フィリピンの人気スイーツ、ハロハロとは?

あっつい日に食べたいもの、それは「アイス」に違いありません。さっぱりとした”ソーダ味”も良いですし、ミルキーな”バニラ”も捨てがたいです。

どうせなら、「一度に色々な味が楽しみたい」と考えている欲張りなあなた!フィリピンではその夢がいくらでも満たされます。なぜなら“ハロハロ”という国民的スイーツがあるからなんです!

ハロハロとは?

ハロハロという言葉は、日本で過ごしていても聞くことがあるはず。名前の響きが可愛いですし、独特なビジュアルが印象に残りますよね。

個人的にミニストップの印象が強く、年に1回ほど期間限定で売り出しているイメージがあります。コンビニ業界の中で最大手では無いものの、フィリピンスイーツにまで手を伸ばしているようです。

MINI STOP公式ホームページ https://www.ministop.co.jp/syohin/sweets/halohalo

「ハロハロ」は、フィリピンの現地語で「まぜまぜ」という意味。具材が多いことが由来となっており、その名が付いたと言われています。

また一説によると、ルーツは日本のかき氷にあるという話があり、日本の統治下にあった時代に生み出されたという説もあるとか。

言葉の由来のとおり、たくさんのっている具材を、食べる前にスプーンでかき混ぜるのが一般的です。

お店で注文した段階では見た目がカラフルなので、目で見るのも楽しいですが、いざ食べるとなると、「まぜまぜ」して頂きます。

バギオにおけるハロハロ

「空腹は最高のスパイス」という言葉よろしく、美味しいものをさらに美味しくするのは環境の要因もあるかもしれません。

ハロハロの場合、一番美味しく食べられる要因は“暑さ”になるでしょう。

なので、年中涼しいバギオにおいて、他の地域と比べてハロハロ文化はそれほど育まれていません。とは言っても、誰もが知っているスイーツなのは事実です。

街中のレストランやカフェ・ファストフード店など、デザートまで取り揃えているお店には大抵ハロハロが準備されています。

ちなみに、語学学校の先生たちと話しているときに

はふた
はふた

「一番美味しいハロハロってどこ?」

と聞くと、大抵は「La Union」と返ってきます。La UnionはSan Juanビーチなどで有名な常夏のエリアで、バギオからはバスなどを使うと2時間でアクセスが可能です。

今回紹介するハロハロ

そんなバギオでも、4~6月の夏の時期日中の暖かい時間はハロハロが恋しくなることがあります。

日本でアイスを食べるのに理由がいらない様に、フィリピンでハロハロを欲するのに理由など必要ありません。食べたいときに思うがままに食べるのが良いでしょう。

実はハロハロに決まった型はなく、各お店によってそれぞれの特徴があります。しかも、それぞれのお店で具材や味だけでなく、提供される器も異なるので、目で見ても楽しむことが可能です。

今回紹介する私が食べてきた7種類のハロハロにおいても、全く同じものはありませんので、それぞれの違いとともに楽しんで頂ければと思います。

また、味や見た目だけでなく、価格も千差万別。今回のラインナップで最安の物は25ペソ(約68円)、最高で140ペソ(約378円)となります。

となると、どこのお店がコスパに優れているのも気になりますよね。ご安心ください、ここからいよいよ実食した私の感想パートとともに私的No.1のハロハロも紹介します!

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第7位 Valley Bread Cafe

第7位はValley Bread Caféのハロハロです。今回紹介する中では一番具材の種類が多く、価格も高いものとなります。

見た目やボリューム感は非常に良さそうなのですが、全体的にざらざらした食感のものが多く、最後まで気持ちよく食べることができませんでした。

あと、私が注文した際は氷がプレートのように固まっていて、なかなかうまく混ぜられなかったのもマイナスポイントとなりました。

第6位 Kuya J

第6位はKuya Jという小規模に展開しているカフェチェーン店のハロハロです。今回はデリバリーで頼んだので、カップに入っています。

99ペソと比較的安く、大きさは少しわかりにくいですが、500mlのペットボトルくらい高さがあります。

生のココナッツが乗っていたりして味は良かったのですが、氷の比率がやや多く、最後食べきる頃には味が薄まってしまいました。

第5位 Banaue近くのカフェ

第5位は棚田で有名なBanaue(バナウエ)へ行ったときに立ち寄ったカフェから。山に囲まれた涼しい場所でしたが、訪れたときが夏だったこともあり、涼しさを求めて注文しました。

先ほどまでのスタンダードなハロハロとは違い、ヨックモックなような筒状のお菓子やバニラアイス、さらにはグラスジョッキでの提供など、かなり独自性が高いです。

味については、安定のスタンダードなテイストでした。ユニークさはあったものの、その他は割と普通ということでこの順位になりました。

第4位 Good Taste Restaurant

ここから折り返し。第4位はバギオでもっとも有名なレストラン、Good Taste Restaurantのハロハロです。

奇をてらっていない、基本に忠実なハロハロです。味についてはいい意味で普通、これでいいんだよと思わせてくれるテイストです。

1人用というよりも、シェアして食べることを想定されているので、価格はやや高め。その分サイズも大きめとなっています。

第3位 道端の個人商店

TOP3入賞を果たしたのは、なんと、道端の露店で売っていたハロハロです。お値段、何と驚異の25ペソ

他の物とは一線を画す安さとなっており、それでいて普通に美味しいです。具材がこんなに入って、この美味しさで、この値段で、となると文句の付けようがありません。

ただ、どうしても衛生面は保証できません…。お腹を壊しても良いと覚悟がある方は、是非トライしてみてください。

第2位 Mang Inasal(黄)

個人的ハロハロ第2位は、フィリピンで大人気なチェーン店のハロハロです。典型的なハロハロとは、見た目から根本的に異なっている一品です。

味はココナッツベースで練乳とバナナが絶妙に混ざり合った風味となっています。文字だけでは甘ったるそうな感じがしますが、そんなことなく控えめな甘さで丁度良いです。

しかも、価格もお手頃で写真の一人前サイズだと69ペソ。数あるハロハロ店の中で、チェーン店がここまでオリジナリティを出せるのはかなり凄いことだと思います。

第1位 Mang Inasal(オリジナル)

栄えある第1位は、なんと、第2位と同じチェーン店のハロハロです。この奇をてらわないフォルム・具材・味付け、まるで昔から知っているような安心感のある一品となっています。

味が氷で薄まらないよう、かつ甘すぎない爽やかさと具材のバラエティと量がマッチしています。価格・テイスト・量、どれをとっても丁度いい一品です。

価格も先ほどと同じく、1人前200円ほどなので手軽に食べられるのが非常に嬉しいです。Mang Inasalの看板商品はグリルチキンなのですが、併せてこちらのハロハロもついつい頼んでしまいます。

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まとめ

今回はフィリピンの伝統的スイーツ、ハロハロについて紹介しました。お店によって色々な種類のものがあるのがお分かりいただけたかと思います。

今回紹介した「Mang Inasal」のほかに、チェーン店でもハロハロを食べられるところはいくつかあります。

おそらく語学学校内でも、どこが一番おいしいのかという論争が巻き起こることでしょう。そんな楽しみ方ができるのも面白いところです。

ただ、1点注意点があります。ランキング途中でお伝えした通り、衛生面にはくれぐれも気を付けましょう。氷も含め何もかも生ものですからね、お腹が弱い方にはオススメできません。

それでも、フィリピンに来たからこそ食べる価値があるスイーツだと思いますので、体調と相談して是非、お試し頂ければと思います、それでは!