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バギオの雨季・台風の季節

2024年7月下旬、大型の台風「カリーナ」がフィリピンに接近。

こちらの台風は今年(2024年)、初めて学校が休校になるくらい影響の大きいなもので、学校関係者としてはかなり対応に追われました。

その当時の様子について、振り返りながらお伝えしていきます。

バギオの季節

簡単にバギオの季節について紹介。

フィリピン全体を通して1年は乾期と雨期に分けられると言われています。
12月~5月が乾季
6月~11月が雨季 という区分が一般的。

どちらのシーズンに滞在するかで、過ごし方は大きく変わってきます。

バギオの年間気温と降水量のグラフ

気象庁地点別平年値データ・グラフ https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/climatview/graph_mkhtml_nrm.php?n=98328&y=2022&m=4&s=1&r=0&e=7&k=0

乾季と雨季、「夏」もある

現地では雨季と乾季のほかに、のシーズンもあると言われています。

夏に当たるのは4月~5月。フィリピンで最も暑い時期となります。

マニラやクラークなどは日中の体感気温が45度に迫るほどの猛暑日が発生。

こうなってくると命の危険もあるということで、学校は休校になります。

幸い、バギオはそこまでの暑さにはならず、30℃ほどが最高気温となります。

夏が終わればガムガモ

暑い夏が終われば、雨季の始まり。

この時期に注意したいのが「ガムガモ(ガモガモ)」。

特定の時期に大量発生する羽アリです。

大量発生の条件が整いやすいのは、5月下旬から6月上旬

この時期に留学する場合、ガモガモの存在を知らないのは危険。

現地でショックを受けないよう、事前情報を仕入れておくことをおすすめします。


雨季と台風のピーク

夏➡ガムガモ➡雨季と来て、台風のピークを迎えるのは8~9月

赤道付近にあるフィリピンでは、
台風の影響を受けやすく、
インフラが弱いので被害が拡大しやすい という背景があります。

さらにフィリピンの中でも、バギオは特に台風の影響を受けやすエリア。

南から吹きこむ湿度の高い風が、バギオ付近で雨雲を形成しやすいという地理的要因があると言われています。

このため、台風が遠くに離れていても、強風豪雨が継続的に続きます。


その現象を身をもって体験したのが、留学を開始して1週間目。

台風は台湾付近にあるにもかかわらず、バギオに大雨と長雨をもたらしていました。

”台湾”付近の台風が、フィリピンで報道されている

暴風域や強風域からも外れているはずなのに、バギオは1日中

この雨はほぼ1週間降りやむことなく続きました。

当時の私は、👦「バギオ雨降りすぎ…」と半ば絶望していたのを覚えています。


台風「カリーナ」襲来

ここから、今回の台風カリーナについて、当時の現場の様子を振り返っていきます。

大きな被害があったのは7月23日~24日でしたが、その前からおかしな異変がありました。

異常な寒さ

バギオの観光情報アカウントが、台風の危険性に言及したのは学校が休校になる2日前。

7月22日時点の気象予報図を見ると、台風がある位置はフィリピン東側の海上

結論から言うと、この台風はフィリピン本土には上陸しません。後に台湾方面へ抜けていくことになります。


当時、バギオにいた私は下記のような異変を感じ取っていました。

異変とは、異常な寒さです。

パーカーを羽織っても寒く、指先がかじかんでいるのが分かります。


通常であれば、バギオの7月は長袖1枚で十分な気候です。

それが一転、年間で一番寒くなる乾季の2月のような気温となりました。

一方、肝心の天気はポツポツ雨が降っている程度。

台風が近づいているとは微塵も感じないような落ち着いた天気であったため、通常通り授業は行われました。

そんな状態が2日間続くことになります。

休講の通達

異変を感じた2日後の7月24日、バギオ政府から下記のような情報が発信されました。

WALANG PASOK」は、現地の言葉で臨時休校を指示する通達。

フィリピンに滞在していると、台風や猛暑国民の祝日や選挙などいろいろな理由で発令されているのを見ます。


政府からの通達と言うことで、私のいる語学学校も休校となりました。

授業が無く外出もできない環境で、学生を校舎の中に留めるというのは心苦しいですが、状況が状況なので仕方ありません。

当時のバギオの状況がコチラ。

強風と大雨に伴い、周辺のエリアでは停電が発生。

フィリピンのインフラは脆弱なので、停電は起こるべくして起こったとも言えます。

幸い、学校は校舎全体をカバーできる発電機を有しており、生活に支障はありません。


また食事面について、キッチンスタッフは出勤してくれており、通常通りの食事提供を行えたのも幸いでした。

実害としては、施設の一部で雨漏りが発生した程度。

それ以外、生活周りの不便はほとんど無く、驚くとともに「ありがたい」と感謝したのを覚えています。

外出自粛中の街の様子

学生は外出禁止状態でしたが、👩「急ぎバスの予約を変更しなければならない」と訴える学生が現れました。

上司の許可をもらい、付き添いのもとバスターミナルまで行くと経験したことの無いほどの雨

まさにバケツをひっくり返したような雨量でした。

こうなるとバスが運行しているかどうかも怪しいですが、どうやら大丈夫とのこと。

結果的に、この学生は無事にバスで空港に向かうことが出来ました。

今までも幾度となく台風の影響があったようでしたが、マニラ行きバスがキャンセルとなった事例は無いので帰りの移動方法で困ることは無さそうです。


ちなみに街の市場の様子はこのような感じ。

大雨にも関わらず、元気に営業している姿が目撃されていました。

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授業再開するも…。

休講から1日経ちましたが、前日から雨風の強さは変わりません。

1分くらい外を歩けばびしょ濡れになる天気です。

ただ、この日は学校のマネジメントの判断により、授業が決行されました。

授業を決行した背景にはいろいろな事情があったはず。

直近で卒業を控える学生もおり、授業日を増やしたかったという思いもあったのでしょう。


ただ、そんな思いとは裏腹に問題が発生します。

それは、講師の通勤手段が無いということです。

講師たちの通勤手段はジプニーという乗り合いバスが一般的。そのジプニーが運行していないのです。

多くの学校や企業が臨時休業、また道路のコンディションが良くない状況。

安全上の理由からも、便数が減ることは明らかでした。


その結果、学校の連絡網には十数人の講師の欠席連絡が並びました。

中にはそもそも連絡がつかない講師もいます。身の回りのことで対応に追われているのでしょう。

となるとやはり、授業は通常通りには行えませんでした。

👩「先生が教室に来ていない
👦「欠席の連絡が回っていない」 などの声が多発…。

現場は補講の手続きを取るなど、対応に追われることになりました。

経営層としても難しい判断だったと思いますが、無理やり授業を行っても良いことはないと思ったはずです。

そんな中、台風の日でも学校に来てくれた先生たちには頭が上がりませんでした。

まとめ、後日談

この台風カリーナは台湾を抜け、中国の方へ消えていきました。

天気が落ち着いてきたのは5日後の7月27日(土)。

結果として、平日5日間にわたって影響を及ぼしていきました。

どうしても台風等の懸念から、雨季の留学はハードモードになりがち。

ただ、ほとんどの語学学校には発電機(ジェネレーター)があるので、生活面の心配は抑えられます。

👦「むしろ外出できないから勉強するしかない」、と自分を追い込む動機として使っても良いかもしれません。



留学時期を選べるのであれば、個人的には12月~3月のオススメしますが、雨季も避暑地として優秀です。

自分にぴったりのシーズンを見つけて、フィリピン留学を楽しみましょう!

それでは、また次回!

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