フィリピン留学準備!『捨てチケット』とは?

「フィリピンに留学が決まった!」「航空券も買った!」「Etravelも登録完了!」

着々と留学に向けて準備を進めていく中、エージェントや学校スタッフからこんな案内が…。

エージェント
エージェント

「捨てチケットも忘れずに準備してくださいね~。」

この『捨てチケット』、意外とくせ者…。

どう用意するのか、本当に必要なのか、キャンセルできるのか。

オススメの手配方法と準備が必要な理由について、本記事で紹介します!

捨てチケットは必須!(結論)

初めに「捨てチケットは必要か?」という疑問について、

結論から言うと“絶対に必要

2025年2月現在の状況を鑑みて「用意しなくていいよ」と言える状況ではありません。

そして、この状況は今後数年間にわたり続くことでしょう

捨てチケットを用意せず、
搭乗を拒否されたケース

フィリピン留学時における搭乗拒否問題【2024年5月12日発生】

Fujiyama international(https://www.fujiyama-international.com/blog/entry-3426.html)

「もしかしたら買わなくて済むかも?」と思わず、確実に準備をしてください。

理由については後ほど。

捨てチケットとは?

そもそも捨てチケットとは何なのか。

「捨てチケット」とは俗称で、一般に下記のものを指します。

フィリピン入国後30日以内に
ほかの国へ出国する購入済みのフライトチケット

こちらは、フィリピン国内から海外に発着する路線であれば、どの航空会社でも問題ありません。

捨てチケットはビザと関係する

捨てチケットの詳細を知るには、少しビザについて知る必要があります。

そもそもフィリピンへ入国する際、日本のパスポート保持者は、30日間ノービザでの滞在が認められます

裏を返せば、基本的に全ての旅行者は30日間でフィリピンを発つものと見なされるのです(事前に就労ビザなどを取得している場合を除く)。

👨「私はこの原則を守って、きちんと出国する予定なんですよ

と示す証拠が捨てチケットです。

逆に30日を超えてフィリピンに滞在する場合、ビザを取得しなければなりません

留学生のビザは観光ビザ

留学生がノービザ期間の後に取得するのは、観光ビザ

基本的には語学学校が手続きを代行します。

これは規定路線で、長期で留学する予定の方は誰しもが行っている申請です。

こちらは、バギオのとある語学学校の現地支払い費用の内訳。

30日を超えて滞在する場合、これらの金額を支払って、ビザを取得するのです。

ここで疑問が生じます。

留学準備生
留学準備生

そもそも現地でビザを取得する予定なのに、捨てチケットを用意する必要があるの?

はふた
はふた

はい、それでも必要なのです…。

捨てチケットが必要になった背景

上述の説明だと、フィリピン政府が旅行客に関して、30日以内出国の厳しい体制を取っているように見えます。

ただ、実態はそうではありません。

フィリピン政府が確認したいのは、帰国便のチケット

30日以内出国の原則なんて、とうの昔に撤廃されたというのが通説なのです。

捨てチケットが必要なのは、日本側の都合

いかにも日本らしい形式的な理由が背景にあると言われています。

日本政府のフィリピン入国に対するスタンス

問題の発端となったのが、コロナ明けの入国管理。

コロナ後に変わったフィリピン入国制度

① コロナ明けすぐフィリピン政府は、外国人旅行者に対して「30日以内にフィリピン国外に出るチケットの提示を求める」体制をとる

②数か月して、30日以内の縛りは事実上撤廃済み

日本政府(もっというとフィリピンにある日本大使館)が、公式にその撤廃について発表をしていない

④航空会社は「30日以内に出国するチケットを確認するというマニュアル」を未だに遵守している。(会社や担当者によっても対応が異なる)

結論:責任を取りたくない国・航空会社が問題

実際のところ、フィリピン入国時には数か月先の帰国便などのチケットを提示するだけでOKである可能性の方が高いです。

ただ、そうもいかなくしているのは日本の航空会社

航空会社側としては、責任問題は極力避けなければなりません。

万が一、フィリピンへ到着したお客さんが、チケットの関係で入国できないとなれば大変なことになります。

ゆえに、捨てチケットは日本の空港カウンターで掲示が必要。さもなくば、搭乗を拒否されることがあるのです。

このような状況、日本政府が公式にアナウンスしてくれれば、一発で解消します。

しかし、ここまでグダグダと進展無しに来てしまった以上、今後の展望は期待できません。

したがって、捨てチケットの取得は引き続き必須となることでしょう…

とある空港スタッフの意見

LINEのオープンチャットには、フィリピン留学について意見を交換し合うグループがあります。

捨てチケットに関する疑問は常に飛び交っており、皆の関心となるトピックです。

そんな中、空港にてカウンター業務を行っていたという方から貴重な意見が発信されました。

LINEオープンチャット⇒ フィリピン留学『英語留学』にて

この方の場合、ジェットスターだと必ず確認するよう指示が出ていたよう。

捨てチケットを確認されてから、用意するという方法もあるようです。

ただ、その場合チケットカウンターの列に並び直し。長時間待たなくてはいけないかもしれません。

これは本当に貴重な意見だと思います。丁寧に情報提供してくれた方に感謝です。

捨てチケットを手配しよう!

ここからは捨てチケットを用意する方法をお伝えしていきます。
考えられる方法は主に3つ。

  • 航空券を買って使わない[初心者にオススメ]
  • 航空券を買ってキャンセル(払い戻し)する
  • 航空券をレンタルする

それぞれ、手続きのしやすさや海外旅行慣れしているかどうかによってオススメ度が変わってきます。

航空券を買って利用しない

フィリピン留学生の90%以上が実施している方法です。

自分名義で有効なチケットを用意できていれば、入管などから突っ込まれる隙はありません。

ただ、最もコストがかかる方法であるとも言えます。

当然のことながら、実際の航空券を予約することになるので、購入代金が必要です。

行き先はフィリピンから出国するのであれば、どこの国行きの航空券でも構いません。最も一般的なのは、下記の路線の片道チケット

  • [マニラ→コタキナバル(マレーシア)]
  • [マニラ→台北(台湾)]

1か月前から予約すれば、1万円以下で購入が可能です。

Sky Scannerの日別運賃比較

時期により安い航路が異なるので、Sky Scannerなどの航空券比較サイトから安いチケットを見つけましょう。

また注意点として、[マニラ→セブ]などのチケットを取らない様にしてください!

マニラとセブはどちらもフィリピン国内の都市です!

航空券を買ってキャンセル(払い戻し)する

2つ目は、ダミーチケットを購入し、キャンセルして払い戻す方法です。

航空会社はそれぞれ独自のキャンセル規定を設けており、いくつか捨てチケットとして使えるものがあります。

その中でも頻繁に名前が挙がるのが、韓国の航空会社 Jin Air

航空券キャンセル規定の中に、「購入後24時間以内に払い戻しをする場合、払い戻し違約金は免除」とあり、ダミーチケットとして都合が良いのです。

Jin Air (https://www.jinair.com/)

ただし、24時間以内という縛りがありますので、手続きに掛けられる時間はタイト。

チケットを購入するのは、フィリピン入国の当日か少なくとも前日でなければなりません。

フィリピンに到着し、無事に入国審査を抜けた後ですぐにキャンセルをするのがベストと言えるでしょう。

チケット購入代金が返ってくるため、経済的にも優しいのが嬉しいポイントです。

デメリットとして、航空券の値段が高いのでキャンセルを忘れてしまうと、痛い出費となります。

入国してからの電波状況等で対応が難しくなるというリスクは許容しなければなりません。

航空券をレンタルする

航空券を購入する以外に、レンタルするという選択肢もあります。

先ほど2つの選択肢の中間択といったところでしょうか。

代表的なのは、Top onward ticketというサイト。

10ドル(約1,500円)で48時間利用可能なレンタルチケットが1時間以内に手配できる」というサービスです。

航空機のレンタルと言えば、あまり馴染みがありませんが、具体的な仕組みは以下の通り。

1. レンタルサービスを利用

Top Onwards Ticketなどを利用し、約10ドルで航空券をレンタル。

2. 一時的な予約を取得

サービス会社が、実際の航空券を予約(ただし、支払いはまだ)。

この予約には PNR(Passenger Name Record)という予約番号が付き、本物の予約として登録される。

3. ビザ申請や入国審査で提示

ここで発行された予約確認書は、ビザ申請時や入国審査で提出可。

航空会社や入国管理局が確認すると、実際に予約が存在するように見える

4.一定時間後に自動キャンセル

予約は通常、24~72時間以内に自動キャンセルされる。

旅行者は実際にその便を利用する必要はありません。

レンタルチケットの利点

レンタルすることの利点は安い金額でかつ、キャンセルなどの後処理が必要ないこと。

日本でしっかり準備していれば、留学後にバタバタしないで済みます。

ただし、今回紹介したTop Onwards Ticketをはじめ、公式サイトが英語表記の場合がほとんど。

もしかすると、英語が苦手な人は予約が完了するまでに苦戦する可能性があります。

とは言っても、中身はそれほど難しいものでは無いので「出発地」「目的地」「日時」さえ分かれば十分

これから英語を勉強しに留学に行くのですから、腕試しと挑戦してみるのも良いかもしれません。

入国審査で嘘をつく準備

捨てチケットが用意出来たら、入国は99%確約されたと言っても良いでしょう。

これまで100人以上の留学生を受け入れてきましたが、問題があったという話はありません。

1つ覚えておいて欲しいのは、大なり小なり入国審査で嘘をつく必要があるということ。

入国のために用意したチケットは、あくまでダミー。実際には利用しないものです。

それでも入国審査官に、👨「これで帰るんですよ~」と自信満々に伝えなければなりません。

用意したチケットの種類によって、難易度が少し異なります。

先ほどのケースで見てみましょう。

航空券を買って利用しない

自分で買ったチケットで、内容も把握しやすい。

余裕をもって準備ができるので、紙に印刷するなども可能。

航空券を買ってキャンセル(払い戻し)する

Jin airなど限られた航空会社となるが、どの路線か把握しやすい。

旅程を印刷する場合、24時間という制限があるので、準備する時間がタイトになる。

航空券をレンタルする

購入画面が英語かつ、レンタルチケットという仕様上、全体を把握するのが難しい。

Top Onwards Ticketの場合、2~3日は準備する余裕がある。

☆帰国便チケットを持っている場合

一方、正規で帰国時に利用するチケットを持っている場合、そちらを申告しても問題ありません。

先述の通り、フィリピン政府としては復路分のチケットを持っていれば問題なく、日時は問わないと言われています。

しかし、その場合、ビザの延長について審査官から聞かれる可能性があります。

👨「語学学校で延長するんですよ~」と言えば問題なく通過できるのですが、自身が無い場合は捨てチケット」の方を提示した方が良いかもしれません。

入国審査の実態

実際の入国審査はどんな具合かというと、特に何も聞かれないというケースが多いです。

やることは3つ。

  • パスポートチェック
  • 顔写真撮影
  • 指紋読み取り

Etravelというオンラインで完結できる、入出国カードの代わりになるシステムの導入のおかげで、入国審査官と特に会話も無く終わります。

フィリピン入国3種の神器
①Etravelの事前登録(QRコードもあれば)、②出国チケット、③学校の入学証明書。

この3点が準備出来ていれば問題ないので、何か聞かれたとしても慌てず落ち着いて対応するようにしましょう。

まとめ

今回はフィリピン留学前に必ず湧き上がるギモン。「捨てチケット必要?不要?」問題に言及しました。

結論、私の意見としては絶対に必要です。

用意しなければ、ある程度の予算が削減できるかもしれません。

ただ、万が一に飛行機に搭乗が出来なかった場合、入国審査で引っ掛かった場合のリスクが大き過ぎます。

滞りなく留学を始められるよう、安心を買うという意味を込めて用意しておきましょう。

ちなみに私は、[マニラ→台北]のチケットを捨てチケットとして予約しました。

2023年当時、価格は4,190円。

レンタルチケットの存在を知っていれば、別の方法を選んでいたかもしれません。

※免責事項

今回紹介した「捨てチケットの必要性」や「各サービスの価格や規定」については、2025年度2月時点、私調べの情報となります。

規約の改定などによる損失について、責任を負いかねます。必ず最新情報を確認ください。

それでは、また次回!