【意外なフィリピン情報】給料事情、選挙中の禁酒令

フィリピンのイメージと言えば、南国・セブ、後は…バナナ?あとは、物価が安い!そうです、確かに物価は安いと感じます。では、現地の人の給料ってどんなものなんでしょう?今回は、バギオ滞在中に知ったフィリピンのローカルでディープな情報をいくつかお伝えします!

給料①高収入ランキング

日本でのいわゆる高給取りの職業のイメージといえば、「医者」「商社」「政治家」など職に就くのが難しく、責任の重い職業が思い浮かびます。ではここフィリピンでは?最近こんな投稿を見つけました。

記事によると、一番高いのが「パイロット」や「航空業界に携わる職業」です。まぁそれは想像できますが、その給料が想像を絶するものです。

給料135,363ペソ(約351,944円)

これ月給です。1フライトとかの特殊な換算なのかなと思ったのですが、先生に聞いたところ月給で間違いないそうです。日本だと経験0年目で60万円程度という話もあるので、なんというかもっと貰ってもいいんじゃないかと思ってしまいます。

ランキングに戻って、2位から「ソフトウェア開発」「数学者」「製造監督」「アプリ開発」「専門医師」「統計学者」「薬剤師」「医師」「地質学者」「会計士」と続きます。どうやらスポーツ選手とかは入っていないようですね。

また個人事業主も入ってなさそうなので、もっと貰っている人は間違いなくいるはずですが、職業で見るとこのようなランキングになるようです。

スポンサーリンク

給料②公務員の給料

続いてはバギオの公務員の求人を見ていきます。わりと多分野にわたって募集がかかっていたので非常に興味深いです。

①行政補佐官1:14,678ペソ(約38,163円)/月 ※給料グレード3

②行政補佐官2:15,586ペソ(約40,524円)/月 ※給料グレード4

③森林技術者:19,744ペソ(約51,334円)/月 ※給料グレード8

④エンジニア:29,165ペソ(約75,829円)/月 ※給料グレード12

⑤評価業務担当者:36,619ペソ(約95,209円)/月 ※給料グレード15

⑥看護師:51,357ペソ(約133,528円)/月 ※給料グレード19

⑦医務官:80.003ペソ(約208,008円)/月 ※給料グレード23

公務員の基本給がこんな感じです。手当や福利厚生については詳しく分かりませんが、日本人の感覚で言うと、もうちょっとほしいなぁと思っちゃいますよね。しかもフィリピンは経験重視で採用されるので、かなりの狭き門になります。

スポンサーリンク

給料③パートタイム

最後はパートタイマーの給料です。今回はバギオで人気のカフェ「foam coffee」の求人広告になります。4つの種類のスタッフ募集があり、給料が500~550ペソ(約1,300~1,430円)となっています。もちろんこれらは日給になります、時給ではありません。いやぁなかなかにしんどい金額です。

「これくらいがスタンダードなの?」と先生に聞いたら「まぁそこそこ安い方だよ」とのことでしたので、もっと給料が良いところはあるのでしょうが、人気のカフェでこれくらいだと何とも言えない気持ちになります。

給料④TOYOTAの車を買うと?

バギオで走っている車はほとんどがセカンドハンド(中古品)ですが、もしTOYOTA製の車を買うとなったら、、、ある日見つけた広告のバナーがこちらです。

TOYOTA Wigo」で63,500ペソ(約165,100円)の60回払いで3,810,000ペソ(約990,600円)

TOYOTA VIOS XLE」で118,700ペソ(約308,620円) の60回払いで7,122,000ペソ(約18,517,200円)

スポンサーリンク

禁酒①選挙のための条例

2023年10月末にはフィリピン全土で市長選挙がありました。「外国人には関係ないだろう」と思っていましたが、実は、私たちの生活にも影響を及ぼします。それに気づかされたのが留学前に登録した、外務省の「たびレジ」から発せられた下記のメールです。

【領事班からのお知らせ】バランガイ選挙に伴う注意喚起

まず、選挙当日は公休日です。今回の選挙は10/30(月)であり祝日扱いとなります。当然学校の先生たちも故郷に帰ったりして選挙に参加しなければならないので、学校も然るべき対応を取ります。その結果、10/28(土)は補講日となり、10/29(日)~11/1(水)の4日間が休校となりました。

外国人である我々にとってはちょっと短めのバケーションとなり、旅行に行くにもよし、張り切って勉強に励むもよしということになります。払った学費の面を考えると少しもったいない気がしますが、現地のルールには従うしかありません。

禁酒②選挙当日と前日、お酒は買えない

【領事班からのお知らせ】バランガイ選挙に伴う注意喚起

たびレジの内容には続きがあり、「投票日の前日及び当日は、選挙・政治運動、アルコール類の販売・提供・飲用」が禁止されるとあります。これマジだそうです、日本からしたら考えられないですよね。

先生たちに聞いても「本当だよ」とのことでフィリピンではこれが当たり前なのです。外国人まで厳格に取り締まられるのかどうかは微妙なところでしたが、ルールを遵守するに越したことは無いです。

しかし、どうやら買えないだけで飲むのはOKのようで、現地の人も前日までにお酒を買い込んで飲んでいる人が多数いるようです。この期間はしっかり情報を集めて、宿泊先やお店の人に確認をしておいた方が良いですね。

スポンサーリンク

まとめ

今回はウェブページ上やフェイスブックで見つけた求人と給料、そして禁酒令についてでした。賃金については日本と比べるとやはりかなり低く感じます。こういった現実がある限り、あらゆるものが日本と比べると安いという状況は続くでしょう。

ただ、フィリピンも現状インフレに見舞われています。もし現状を打破する劇的な政策が行われたら、日本の経済と肩を並べる日も遠くないかもしれません。どこの国にあっても何の憂慮もなく生きられる未来が来てほしいものです。