もう間もなく滞在期間の半分を迎えます、6か月の滞在なんて長いようで本当に短いです。今回の記事では、改めて私の滞在先の良いところと予め留意しておいてほしい点をお伝えしようと思います。以前に学校の概要とバギオの特徴については別の記事にしていますので、良ければ過去記事を参照ください。
利点Ⅰ. 良立地はやはり素晴らしい
留学すると当然授業を受ける訳ですが、45分×8コマというように割と長い時間で脳を使います。誰しも学校に通っていたり、働いていたりの経験があると思うのですが、英語漬けは割とハードです。街の中心部に近く、好きな時にふらっと出歩けるのは良い息抜きになります。
よく色々な学校で、「全てが学校内で完結します」というのを利点に挙げているところがありますが、プラスとなるかは人によりますね。本当に強い意志で毎日勉強付けを希望している人こそ、その強みを活かせますので、自分はどのように過ごしたいかじっくり考えてみる必要があるでしょう。
利点Ⅱ. 学校の規則やルールは割とゆるめ
私はセミスパルタの学校を選んだのですが、勉強に関して何かを強制されたり宿題が大量にあったりということはありません。だからこそこうしてブログを続けられている訳ですが、自分の時間の使い方を自分で決められます。いや、留学に来てるんだから勉強しろよって意見はごもっともです。
私自身、ブログを辞めて英語の勉強に専念していたらもっと話せるようになっていたかもと、たらればを考えることもあります。まあそこは自分の時間を如何に使うかの投資になりますので、セミスパルタのコースでは自分自身を律する必要があります。
利点Ⅲ. 授業の要望を利かせられる
少人数の学校なので授業の要望を利かせやすく、私自身、慣れてきた頃合いでいくつかリクエストを提出しました。例えば「ボキャブラリーとグラマーの授業を辞めてスピーキングを2コマ増やしたい」といった感じですね。自己分析の結果で自分の弱点を重点的に鍛えられます。
後は、コースの変更も滞在期間中に可能です。私は現在ESLコースという一般的な英語勉強コースで学んでいるのですが、先輩たちはビジネスコースやIELTSコースに途中から変更しさらに発展的な勉強をしています。
英語スキルの習得具合と自分の気持ちに合わせてコース変更できるのは嬉しいですね。私もそのうちコース変更をするかもしれませんが、今のところは考え中です。
利点Ⅳ.先生たちは良い人ばかり
8コマの授業ではすべて異なる先生がつくのですが、私の先生たちは良い方ばかりです。優しくフレンドリーは当然のこととして、授業の予習を欠かさず、レベルに合わせた授業構成を自分なりに考えてくれています。テキストや科目についても相談してすぐに対応してくれます。
もし先生が合わないとなったら、先生変更のリクエストをだすことも出来ます。私は1回も出したことありませんが、そこは合う合わないがありますのでその人次第ですね。ちなみに学校側としては、先生と生徒が余りに親しくするのは推奨されていないようです、節度を持って付き合っていきましょう。
利点Ⅴ. 施設・住居面の改善が迅速
学校の施設面に関して、割と大規模に今なお改良が進んでいます。今までは勉強スペースしかなかったところに、休憩兼勉強もできる30人以上入るラウンジ的な部屋が10月頃に出来上がりました。インテリアも割とおしゃれでゆったりできます。
後は、以前私が冷蔵庫が壊れていると伝えたら迅速に新しいものを導入してくれたり、除湿器を共有スペースにも設置してくれたり、日本円からペソへの両替サービスが始まったりと環境をよくするための改善が日々なされています。
注意Ⅰ.街の外がたまにうるさい
ここからは注意点をいくつか…。滞在先が街中にあるのは非常に便利なのですが、どうしても騒音とは向き合わなければなりません。大通りから1本道に入った奥に住まいがあるので普段は朝から夜まで静かですが、タイミングによっては大きな音や喧騒で賑やかになることがあります。
①向かいのホテルの給水時間(基本朝7時くらい)
フィリピンでは各施設でウォーターサーバーのような設備を用意しています。その水の補給のために毎朝トラックが給水に来るのですが、結構なガタガタ音がします。発電機を使っているくらいの音がするので少し離れていても結構聞こえます。時間にして30分くらい続きます。
②朝夕のタホ売りの呼び声(朝8時,夕6時くらい)
タホとは豆腐に似たデザートのことです。日本で言う焼き芋屋さんのように街中をアナウンスしながら回っています。このタホ売りは「ターホ!」という掛け声でアピールしています。騒音というほどの事ではありませんが、初めての頃はビックリするかもしれません、慣れればなんてことは無いのですが…。
③暴走車のふかし運転(0時頃)
これは日本でもある事例ですが、こういう人はいます。毎日ではないですし一瞬で過ぎるので受け入れるしかないですね。幸い滞在先にはガードマンがいるので、前で長時間たむろするということはありません。
注意Ⅱ.国籍が偏っている
私が滞在している限り、日本人と韓国人で国籍の9割を占めています。残り1割は台湾もしくはアラブ系ですが数は少ないです。以前の様子を聞く限り、シーズンによっては台湾系の方がドッと入ってくることがあるようですが、現状は限られた国籍が多数となっています。
ゆえにEOP(English Only Policy)、つまり英語のみを話そうの雰囲気が薄れてしまっています。よく母国語を喋ると罰金というコンセプトの学校を他ではよく見ますが、ここではありません。英語で話しかけたら英語で喋るみたいな暗黙の了解はあるんですけどね。
注意Ⅲ.期末のアクティビティが延期中
学校でのアクティビティとして先生と生徒の交流パーティーみたいなものがあるのですが、7月あたりから1回も行われていません。理由としては授業日数を確保するための補講に置き換わっているためです。
フィリピンでは20日近い祝日に加えて、急遽祝日が制定されることがあります。1タームで18日以上は授業日数を確保するという決まりになっているため、アクティビティの時間を使うほか、土曜日に授業が入ったりします。授業を受けるというのは、お金を払っている身からしたらありがたいんですけどね。
注意Ⅳ.施設・設備面がもう一歩
施設・設備面はだいたい満足なのですが、日本レベルの水準で考えるともう一歩のところがあります。例えばシャワー、お湯は出ますが水圧を強くするとぬるくなります。シャワーヘッドが水の反動で動くぐらい強い水圧だと顕著に影響が出ます。
後はWifiについて、共有スペースは問題なく使えますが、私の部屋ではかなり弱いですしまれに切断されます。YouTubeは1080pでは見れないですね。同じく電波について、教室は地下4階にあるためインターネットに繋がりません。オフライン用のツールを用意する必要があります。
最後にエレベーターについて、施設には2基あるのですがうち1基は頻繁に止まっています。メンテナンスは即日来て即日直して行くのですが、しばらくするとまた止まっています。2基とも止まっているのは見たことありませんが、住まいが6階で教室が地下4階なので、そうならないように祈っています。
注意Ⅴ.食事代は別途かかる
食事代について、私の学校では事前支払いの金額には含まれておらず現地でチケットを買う必要があります。何日か分まとめ買いすると、1食約170ペソ(約442円)になります。朝食は無料ですが、まあまあ質素です。現地で用意するお金が増えるので、ちょっとだけ面倒くさいです。
私のように外食をガンガンしたい人にとっては良いシステムでもあります。よく100ペソ以下で食事を済ませてくるので金額だけ見ればかなりお得ですが、そこはかける時間とのトレードオフになりますね。
まとめ
今回は約3か月過ごしてみて感じた身の回りの良いなぁと思う点をお伝えしました。こういった利点があるからこそ、授業もブログも続けられているのは正直あります。コレばっかりは来てみないとどういう感じるか分からないので、難しいところではあります。
私自身、3か月過ごしてきて体調を大きく崩したり、嫌な経験をした記憶がないので致命的な欠陥が思いつきませんでした。これらの体験や感想について、あくまで個人の所感によるものなので、いろいろと情報を集めてから学校を選ばれることをオススメします、それではまた!