頂上まで約3時間、Mt.Ulapを登る(前半)

今回で3回目になりますが、バギオでまたまた山に行ってきました。今までの山は気軽にハイキング気分でいける山でしたが、今回のは頂上まで3時間かかるガチ登山です。山の様子やかかる費用・服装・荷物・行き方・帰り方などもろもろお伝えします!(情報は2023年12月時点のものになります)

Mt.Ulapの詳細

Mt.Ulap(ウラップ)は、平面距離にして全長9kmの登山道です。ピークと言われる、ハイキングの区切りとなる標高の高いポイントを3つ経由していきます。そのため常に登り続ける訳では無く、アップダウンがある道を道なりに進んでいきます

地図でルートを表すと下記のようになります。[entrance]から2つのピークを経由し、[summit]つまり頂上にたどり着きます。その後は[restaurant]を経由し、別口から[exit]を目指します。

分かれ道などはないのでほとんどの人がこのルートをなぞっていきます。実は逆走も可能っちゃ可能なのですが、基本的にはキャンプがしたい人向けのルートになので、一般的ではありません。[summit]つまり、頂上の標高は1846mで、6kmほど歩いた先にあります。

Mt.Ulapの料金・登山料

入山料は1人100ペソ、登録料が1グループ100ペソガイド1人が登山者7人まで面倒を見てくれて1グループ800ペソになります。後は、下山後の出口からピックアップポイントまではバンで戻る必要があり、、同じく7人くらいまで乗れて1台当たり400ペソです。

なので、7人で行った場合が最安です。その場合は、1人当たり286ペソ(約744円)で、めいっぱい楽しむことが出来ます。また、この入山料は学生割引適用後の値段になります。留学生は言語学校のIDがあると思いますので忘れずに持っていきましょう。

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Mt.Ulapの推奨持ち物

服装について、12月に行った限りでは薄手の長そで1枚~2枚で十分です。バギオの人たちは寒がりなので着込んでいるのをよく見ますが、日本人にとっては暑いくらいの気温でした。ただ、植物の茂っているところも歩き、日差しも強いので肌は隠した方がベターです。

あと、持ち物についてはタオル、飲み物、雨具くらいで良いかなと思います。食事については、後述しますが頂上を過ぎたあたりでご飯処がありますので多く持っていく必要はありません。また、頂上付近は草原っぽくなっているので、ゆっくりしたい人はレジャーシートがあるといいかもしれません。

あと、気を付けて欲しいポイントとして、山道には野生の(?)牛の糞がごろごろと落ちている地帯があります。なので、動きやすい靴は必要ですが、お気に入りの靴は万が一の不運に備えて、履いていかない方が良いかもしれません。

Mt.Ulapの行き方

Mt.Ulapへはバギオからジプニーで行くことが出来ます。料金は行きも帰りも50ペソ(約130円)でした。バギオにはいくつかジプニーステーションがありますが、パブリックマーケットの近くにある路地がMt.Ulap方面のジプニーの停留所になります。

AMPUCAO」と書かれているジプニーを選んでください。恐らくこれに乗る人はほぼ間違いなく、登山をしに行く人たちになります。なので、あまり心配はしなくても大丈夫ですが、事前にドライバーにMt.Ulapへ行くことを伝えておくと安心です。

ジプニーの始発は6:00~7:00あたりのようです。私たちは日曜の6:30くらい、おそらく始発のジプニーに乗ることが出来ました。この時刻で既に20人くらい待っていたので、ジプニーは満杯になり、間もなく発車となりました。しっかり行き先を見て、見逃さないようにする必要があります。

私たちは当初5時から行く予定でしたがジプニーが見つからず、代わりにタクシーを探していました。しかし、いざドライバーと交渉してみると、800ペソ1000ペソを要求されたり、あげく、道が分からんと言われたので素直に上記の時間でジプニーに乗った方が確実ですし、お得です。

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入山手続き

ジプニーで向かう道中は朝方だったので、結構冷えました。しかしこのタイミングが一番寒いくらいなので、朝の外と寒さに耐えられる方は、登山用の防寒着は必要ありません。また、バギオから出発してから、ジプニーもどんどん上に上に登っていくので、登山に行くんだなと実感がわきます。

そして、ジプニーに揺られること45分、ようやくエントランスに到着です。結局、この時の乗客は全員、入山受付ポイントで降りました。看板に「Mt.Ulap Registration」とあるのでそちらの方へ向かいます。

5分ほど歩くと見えてくる小学校、ここが受付会場となります。体育館では子どもたちがバスケをしているのを見る限り、実際に機能している小学校のようです。ここで料金の支払いと氏名・電話番号・住所の登録を行います。

その後、手首に入山許可のスタンプが押され、ガイドと対面になります。私たちには22歳の女性がガイドとして付いてくれました。行った時点で何人かのガイドが待機してくれているので、前もっての登山の予約は必要ありません

登山時の補助としてお遍路さんが持っているような杖がレンタルできます。また、トイレは小学校の体育館のものが使用でき、使用料は1回10ペソになります。登山を始めると、2つ目のピークまでトイレの施設は無いので不安な方はここで済ませておきましょう。

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山頂付近のレストランとお土産屋

登山の全容については、次回の記事で詳しく詳細しますが、先述の通り、山頂を過ぎたあたりにはレストランがあります。簡素ですが、思った以上にしっかりとした造りで、屋根も備え付けです。軽く70人ほどは収容できるようになっており、ゆっくり座って休憩することができます。

レストランではバジェットミールがあり、ライスといくつかのおかずを頼むことが出来ます。写真のものと併せて10品程度の料理があり、意外とバラエティに富んでいました最低160ペソ(約416円)からオーダーできるので、ロケーションを考えると、かなり良心的な価格設定です。

また、バジェットミール以外にも、スナック菓子やソフトドリンク、インスタントコーヒーも購入することが出来ます。思っている以上に商品が充実していますので、事前に食事等を用意する必要がないという訳です。

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また、写真の通りお土産屋さんも併設されており、思い思いのお土産を購入することが可能です。実際に行った方の多くはTシャツを良く購入しており、1枚当たり250ペソ(約675円)とこちらも良心的。登り切った証明として嬉しい一品です。

次回、登山道を詳しく紹介、後半に続きます。