世界遺産の街「Vigan」1泊2日旅【観光編】

バギオで留学するなら一度は聞いたことのあるはずの名前「Vigan(ビガン)」。フィリピンの中でもここまで観光に特化した都市は無いと思うくらい、旅行客をもてなしてくれます。
前回は行き方やアクセスについて紹介しましたが、今回はViganの中心地で体験出来ることに焦点を当てて、紹介していこうと思います!

Things to do at Vigan City by Trip adviser

Viganがいかに魅力的で観光に向いているかは、行く前から自然と耳に入ってくるはずです。スペイン調の街並みがあって、グルメが美味しくて…というのは分かりましたがそれで何が出来るのでしょうか?

世界各地の観光地の口コミ情報が載っている「トリップアドバイザー」のビガンのページを見ると、下記のようにおすすめのスポットがランキングされています。

Things to Do in Vigan

https://www.tripadvisor.com.ph/Attractions-g424958-Activities-Vigan_Ilocos_Sur_Province_Ilocos_Region_Luzon.html

おすすめ度1位はCalle Crisologoという、ビガンの中心地にあるスペインの街並みが見られる通りになっています。ここは人通りも多く、一番賑わっているので誰もが訪れることになるでしょう。

2位は同じく中心部にある公園で行われる噴水ショー。開催時間は夜の30分のみと限られているものの、ここにも多くの人が集まります。3位は街から少し離れた場所にある、歴史を感じられる塔の観光となります。

4位は「Hidden garden」こちらは植物園を兼ねたカフェのようです。5位は「Baluarute Zoo」ライオンと写真が撮れたり、動物のはく製がある博物館があったりするスポットになります。

6位は先に紹介した1位と実は同じものです。これらを参考にすると、ビガン旅行は街歩きを中心に、その他のスポットをいくつか周るというのが黄金パターンになるかなと感じます。

この中で1位・2位・6位の場所を訪れてきましたので、それらの詳しい紹介とアクティビティについて、正直な感想を交えながら語っていきたいと思います!

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Calle Crisologo

Calle Crisologoはビガンの中心地にある、一番賑やかな通りの名前になります。ビガンと言えばココ!というくらい有名で、ネット上でたくさんの写真を見ることが出来ます。

Google map上の評価は☆4.7(2,322)となっており、口コミ数を相当数獲得しながらも多くの支持を得ています。ここまで高いのはなかなか見たことないレベルの高評価率です。

ここでは、360度どこを切り取っても画になるようなスペイン風の街並みを見ることが出来ます。建物はもちろん、石畳の道が敷かれていたり馬車が走っていたりと、全ての風景が合わさって非日常感を演出しています

前評判では、本当に限られた地域しか景観が残っていないから、そんなに時間を潰せるところではないというものも見ました。しかし、端から端までゆっくり歩くと1時間くらいはかかると思います。

建物はほとんど全てがなにかしらのお店になっており、お土産屋・カフェ・軽食屋・レストランなど様々な形態のお店があります。バギオではなかなか見られない欧州チックな雰囲気が非常に印象的です。

また、建物の雰囲気とベストマッチしているレストラン、景観に溶け込んだスターバックス・セブンイレブンもあれば、ローカル感の強いMang Inasalやポテトコーナーなどもあり、そのミックスアップした感じが非常に面白いです。

賑やかな通りから1本外れた道に入ると一転、静かで落ち着いた雰囲気の通りに変わります。こちらではホテルが軒を連ねていたり、隠れ家的な名物料理屋が営業したりしています。

この、メリハリの効いた感じが上手く観光客を引き込んでいるなと感じました。ビガンの街中に泊まりたいとなったら、大通りから1,2本道を逸れた通りのホテルに泊まってみることをオススメします。

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Calesa(カレッサ)

先の通りで楽しめることと言えば、カレッサと言われる馬車の乗車体験となります。こちらもかなり有名で、ビガンの中心地に着いた瞬間、あちらこちらで馬が待機しているのを目にするはずです。

カレッサは移動手段として使われている訳では無く、完全に観光客向けのアクティビティとして運用されており、現地の人たちは全く利用しません。

馬車が集まっているエリアは、Plaza Burgos(プラザ・バーゴス)というローカルの人々が思い思いに過ごしている公園の近くになりますが、基本的にはどこからでも乗車可能です。

観光地とはいえど客引きがそんなに激しいわけではなく、のんびりとお客さんを待っている様子なので、好きな場所から好きなタイミングで乗るのが良いでしょう

私たちはCalle Crisologoの突き当たりまで歩いて行って、そこで待機していたカレッサのおじさんに乗車をお願いしました。料金は30分くらいの乗車で3人まで乗れて200ペソです。

馬は非常に大人しく従順で、ジョッキー(?)のおじさんの指示を聞いています。馬車は乗ってみると意外にも揺れは少なく、ひづめと石畳のぶつかる軽快な音が非常に心地よいものとなっています。

30分のカレッサ体験では、上の地図のようなルートを通っていきます。途中、博物館やお土産屋に寄っていくかと聞かれますが、降りている間待ってくれる保証も無いのでぐるっと周るまで乗ったままで良いでしょう

一番楽しいのは人の多い通りを優先的に通っていくことができる瞬間ですね。周りの人たちもテンション高く舞い上がっているので、「Hi!」「Hello!」なんて言葉を交わしながら通りを闊歩することが出来ます。

1つ気付いたのが、こんなに馬がいるのに辺りの道が全く汚れていないということです。つまり道や通路に全く糞が落ちていません。

これは、馬のおしり付近に糞を受け止めるための布が敷かれているためのようです。なので、匂いも歩きにくさも全くなく快適に道を歩いたり馬車に乗ったりすることが出来るという訳です。

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Dancing Fountain

最後はDancing Fountain、つまり噴水ショーです。こちらも街の中心部の公園近くで見ることができ、Calle Crisologoからは徒歩5分くらいで行くことが可能です。

Google map上の評価は☆4.4(1,940)、こちらもかなり高評価を得ています。少しだけある低評価レビューを見てみると、「工事中で見られなかった」とか「駐車場が無かった」など、やや限定的なネガティブ口コミが見られました。

噴水ショーは口コミとネットの情報によると毎日行われているようで、時間は夜19:30から20:00までの30分間となっています。入場料および観覧料は無料です

また、噴水広場には段々になっている観覧席が設けられています。私たちが行った土曜日は開始1時間30分くらい前の18:00頃から何人か場所取りをしている様子が見られました。

はふた
はふた

場所取り?無料の噴水ショーでしょ?いやいやそんなそんな…

と私も最初は思っていました。あまり期待もせずに見に行って実際に目の当たりにしたショーがコチラ。

正直に言うと、想像以上に良かったです。アミューズメントパークにある音と光のエンターテイメントという感じで、しっかりとした一つのアトラクションになっています。

水の吹きあがり方や噴水を照らす光のバリエーションが豊富で、ただ単一に照らされている感じだけでなく、見ていて圧倒される感までありました。

私たちはショーが始まってから、やや遅れるような形で会場に入ったのですが、そこまで全体的に混雑している様子はなく、外からどんどん中へ入っていけるくらいのゆとりはありました。

映像の中にあるように、奥の白い建物はレストランのようですが照明を落として噴水ショーを見やすくしているようです。食事をしながら特等席での鑑賞もまた乙ですね。

大人気のEmpanada

最後にグルメ情報を一つ。ビガンの名物料理であるエンパナーダは、大通りを歩いているといくつも見つかりますが、地元でも有名で美味しいお店が裏通りにあります。

それがCasa Jardin Empanada & Okoyです。

Google map上の評価は☆4.3(209)。街中にはたくさんエンパナーダ屋がある中で、頭一つ抜けるくらいレビュー数が多く、人気店なのが分かります。

お店がある辺りはカレッサも通らず、人通りも少ないので落ち着いて食事をすることが出来ます。ただ時間帯を選ばないとお店自体が混みあっている可能性があるので注意が必要です。

ピークタイムである夜19時頃にちらっと見た感じではお客さんで満杯で、空いている席は無く、その後、噴水ショーを見たのちに訪れた際はメニューのほとんどが売り切れとなっていました。

なので、私たちは2日目の昼からに出直すことにしました。昼間は比較的お客さんの入りは少なく、メニューももちろん全て注文可能でした。

こちらがメニューとなります。

この中から、私はベストセラーとなっている「Double Double Special」と「Okoy」を注文しました。

Double Double Special 120ペソ(約324円)

こちらがビガン名物のエンパナーダです。まずはその大きさに驚きます、バギオで売っているものとは比になりません。作りたて揚げたてなのでアツアツ・サクサク食感でいただけます。

具材全部入りということで、野菜・肉・卵がボリュームたっぷり詰め込まれています。野菜は恐らく「サヨーテ」というフィリピンではメジャーな冬瓜のような野菜の細切りが入っています。

Okoy 75ペソ(約203円)

続いてはオコイです。こちらも有名だそうで頼んでみるまでどのようなものか分かりませんでしたが、写真の通りかき揚げのようなものでした。

イメージと違わず、パリパリ食感でこちらもかなりイケます。具材もエビの丸揚げがゴロゴロと乗っていてかなりぜいたくな感じがしますね。

この2つ合わせて食べようと思ったら、お腹がはち切れそうなくらいになりました、どちらも小麦粉生地+油のコラボになりますので、小食の方は2人でシェアするくらいで妥当な食事になると思います。

ちなみに、上の写真は一番高い「Emapanada king」です。ド級の大きさでした。

これらに付けて合わせるのは、塩・酢・玉ねぎ・チリになります。やはり油っこい一品になりますので、酢との相性が抜群で、食感をさっぱりさせてくれます。

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まとめ

今回はビガンの中心地で見ることが出来る観光スポット、アクティビティについて紹介しました。ルソン島随一の観光地の名は伊達ではなく、コンパクトな街並みでもしっかりと楽しむことが出来ます

事前に調べた情報では、綺麗な街並みの場所はそれほど広くないので時間を取って観光する必要はないという話もありましたが、個人的に1泊2日楽しむのには訳ないと感じました、

 

今回は普通の週末でのビガン旅行でしたが、10月頃にはお祭りがあり、そこではパレードなども行われるということです。ただ、その混雑っぷりはすさまじくカレッサにも乗れないほどと聞きますので、お祭りシーズンに訪問する際は覚悟を決めて訪問ください。いつか私も行って見たいな…、それではまた!