バギオ物価調査:フルーツ編2(黄色ドラゴン、ストロベリーアップル、さつまいも)

果物を体当たりで食べてみるシリーズ第2弾です。バギオに来てすぐにマンゴスチンやランゾネスなどローカル感たっぷりの果物のレポートを行いましたが、今回は割と手堅いものばかりになります。しかし日本で見かけないものもいくつかありますので参考になれば幸いです!

黄色い!ドラゴンフルーツ:200ペソ(約500円)/1kg

まず紹介するのはドラゴンフルーツ、こちらは以前も紹介しましたが、今回はイエローのドラゴンフルーツです。よく見るドラゴンフルーツは中身の色が赤か白ですが、皮が同じような感じで見分けるのが難しかった印象があります。

しかしこちらは、皮も間違いなく黄色です。私自身、日本で見たことすらなく、存在も知らなかったです。この黄色いドラゴンフルーツ、市場の中でも取り扱っているお店が割と少ないです。フィリピンでもレアなようです。

価格は200ペソ(約500円)/1kgです。通常の赤肉ドラゴンが100~150ペソ(約250~375円)/kgなので価格設定は高めです。このサイズだと500gくらいなので100ペソ(約250円)になります。日本だとベトナム産の赤肉が398円、白肉が358円くらいだったと記憶しています。

切ってみると中は白肉でした。ただ、この果肉、白いだけでなく光沢があります。切って眺めてみると赤や白のものとは違い、プルプルしていると錯覚するくらいツヤ感を感じます。実は、バギオのドラゴンフルーツはほとんど赤肉なので白肉はかなり珍しいです。

食べてみると、いつものドラゴンフルーツの味でした。ほんのりとした甘さがおなじみのテイストです。ただ、比べてみると…

ほんのちょっと弾力があるような?ほんのちょっとキウイっぽい酸味があるような?味わいでした

少しの違いなので、普段使いするならいつもの赤肉でいいかなって感じです。ただ、かなりレアであることには変わりないので見かけた際には是非試してみて欲しい一品です。

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可愛い!ストロベリーアップル:1パック200ペソ(約500円)

続いては名前もフォルムもかわいいストロベリーアップル。見た目はプラムっぽいですが、イチゴなのかリンゴなのか、初見ではいまいち実態がつかめない果物です。こちらの果物、どこに行っても写真のようなパック売りになっています。おそらく生産地が中国などの海外で輸入されてきているのだと思います。

パックの中には12粒ほどの果肉が詰められており、鮮度はかなりいいです。どのお店もだいたい200ペソ(約540円)で販売しており、価格競争はあまり起こっていません。ちなみに、こぶし大の小さめサイズのふじりんごは3個100ペソ(約270円)で売っているのをよく見ます。

では実食。その正体は、間違いなくりんごでした。皮の歯切れの良さや果肉の食感・甘さなど、ふじりんごにかなり近いです。つまり、かなり美味しいです。日本でもたまにニュージーランドの小さいりんごを見かけますが、それより小さいさらに食べやすいサイズ感です。ちょっとずつ小分けで食べられるので大人数でシェアするときや1個ずつ食べたいときなどにオススメできます。

スタンダードなさつまいも:100ペソ(約250円)/1kg

続いての紹介はフルーツかと思いきや、イモです。私事ながら、最近晩ご飯をさつまいもにメインにして献立を考えています。そんなにお腹減ってないなって時に丁度いいですし、腹持ちがいいし、健康にいいし、安いし…と良いところしかありません。ちなみにさつまいもは現地のタガログ語で”カモテ“と言います。

ところで、このさつまいも、調理が非常に簡単なんです。火を使わなくてもクッキングペーパーとサランラップがあれば、簡単に調理することが出来ます。調理方法は調べたら色々出てきますが、私は水で濡らしてペーパーとラップで巻いたあと、電子レンジの強設定で2分、弱設定で4分でささっと調理しています。

出来上がりがこちら、悪くない仕上がりです。味はまぁ想像通りで、慣れ親しんだ味がします。写真のサイズで25ペソ(約63円)くらいなので、かなりお手軽です。

ただ、甘さについて、わりと当たり外れがある商品です。同じ店で買い続けているのですが、味に関しては11勝9敗くらい。わずかに勝ち越している感じですね。いまいちでも味が薄いくらいなので問題なく食べられます。

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紫色のさつまいも:220ペソ(約550円)1kg

フィリピンでは”UBE“という商品やフレーバーをよく見ます。アイスやシュークリーム、ミルクティーなど様々なところで使われているのですが、その正体は紫芋になります。お菓子で食べるUBEは、沖縄の紅芋に近い感じで美味しいです。

それがたまたま売っていたので買ってみて同様に調理してみました。割ってみると確かに中は紫色でした。ただ味に甘さは全くなく食感はねっちょりした感じです。白っぽい色味から見て取れるように、さつまいもよりは里芋に近い味わいでした。写真のサイズ1本で大体25ペソ(約63円)になります・

多分煮物などに入れても美味しいと思います。初めての体験としては良かったのですが、リピートは無いかなといった感じです。

オレンジ色のさつまいも:150ペソ(約375円)/1kg

さつまいもシリーズの最後は外側が白く、中がオレンジ色のさつまいもです。ふと市場で見つけて買ってみました。正式な名前は分かりませんが、見た目が特徴的なので店頭で探したり写真を見せたりすれば簡単に見つかると思います。重量感のある見た目で、普通のさつまいもよりちょっと高めです。

割ってみると鮮やかなオレンジ色。見た目にはすごく美味しそうです。が、実際のところ甘さはほとんど感じませんでした。安納芋を期待して食べるとそのギャップにやられます。食感は上2つのさつまいもの中間くらいで悪くないのですが、何というかクレヨンを食べているような味?で美味しくはなかったです。

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まとめ

今回はローカルの市場で買ってきたフルーツ+さつまいもを紹介しました。やっぱり農産物は日本よりも安く頂けるのが嬉しいです。さつまいもはあたりはずれがあると紹介しましたが、果物で、はずれには出会ったことはありません。鮮度が良いのもあり、安心して買い物できます。

もっとメジャーな果物は前回の記事で紹介していますのでよければ、そちらも参考にしてください。まだまだ紹介で来てないものもありますので、第3弾もご覧ください!