。現状、私は無事です。私と同じくお腹に自信がある方はぜひ行ってみてください!