バギオ留学で「必要だった/必要なかった」持ち物

海外に滞在するにあたって、荷物のパッキングには気苦労が絶えないはずです。しかし、実際に行って見ないと本当に必要なものは分かりません。そこで今回は、私がバギオでの6か月の滞在で個人的に「必要だった/必要なかった」ものを紹介します。

絶対に必要なもの

まず、一般的に知られている荷物として「パスポート」や「衣服」、「常備薬」等の紹介は除きます。これらは当然準備が必要です。衣服について、現地で買い足さない場合は最低でも5日分を用意しておくといいでしょう。大抵の学校では週2回はランドリーが利用できるはずです。

また、海外旅行保険についても、私の今いる学校では極力加入してくることをオススメしています。新入生が入ってきたときも、5人に1人は2週間以内に程度を問わず、体調を崩すのを目の当たりにしてきました。

保険会社の保険に入っているとキャッシュレスで病院の受診から薬をもらうまで完結するので、手続きが簡単です。クレジットカードの海外保険も良いは良いのですが、今すぐ病院に行きたいしんどい状況でも一度、サービスデスクに電話をかける必要があります。

ちなみに上記の画像は、海外旅行保険を使用した場合に病院で書いたドキュメントになります。学校が提携しているジャパニーズヘルプデスクが仲介してくれたので海外でも日本語での対応が可能でした。

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現地で必要だと感じたもの

海外でこそ、靴は安く買えそう思っていたこともありました。実際のところ、300ペソから購入することが出来るので間違いなく安いのですが、やはり質が伴っていません。ブランド物はフェイク品が出回っているし、正規のショップで買おうと思ったら日本で買うのと変わらない価格になります。

写真の靴はフィリピンのオンラインショッピングサイト「LAZADA」で買った、メイドイン韓国と紹介されているスニーカーです。本体の価格319ペソ+配送費61ペソ=380ペソ(約988円)で購入したもので、見た目には悪くないような感じがします。

しかし、履き始めて2週間しないうちに靴の中敷きが剝がれたりずれたりし始め、靴ひもは日に日に黒ずんでいきました。外見からは分からない使用感の面で、かなりクオリティは落ちますね。他にも靴底が薄すぎて歩くだけで痛いようなスニーカーもありました。

では、質の保証されているブランド靴を買えばいいと思うかもしれませんが、フェイク品も出回っていることから、ちょっと高めのお店でも疑心暗鬼になってしまいます。靴は荷物として嵩張るのですが、ハイキング出来るような動きやすい靴は日本から持ってくることをオススメします。

のど飴

数ある日本製食品の中から、私はのど飴を持ってくることを推奨します。理由は明確で、現地ではなかなか替えになるようなものが見つからないからです。やはり日本のものは凄いなぁと改めて感じました。

こちらはフィリピンの薬局で買えるのど飴です。効果のほどはというと、かなり強力で効いている感が強く、喉に抱えている問題はすぐに解消します。ただし持続時間が短く、自分でも「効き過ぎじゃない?」って思うほど喉に違和感が残ります。しかも1袋8粒で100ペソ(約270円)とお高めです。

では、別のものということで、こちらは大袋タイプののど飴で価格は20個ほど入って99ペソ(約267円)でした。どうも中国からの輸入品のようで、私は先生から教えてもらって存在を知りました。効果は、先ほどと打って変わって効果は微弱、気休め程度にしかなりません。

病気にならないことが一番の最善手ですが、なってしまった時に備えて、常備薬と合わせて準備はしておいた方が良いでしょう。私は2度目のバギオ入りでは、龍角散のど飴を持参しました。

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尿素系保湿クリーム

乾燥肌の私は保湿クリームが欠かせません。昔から愛用しているのが尿素系の保湿クリームで、英語にすると”Urea Cream”というようです。日本から持参したものが無くなりそうだったので、バギオで何度か探したのですが、リアル店舗では見つかりませんでした。

もちろん、ハンドクリームやニベアなどの取り扱いはたくさんあるのですが、私が求めるクリーム感のある軟膏の様なものは見つかりませんでした。実は、オンラインショッピングの「LAZADA」で、それっぽいのを発見したのですが、まだ試せていません。

虫よけ(スプレー/シートタイプ)

フィリピンにおいて虫対策は必須となり、ここバギオにおいても、セブやマニラよりはマシとは言え、同じ事が言えます。毎年デング熱によって多くの人が苦しんでいるため、それを防ぐための虫よけ剤もたくさんの種類があるのですが、スプレータイプは一般的でありません

フィリピンで一般的なのは、ローションタイプの虫よけです。日本のものと現地のもの、効果の違いは分かりませんが、少なくともローションタイプの場合、日焼け止めと競合してしまう可能性があります。

また、部屋の蚊を撃退するためのものも見たことはありません。特に雨期においては蚊の発生率が上がるので、使用用途に応じて自分の状況にあったものを用意する必要があります。

ビーチボール

これは遊びに行くときの話になるのですが、ビーチボールがあったらいいなぁと思う場面が何度かありました。というのも、バギオで売っているボールってハンドボールサイズのものか、しっかりとしたバレーボールみたいなものしかないんですよね。

空気を自分で入れて膨らませて、当たっても痛くないようなボールは探すのが難しいです。私はSMモールを含む、現地のお店を5件ほど探しましたが見つかりませんでした。San Juan(サンファンビーチ)は結構行く機会があると思うので用意しておくと、友達が喜んでくれるかもしれません

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持ち込む必要がなかったもの

ウェットティッシュ

何かと便利なウェットティッシュですが、わざわざ日本から過剰に持ってくる必要はなく、現地でも様々な種類で取り揃えられています。赤ちゃんまで使える低刺激のものから、いい香りのついているもの、大容量お得サイズのものまで、もしかしたら日本のドラッグストア以上かもしれません。

同様に、アルコールスプレーも現地で手配することが出来ます。これらの衛生に関するものについては、日本から来るときに使用する分だけ用意しておいて、現地で使う分は生活が落ち着いてから購入するのが良いでしょう。

サンダル

必要だったものの中に靴を挙げましたが、サンダルについては現地での購入でも納得できることでしょう。安いものだと100ペソ以下で買えたり、必要なら本物のクロックスも買ったりすることが出来ます、さすがは南国と言った感じですね。

ただし、品質に関しては日本ほどではないということは念頭に置いておき、履きつぶして駄目になったら買い替えるぐらいの気持ちでいましょう。日本から持って来ようとすると、意外と嵩張るものの一つになりますので、現地での購入をオススメします。

ヒートテック

バギオはフィリピンの中では涼しいことで有名ですが、さすがにヒートテックを着るほどではありません。年間を通してだいたい日本の4月くらいの平均気温であり、2024年1月午前中に、一桁の気温を記録したくらいでそれ以上は寒くならないでしょう。

ちなみに、ここバギオにもユニクロは存在しており、現地では高級志向寄りのブランドとなっています。ヒートテックの品揃えは恐らくありませんが、ユニクロ推しの方は一度訪れてみるのも良いかもしれません。

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マスク

今となってはマスクの着用義務はありませんが、場合によって必要な時があります。必須なのが病院で診断を受けるとき、推奨されるのがジプニーに乗るときです。不織布タイプのものはもちろん、布・スポーツタイプのものなど様々なものが購入できます。

値段についても、日本と変わらないくらいです。私は一度30枚入りの箱入りマスクを現地の文房具屋で購入しましたが、1箱99ペソ(約267円)でした。ローカルの市場でも売っているのをよく見ますので、これよりも安く購入が出来るかもしれません。

文房具(はさみ)

文房具についても、基本的には現地で買いそろえることはできます。ノートやクリアファイル、はさみ、のり、セロハンテープ、ボールペンなど、そこそこのクオリティのものは購入可能です。持ってくるのも良いのですが、はさみは渡航時の荷物検査で注意が必要になります。

これは私の一時帰国時の話になるのですが、機内持込み荷物の方に眉カット用のはさみを入れていたのをすっかり忘れており、手荷物検査場で引っ掛かってその場で没収となりました。危険物となるので、むやみに持ち歩かない方が良いでしょう。

ただし、シャーペンとシャーペンの芯は現地にない可能性が高いです。

私が探した限りでは、今のところ見つかっていないんですよね。聞いた話では、SMモール内の文房具屋にあるとの話を聞いたことがあるのですが、まだ確認できておらず…。見つかったらまた報告したいと思います。

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まとめ

今回は、私のバギオ滞在6か月の経験から「必要だった/必要なかった」ものについて紹介しました。私はどちらかと言えば、何か足りなくても生きていける人間なので、もしかしたら他の人からすると欠けているものがあるかもしれませんが、あくまで個人の感想と言うことで…。

ただ、思っていた以上に現地で用意できるなという印象がありました。日本から持ってくることのできる荷物も限られているので、現地で買い揃えられるものは留学後に落ち着いてから買いに行くのも賢い選択肢かもしれません。