バギオ物価調査:フルーツ編1(トロピカルフルーツ)

バギオ滞在も2週間目になり、現地での生活もだいぶ慣れてきました。そんな中、ある日ふとした瞬間に感じたのが野菜不足です。

フィリピンで野菜不足を実感…!

実際に身体を壊したとか、症状が出たとか、そういうことはないのですが、日本での生活と比べると野菜を全然食べてないなぁという実感があります。

しかし残念ながら、ここフィリピンで生野菜をバクバク食べるのは少しハードルが高いです。ローカルのレストランでは基本肉がメインで野菜中心のメニューなんてものはほとんどありません。かといって、シェアルームで料理するのも面倒くさい…。そこで思いついたのが…

フルーツを買ってきて食べよう!

フルーツなら洗ってすぐ食べられますし、ちょっと切るだけで用意できます。なにより南国フィリピンいろいろな果物が安く食べられるに違いありません!前置きが長くなりましたが、今回の記事では雨季のバギオで食べられるフルーツを紹介します。第1弾はローカルのフルーツが多めです。

フルーツを買う場所は、スーパーではない!

フルーツを買うぞ。と、なって行くのはスーパーではありません。学校近くの小さなスーパーやコンビニには生鮮食品の取り扱いはありません。バギオでフルーツを買えるのは「パブリックマーケット」や「SMモール」など中型以上のスーパー、もしくは道端にある個人商店になります。

とは言っても、ハードルが低いのはSMモールなどの大型のスーパーですね。値段はやや高めですが、商品に明記されていますので明朗会計、迷いようがありません。しかもフルーツの種類が豊富で、ローカル市場にある商品はほぼ網羅されています。

一方パブリックマーケット」ではたまに値段が明記されていないことがあります。なので、

これいくら」]

と、値段を聞いて確認する必要があります。海外の市場では、交渉してディスカウントしてもらうみたいな光景をよく見ますが、パブリックマーケットの生鮮品売場では、値段の交渉の余地はあまりないと感じます。お店はいくつも並んでいるのですがある程度の適正レートがあり、それに則っています。

そして、外国人だからと言って、規定外の値段で吹っ掛けてくることはそんなにないと感じます。

ある日の戦利品がこちら、早速レビューに移ります!(こちらは2023年9月時点の情報となります)

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超大玉!スマホサイズのアボカド 1個95ペソ(約237円)

まず、最初に紹介するのは、日本ではなかなか見かけないデカさのアボカドです野球ボールくらいの大きさはあります。肝心の味ですが、日本の物と変わりない、あのアボカド味がします。

現地ではジュースにしたり砂糖をかけたり甘く頂くのが一般的ですが、私は、魚のトマトソース缶(100gほどで30ペソ(約75円))をかけて頂きました。

これがボリューミーでかなりの満足感があります。半玉食べただけで晩御飯の代わりになるくらいのボリュームです。日本と比べて、価格にそこまでお得感は感じませんが、ごろっとしたアボカドをめいっぱい食べられる幸せを感じることが出来ました。

赤さが際立つ!ドラゴンフルーツ 1個60ペソ(約150円)

日本でもたまに見かけるドラゴンフルーツです。日本では果肉が白や赤のものがありますが、ここではほとんど赤しかありません。ごくたまに皮が黄色のドラゴンフルーツが売っていますがなんと価格が2倍します。

味は淡泊な感じですがスプーンですくって食べるときの、スッと入る感覚の気持ちよさが私は好きです。皮のぎりぎりまで身が詰まっているのも、ボリューム感があって嬉しくなります。値段も安いので毎食のデザートにしてもよさそうです。

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果物の女王! マンゴスチン 1個50ペソ(約125円)

続いては日本でもごく稀に見かけるマンゴスチン。実際に食べるのは私も初めてですが、いざ食べてみて気が付いたのは可食部が少ないということです。

食べ方としては、固い栗の表皮みたいな皮をむいて中の白い部分だけを食べます。しかし、この白い部分も大部分が種だったりするので可食部がほんとに限られています

ただ、味はオレンジライチを混ぜたような上品な味で絶品です。食感は若干、繊維質な感じがしますが歯切れのよい感じで独特ながらクセになります。マンゴスチンが果物の女王と言われる所以を感じました。これがバクバク食べられたら非常に嬉しいのですが、食べにくいのが難点です。

見た目も名前も特徴的!ランブータン 1個5ペソ(約13円)

果物の中でも際立って特徴的な見た目と名前のランブータン。もじゃもじゃの毛は柔らかいので触っても怪我をすることはありません。また、皮は手で剝くことができ、爪で線を入れて開くと白い果実が現れます。味はライチっぽいですが、ライチほどプリプリ感はなくこちらも歯切れのよい感じです。

ただ、このランブータンも中に大きながあります。しかも、その種の周りの薄皮が身にしっかりとくっついていてはがれにくく味もかなり苦いものとなっており、非常に食べにくいです。可食部は見た目の40%といったところで、味はいいものの個人的にリピートはないかなといった感じです。

味はOK、将来性を感じる!ランゾネス 20粒くらいで90ペソ(約225円)

日本ではまず見ないランゾネス(ランソネス)、非常に面白い果物です。じゃがいもみたいな地味な見た目ですが、皮はバナナみたいにスーッと簡単に剥くことができ、中から白い果肉が出てきます。このプルンとした一区画ずつにそれぞれ種が入っており、種は食べられません。可食部は全体の60%ほどです。

味はライチに近いさわやかな感じ、食感はふにゃプリって感じで柔らかいナタデココに似ています。ただ、厄介なことに、ランソネスにはみかんの白い筋のようなも繊維があり、それが非常に苦いです。

味自体は悪くなく、価格も安いので、かつての”種ありぶどう“が科学の進歩によって”種なしぶどう“になったように、どうにかして種を排除できれば、数ある果物の中でも覇権を獲れるんじゃないかなぁと将来性を感じました。

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まとめ

今回はローカルめのフルーツ中心に実食、調査してみました。もちろん市場にはもっとたくさんの果物があります。日本でもよく見るものも挙げると、

・ふじりんご(こぶし大くらいのサイズ) ・梨・オレンジ ・マンダリン ・グレープフルーツ ・すいか ・メロン ・パパイヤ ・シードレスぶどう(緑,赤) ・ポメロ ・マンゴー ・ドリアン ・キウイフルーツ  などなど。あといちごもありました!

バギオ周辺は標高が高く気温が低いのでいちごが育つんですよね。ただ味はというと、だいぶ酸っぱい寄りなので、美味しく食べるのにはひと手間は必要だそうです。

今のシーズンはこんな感じですが、また季節が変われば価格も種類も変わってくるはずです。また変わったことがあればリポートしたいと思います。ではまた!